東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

コンセプト次第

2009-08-31 | 経営の気づき
他のものと差別化するための切り口、その考え方が、コンセプトです。
したがって、事業の差別化、商品の差別化、イベントの差別化などあらゆる場で、コンセプトの設定が必要です。
このコンセプト設定に成功すれば、事業経営・商品売上げ・イベント集客等において成功するでしょう。

例えば、私の事務所の事業コンセプトは「風」です。
クライアントの組織体に風を起こすことが我々の使命であり、風の向きを変えられれば大成功です。

風を起こすために、私のブレーンの専門家集団でその方策を考えます。
今までの数々の成功を導いたこのブレーンは、私の数少ない自慢の一つです。

写真は、事務所の事業コンセプトである「風」を誘い込む透明感のある入り口。
「風」が示すように、事務所はガラス張りです。
おかげで、感覚的に屋内と屋外の境目がなく、事務所内でも風が漂っている感触があります。

ラジオ深夜便

2009-08-30 | 雑談
夜中トイレに行って後、眠れなくなりました。
暑さはしのぎやすくなってきたので、暑さのせいではありません。
多分、頭脳疲労の過労のためでしょうか。
そこで、ラジオのスイッチをオン。
NHKの「ラジオ深夜便」をやっていましたが、こんなことを紹介してました。

40年前50年前のドイツの古い真空管アンプを集めては修理をし、改良している人との対談です。
スピーカーもその時代の古いもの。
その音響設備を使って、その方の好きな曲を流すのです。
もちろん、ラジオの向こうの世界では、その音響設備で聞いていますので、温かい音色が聞こえるのでしょうが、こちらはいつもどおりです。
でも何となく、音質に温かさを感じるのは不思議です。

私が特に気に入った曲は、And I Love You So。
スピーカーは、シネマスピーカー。
映画のためのスピーカーですので、人の声がよく通ります。
話が交錯していますが、スピーカーは、私のスピーカーではなくて、ラジオの向こうの音源の話です。
(笑)

とは言え、深夜に聞く愛の歌、なかなかのものでした。

宇宙のつぶやき

2009-08-29 | 私流
我々の生きるこの宇宙は、137億年前、突如、「真空」がゆらぎ、大爆発によって生まれました。
インフレーション宇宙、そして、ビッグバン宇宙です。

私の知識では、この程度しか説明できません。
しかし、宇宙本人のつぶやきが聞こえるとしたら、何をつぶやいてくれるでしょうか。
私には、「宇宙の隅っこにいる地球だけど、態度はでかいなあ。地球だけで飽き足らず、宇宙を汚している。もっと謙虚に生きろ」という声が聞こえるのですが・・・
空耳でしょうか。

素人でも出来る経営診断

2009-08-28 | 経営の気づき
我々、中小企業診断士は、経営診断によって会社経営の状況判断を行います。
その上で、改善法の助言や実行支援を行います。
診断士は国家試験で資格取得できますが、なかなかの難関です。

しかし、診断士でなくても、経営のチェックが出来ますので、簡単な方法をお教えしましょう。
例えば、素敵なお店、よく通っているレストラン、大将と気心の通じている居酒屋など、ちょっとチェックしてみませんか。
店の親しみ度が高まることも期待されます。

トイレのチェック・・・一つのことに現れる症状は、全てに通じます。
例えば、整理整頓、衛生の視点から、トイレを診て下さい。
いつもきれいに掃除していれば、物事の整理が行き届いている店だと思われます。
人目のつかない店の裏なども覗いてみてください。
人の目に付くところはきれいにしているけれども、見えないところは汚いと、経営者の「裏表の存在」が気になります。

店員の挨拶・・・元気な声と明るさをチェックしてください。
繁盛店の共通項は、店のムード、明るさです。
業績の良い会社の経営者の方も、陽気な方が多いですよね。
会社を訪問したとき、社員がすれ違い際にどのような対応をするか、その様子を見ていると、会社風土が見えてきます。

POP広告・・・無給の販売員、これがPOPです。
販売員が接客しなくても、的確なPOPがあれば、お客様にアピールしてくれます。
商品が気になるような説明があれば、合格。
小売店のPOPを、店舗経営の観点からチェックしてみましょう。

私は左手

2009-08-27 | 人生の気づき
仏教における合掌は、右手が仏で左手は自分を表します。
両手を合わせることで、仏と自分を一体化するのです。

もっと詳しく説明すると、左手は迷いの世界、即ち、私たち凡夫のことです。
右手は悟りの世界、即ち、仏さまをあらわします。
この両方の手を合わせることによって、私たちが仏さまに帰依し、救われていく姿を示します。

インドの方たちは、感謝の気持ちを示すときなど、相手の方に合掌していますが、見ていてすがすがしいですね。
日本では、仏教徒であっても、お坊さん以外の方は、日常生活において合掌することは、殆ど見受けません。
しかし、日ごろから感謝の気持ちを持つためにも、形に表す「合掌」が必要なのかもしれません。

怠け者は消えない

2009-08-26 | 経営の気づき
いつの世も、どの組織にも、怠け者がいます。
2割が頑張る人、6割が普通の人、2割が怠け者、この比率はどこでもさほど変わるものではありません。
何かの事情があって、2割の頑張っていた人たちが一斉に退社しても、普通の人たちのグループの何人かが、頑張る人に変身します。
これは、アリの動物実験で証明済みです。

ということは、経営者がどのように頑張っても、怠け者の存在は消えないということを意味します。
しかし、行動力が鈍くて怠け者のままであり続けるとしても、何かの緊急事態には、一時的でいいから、頑張る人に変身して欲しいですよね。
いま経済不況の真っ只中、怠け者グループにどのように変身刺激を与えられるか、もしかすると、動物実験を覆すようなことがおきるかも・・・

前傾姿勢

2009-08-25 | 経営の気づき
人間の記憶は、自分にとって都合の良いようにコントロールしてしまう習性があります。
例えば、自分の犯したミスは早く忘れ去ろうとするし、成功体験は何度も思い返します。
一方、他人に対しての場合は、この逆の傾向があります。
気に入らない部下の場合、彼の失敗をよく覚えており、いつもこのことを引き合いに出してはガミガミ小言を言います。
しかし、これでは部下が萎縮してしまって、大きなことに挑戦する意欲が沸かないでしょう。
社風としては、絶対にまずい状態です。

では、どのように対処するのが正しいでしょうか。
それは、減点主義ではなく加点主義を人事考課などに採用することです。
マイクロソフト社では、失敗を犯したことのない人は昇進できないことになっています。
まさに、挑戦する果敢な精神力を持たない人は「大きな失敗」は体験できないことを認識すべきです。

失敗を恐れない風土、失敗を許す風土が、前向きの積極派人間を育てます。
したがって、社内には減点主義を廃止して加点主義を採用しましょう。

私の好きな人

2009-08-24 | 人生の気づき
私の好きな人は、好きなところを探す人です。
何かの縁で嫌いな仕事に就いたとしても、じーっと我慢して、好きになれそうなところを探している人。
そんな人が好きですね。

ですから、一緒に飲みに行っても、上司や同僚の悪口ばかり言っている人は、何か口実を作っておさらばします。
なにしろ、酒がまずい。
話している側はストレス発散になるかも知れないのですが・・・
私のストレスがたまります。(笑)

酒を楽しく飲むためには、プラス志向の言葉だけを発すべきです。
褒める言葉はオーケーですが、けなす言葉は禁止です。

命の洗濯

2009-08-23 | 雑談
風呂の効用は、食養の開祖、石塚左玄が、「温浴(ふろ)及び発汗は人体の脱塩(しおだし)法なり」と言っています。

風呂の脱塩と言うのは、塩分の摂り過ぎの人に対して、風呂で汗を出して、余分の塩分を捨てなさいという意味。したがって塩分の摂取量が多くて、元気が有り余った人は、熱めの風呂に入って、しっかり汗を流すと効果的です。

一方、塩気の摂取量の少ない人は、熱くない普通の湯かげんの風呂に入った方が良いそうです。汗を無理に出さず、体を温め、血液循環を良くすることによって、健康を維持することが出来るとか。

(写真は今治市大島の民宿「千年松」の風呂)


来島の魚は美味い

2009-08-22 | 雑談
家族12名で、今治市の大島、民宿「千年松」を攻撃。攻撃とは、穏やかな話ではありません。しかし、出てくる魚を次々とたいらげる有様は、まさに「攻撃」という表現がピッタリです。流れの速い来島海峡で獲れた魚は、歯の弱い人からすればしり込みのする食べ物かも・・・しかし、日本酒好きの男衆は、酒と絶妙に合う各種魚料理に舌鼓を打ちました。

この民宿、風呂もなかなかです。瀬戸内海を眺められる「露天風呂」や「畳敷きの風呂」など期待以上の施設です。是非、お試しあれ。

流れるままに

2009-08-21 | 経営の気づき
老子の教えに次の一説があります。
「生命の流れるままに流れる者は、疲れも感じないし、涙を流すこともない。治すこともなければ、改めることもない」

経営も同様に、社会の流れるままに営む(社会的ニーズに対応させて経営を変化させる)場合は、経営に行き詰まりをきたすことなく、平然とした営みを行えます。
ただ、流れを知り流れに対応することが、至難の技です。

同じ業に長く携わっていると、固定観念からの脱却が難しく、自分を変えることが出来ません。しかし、ただひたすら、流れに身を任せると、無事乗り切れるかも。

やる気のポーズ

2009-08-20 | 雑談
行政とか各種団体でよく見受けられるのが、やる気を見せるためのポーズ。やる気はさほどないのですが、社会に対して、「頑張っている」という姿勢を見せようとします。その気配を察知してもらえば、それで目的は達成です。したがって、どれだけの成果が出たのかという成果の数字ではなく、ポーズを示すだけで終了ですから、何とも情けないです。

例えば、交通安全協会でやっているのが、通行車両をわざわざ止めて、「運転ご苦労様。交通事故に気をつけてください」と鈴虫などを渡す作業。こんなことをして効果があると思っているのでしょうか。もう少し、知恵を使って欲しいものです。

あるいは、殺人事件の時効が近づいて、改めて近隣の人たちにビラを配り、「何か情報をお寄せください」などとお願いして、果たして効果があるのでしょうか。もうすでに、近隣一帯はローラー作戦にて情報集めはしているはず。しかも、記憶力の不確かな、事件が経過して何年も後では・・・

これらは、いずれもポーズを示しているだけです。私たちは頑張っていますというポーズを。

もっと実効性を高めるために、知恵を使って欲しいものです。過去の例を踏襲するという一番簡単な方法は、一番情けない方法であることに気付いて欲しいものです。

歯を食いしばる

2009-08-19 | 私流
私の自慢の一つは、休肝日の設定です。酒飲みの私ですが、週に一度ないし二度、酒を飲まないことにしています。

その日は、歯を食いしばります。なにしろ、夕方になると、酒恋しくなる私ですから、酒を抜くのは大変なのです。歯を食いしばって我慢します。そうすると、翌日の酒が、こよなく美味しいのです。我慢した後の酒だからこそ、美味い。

親しむべき取引先

2009-08-18 | 経営の気づき
人は、親しむべき友と、親しむべきでない友とを、見分けなければなりません。親しむべきでない友とは、むさぼりの深い人、言葉の巧みな人、へつらう人、浪費する人です。親しむべき友とは、本当に助けになる人、苦楽を共にする人、忠言を惜しまない人、同情心の深い人です。

企業も同様に、親しむべき取引先と、親しむべきでない取引先とを、見分けなければなりません。自ら親しむべき取引先を得ることは容易ではありませんが、自らも親しむべき取引先になるように心がけねばならないでしょう。

自社が親しむべき取引先になれば、正しいがゆえに光り輝き続けます。

大切にしたい楽歴

2009-08-17 | 人生の気づき
「がくれき」と言えば、一般的には、学歴をイメージするでしょう。しかし、私が大切にして欲しい「がくれき」は、学歴ではなく楽歴の方です。即ち、「楽しいことをたくさん経験しましょう」と申し上げたいのです。しかも、自分の好きな偏った方面のみでなく、あらゆる未経験の世界を楽しみましょうと、言いたいですね。

それは、私の魂を揺さぶるような出会い体験に基づいています。素晴らしい方々は、様々なことを経験しておられ、人生を弾んで生きておられるからです。

経営コンサルタント26年間の経験で感じています。