東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

ビックリ仰天

2010-07-31 | 雑談
私のブログを見ることが、ある会社では、社員全員に義務付けられていることが分かった。社員教育に使えると考えた社長は、社員に「毎日でなくても良いから、時々アクセスして、色々と学びなさい」と言ってくれた。しかし、ある社員は、「酒の話が多いけど、あれで勉強になるのですか」と、社長さんに質問したとか。笑
嬉しいような恥ずかしいような話。

しかし、その後、酒好きのその社員の方は、「ブログで色々気づかされます」と、社長に報告したそうだ。

そうなんです。時々は、真面目な奥の深い話しもあるので、参考になるはず。笑

どの顔を見るべきか

2010-07-30 | 経営の気づき
これまでの常識では、企業の最大の役割は、株主の富を最大化することだった。

しかし、最近は、顧客・従業員・株主・コミュニティーなどあらゆる方面の関係者を、ほぼ同等に重視する企業が業績を上げている。要するに、社会を無視する企業は、顧客からも見放されるということだ。

損得関係の濃い出資者やお客様だけの顔色だけを見ないで、一見、利害関係の無い方たちにも配慮し、全体を見ることは重要である。

マル秘「お座敷遊び」

2010-07-29 | 私流
先日の飲み会で、仲間たちと、ある遊びを計画した。最近の若い人たちが経験していない「お座敷遊び」である。

松山検番から芸子さん二人を座敷に呼び、三味線を弾いてもらって、踊りを舞ってもらう。私も若い頃は何回か経験したが、この20年はご無沙汰である。参加者が大勢だと、場の雰囲気が壊れるので、10名以内に抑える予定だ。メンバーは、楽しいことにはお金に糸目をつけない人、ユーモアセンスのある紳士、この二つの条件を満たす人が選定条件だ

予定では、10月か11月。これでまた一つ、生きがいが増えた。仕事の後のご褒美、これがあるから、仕事に力が入る。

事業経営の分権化

2010-07-28 | 経営の気づき
一般的に、管理職の人たちは賢明で、最善の決定を下すと思われていた。このため、会社組織は中央集権型で、本社しかも上層幹部が重要方針を決めるのが常識であった。しかし、これまでの固定観念を取っ払って、次のように考えてみることが出来ないだろうか。

最近の新入社員は高学歴化しており、学ぶことに熱心だ。しかも、情報を持っているのは、本社よりも現場、上層部よりも現場なのである。したがって、権限委譲によって、下の者に実行を委ねていけば、素早く正しい対応が可能になる。

あるいは、市場は、企業の誰よりも賢いという事実がある。したがって、市場の反応を素早く見ることが出来る現場社員に権限を集中させるべきである。現代の構図と逆説的なこの考え方、一考の価値があると思うが如何。

ただいま108名

2010-07-27 | 私流
内子町の亀岡酒造を応援する会「千代の亀101」は、会員101名で打ち止めと決めていた。会の欠席者を減らすためには、幽霊会員的な人は徐々に排斥し、新陳代謝を高めたいというのが、最初の狙いである。しかし、会発足より2年経ずして、101名に到達。そこで、にわかに、101名で打ち止めすべきか、どんどん希望者を受け入れるべきか、協議することになった。

そして、23日の会にて決定。101名にこだわらず、どんどん会員を増やそうということで決着した。日本酒の大好きな人、この指にとーまれ。

我々会員は、皆、紳士淑女である。酒に飲まれる人は一人もいない。全員、誰一人として、酒で崩れない。これこそ、本物の酒道である。

綺麗な汗

2010-07-26 | 人生の気づき
汗には、二通りの汗があると思う。要するに、「綺麗な汗」と「汚い汗」。損得勘定ではなく奉仕の精神でかく汗が、綺麗な汗。一方、汚い汗は、人の見ていない間に機敏に体を動かして一儲けをしようといった、自分のための汗が「汚い汗」。

多分、生理学的にも両者の汗は、成分が異なるのではなかろうか。というのは、死刑囚が怒った時の息を瓶の中に入れ、その中にネズミを入れると、死んでしまったいう実験結果を思い出したためである。その時の気分によって、汗などの排泄物も、成分的に異なるのではなかろうか。

そして、私は、昨日の日曜日、町内清掃にて、綺麗な汗を流すことが出来た。公園を綺麗にする町内清掃だが、付近はマンションやアパートが多く、町内活動に参加する人は少ない。総勢15名足らずの人数である。しかし、幼い子供を連れての熱心な方もおられ、心が洗われる1時間であった。

ダブってたらごめんなさい

2010-07-25 | 私流
私がブログを始めたのが一昨年の5月。よほどのことが無い限りはアップしているので、ほぼ毎日書いている。しかし、振り返ってみると、同じようなことを書いたこともあるような・・・ないような・・・

講演やセミナーの講師を務めるときにも感じているが、「この方たちにこの話をしたかどうか」と悩むことがある。ブログも同様だ。内容をまとめながら、この話前に書いたのかなあと、キータッチが止まることがある。

もし、ダブった内容があれば、ごめんなさいね。でも、ダブって書いたとしても、その時の気持ちや考え方が違うはずなので、ダブりの内容であっても、何らかの違いがあるはず・・・と、自己弁護。笑

実話・シベリア捕虜収容所

2010-07-24 | 人生の気づき
太平洋戦争が終了して後、たくさんの日本兵がシベリア捕虜収容所に収監された。その収容所で実際にあった話をご紹介する。

極寒の地シベリアで強制労働をさせられる日本兵は、飢えと寒さに耐えられず、多くの人が亡くなった。しかし、ある一人の捕虜は、肌もつやつやと元気に働いていた。その秘訣は、自分の意思で能動的に働いていたからである。他の人は、看守の目を盗んでは、体力温存のために労働をサボり、自分から進んで働こうとはしなかった。しかし、そのような人たちは、看守の目は盗めても、自分の気持ちはごまかせない。寒さの中で、自分をゴマかして過ごす時間は、かえって体力を衰えさせたのである。

その差に気づいた、その部隊は、全員が、看守から強制されるからではなく、自分の気持ちとして、能動的に働くように転換させた。そうすると、ソ連兵の看守が日本兵を見る目も変わってきた。尊敬の念で見るようになったのである。

その後、その部隊は、看守の将校の配慮によって、外で働く過酷な労働から免れ、缶詰製造工場に配置転換された。したがって、他の部隊が多くの犠牲者を出したのと異なり、当部隊は、最小の犠牲者にて、日本に帰ることが出来た。

この話を聞いて、何を考えられるだろうか。私は、仕事は受身でするのではなく、能動的に自分の気持ちを入れて働くことの重要性に気づいた。やらされる仕事の場合には、疲労度が大きいのに対して、自分から喜んで積極的に働く場合は、長時間働いても疲労度は低いということだ。

ラジオが最高

2010-07-23 | 私流
最近のテレビはつまらない。したがって、私は、殆どテレビを観ない。ラジオが中心だ。

ニュースは、さすがにテレビの映像情報に負けるが、あとは映像が無くても差し支えない。というか、映像が無いから、想像の世界が開け、脳を働かせないと理解が広がらない。ここが、ラジオの素晴らしいところだ。右脳を鍛えたい方には、是非、ラジオをお奨めしたい。

テレビばかり観ていると、馬鹿になる。音と映像でくだらない情報を流され、それを何も考えないでぼうっと観ていると、脳が劣化する。しかし、時にはぼうっとすることも人間は必要なので、短い時間ならば許される。長時間見過ぎないようにご注意。笑

(今日の私流の意見、反論が多いかも。反対意見、どんどんコメントでお寄せ下さい)

小さな成功

2010-07-22 | 経営の気づき
いま支援している会社の方が、良い知らせを報告してくれた。

部品製造業を創業したのが今年の初めだが、順調に仕事が増えているため、機械を増設したいという。しかし、通常は、創業間もない会社に対しては、追加融資はされない。足元が不安定なためだ。

そこで、私は、今後の経営方針を戦略として文章化し、年間計画も作成した上で、受注品ごとに原価計算を行って、月次決算を行う方法をアドバイスさせてもらった。事務管理力が無いので、本当に簡単な方法を教えさせてもらった。

すると、銀行の方が、「このような計算方法は始めてみた。今後ともこの月次決算を毎月出してもらえるならば、追加融資に応えても良い」と言って頂いたそうである。バンザーイ。

経営者の奥さんが、満面に笑みをたたえて、もたらしてくれたこの報告。毎日仕事に追われている私にとっては、一服の清涼剤である。95%の人が、アドバイスの結果どうなったかを報告してくれないが、嬉しい報告をして頂くと、益々応援したくなる。人間ってそういうもんだよね。

建物の品格

2010-07-21 | 私流
私の事務所の建物には看板がない。写真のとおり、入り口の横に、小さく表示している程度である。それは、設計を頼んだ設計士さんが、「建物に品格がなくなるから、看板の取り付けはやめましょう」と言われたことが原因だ。

しかも、その助言に、私自身が納得した。経営コンサルタントの業種は、広告宣伝をして仕事を取るというものではなく、クライアントの口コミによって、実績が噂になって、仕事が舞い込んでくる方が理想なので。

私の知っている人気の飲食店も、看板をつけていない店がある。看板をつけて大きく宣伝しなければならないのは、中味が伴ってないからかも・・・
(今回も言いすぎ?)

雑の哲学

2010-07-20 | 人生の気づき
雑草という名の植物は無い。雑草と呼ばれているものの、それは、人間が人にとって役立たない草に、勝手につけた名前だ。雑草と一くくりに言うが、それぞれに名がある。

人間は勝手なもんだ。自分に役立つかどうかが、一つの大切な分類基準なっている。雑魚とか雑巾とか、雑が頭につく熟語は結構多い。しかし、それらと同じグループの「雑学」も一般には大したものではないと思われそうだが、しかし、役立ち度は大きい。

私が講演した時に受ける話の内容も、実は、「雑学」の話なのである。ということから、見かけによらず役立つものが「雑」かもしれない。その最たるものが、雑草であり雑誌であろう。様々な知識・情報が盛り込まれた雑誌は、雑学の宝庫である。

演劇を組み入れた社員教育④

2010-07-19 | 私流
今回の新しい教育手法開発の目的は、人間教育である。頭で考えたみせかけの行動ではなく、心で動く人間教育が狙いとしてある。

現在のマニュアル社会では、あるべき行動手順をまとめたマニュアルに従って行動すればよい。それで、お客様満足度は高くなると考えている。しかし、これでは、心が抜けてしまう。一番大切な心のありようを示さないマニュアルに、私は納得できない。そこで、お客様の心を尋ね、自分の心を示す、「心のキャッチボール」を教育する形を整えた。

第一回の講座は、秋には開設できそうである。

絶食の楽しさ

2010-07-18 | 私流
昨日、1日の絶食をした。厳密に言うと、一昨日の夕食から昨日の昼食までの間だが、この方法が一番楽だ。朝食から夕食までを抜くと、夕食を抜いた当日の夜が苦しい。この苦しさを除くためのテクニックが、夕食から絶食開始という方法である。

そうすると、1日食事を抜いたあとの食事が、本当に美味しい。最初の食事は、お粥のみだが、これが美味しい。生きてることのありがたみを、つくづく感じる。

仕事も順調、家庭も順調。幸せです。
強いて難を言えば、忙しすぎること。でも、仕事をいただけることの感謝の方が先だから、小言はいえない。
1日の絶食による解毒作用によって、体も健やかに・・・

カットすることの大切さ

2010-07-17 | 経営の気づき
天気予報の決まりごとを、ある方から教わった。その方曰く、「天気予報のマークは、二つまでが限度で、三つ以上の記載は出来ない。それは、利用者が混乱するから」と。

予報官等のスタッフが、真実を伝えるという使命を持っていても、利用者が混乱してしまっては、これはまずい。したがって、真実を伝えるというミッションを超える優先順位として、「勘違いしないように分かりやすく伝える」という重要事項がある。このことは、経営活動におけるコミュニケーションの問題と繋がってくる。

例えば、部下の変えて欲しいことをたくさん並べるよりも、一つか二つに限定する方が、効果的だということだ。