動物はそれぞれ寿命が異なりますが、心臓の心拍数はほぼ一緒らしいです。例えば小さな動物のネズミの心拍数は早いですが、それに比較して大きな象の心拍数はゆっくり。生涯の心拍数はどの動物も15億回程度のようです。しかし、人間は違うのです。何しろ科学文明によって色々な便利な機械器具が登場し、寿命を延ばしてくれました。
以前は日持ちのしなかった食べ物ですが、日持ちさせるために塩分を入れて食品を長持ちさせます。すると、塩分の摂り過ぎから病気となり寿命が短くなりました。しかし、最近は冷蔵庫が登場し、塩分を入れなくても食品の日持ちが可能となったわけです。このようにして近年は寿命が延びましたが、本来、15億回という心拍回数からすると、人間の寿命は40歳そこそこらしいです。
40歳以降の寿命は余分の人生とも言えなくないわけです。この話を生物学の大家から、ラジオで聞いたわけですが、少し人生観が変わりました。要するに、あくせく働く現代人ですが、40歳以降はもっとゆっくりとスローペースで人生を楽しみたいものです。