東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

義憤

2010-03-21 | 私流
道義をわきまえない人に出会うと、私の血圧も上がってしまう。先日、こんなことがあった。

某団体から依頼された仕事をこなし、その報告書を記載して送った。何しろ、国のお金が関わっているので、県と国に報告しなければならないからだ。私は、例によって、体裁を繕うことなく、発注者を気遣うことなく、ありのままを記載した。

今回の事業が不成功に終わった理由は、要約すると、「某団体が自分たちのミッションに従わず、手間を惜しんだから」と記載した。しかも具体的に、二つの団体名を列挙した。すると、発注者の担当者は、その団体名を具体的に記載しないで、関係機関とぼかして記載するように要請してきた。

私が提言した内容を進めようと言うのではなく、そのことについて議論するのではなく、事業効果を追求しようと言うのではなく、体裁を繕うための報告書の訂正を言ってきたわけだ。何故、効果を求めないのか、形ばかりにこだわるのか、憤懣やるかたない思いである。


特に、福祉の仕事に携わる方については、熱いハートを持って欲しいが、まだ、そのような方との巡り会いはない。