東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

保身と忖度

2018-06-13 | 初体験の気づき
自分流の仕事をしたいために独立した私ですが、昨年、ある地方自治体から頼まれて特別職に就任しました。面白そうなテーマだったので、何の問題もないと思って、月に8回そちらで公務を始めました。

大失敗です。官僚の方は、民間人とは体質がずいぶん違います。上司を含めてあらゆる周囲から非難をされないように、鎧を着ての仕事なのです。ご当人たちは毎日のことなので気づいてないのでしょうが、民間人からすれば、重たい気分になります。

あまりにも気遣い度が大きいのです。私は、成果そのものを求めて仕事をするわけでして、私の評価はどうなろうと全く関係ないのですが、周囲の人たちは私の業務成果が自分に及ぶものですから、私の仕事の仕方まで気遣いするわけです。

この保身と忖度、いま国会でも騒がれていますが、官僚の体質かもしれません。その世界に入ってみて実感しました。本当に嫌な世界です。

難しきは忍耐

2018-06-06 | 人生の気づき
現代人は耐えることが弱くなりました。即ち、忍耐の実行ですが、忍耐には、実行するという一面と実行しないという両面の意味を持ち合わせています。

前者は、何か目的を立てて何が何でも実行するという意味合いのものであり、後者は、怒りなどを態度に表さないといった、実行しないで耐える意味合いのものです。どちらも難しいのですが、私が難しさを感じるのは、特に後者の方です。

怒りを抑えたりしてはいけないことを抑制するこの忍耐が、難しいのです。