東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

命ぜられるままに

2013-05-31 | 人生の気づき
身体が命ずるままに行動することは、良いか悪いか。人間性に問題のある人が、したいがままに行動することは大問題である。しかし、人徳者の場合だと話は別。生理的な欲求のままに行動することは、健康上も良い。

私は人徳者ではないが悪人でもないという意味で、中途半端かもしれないが、身体が命じるままにその欲求を聴くように注意している。もちろん、本能の奥深い意識を確認しながら決めるので、多少の倫理観には反するものの問題を起こすことはない。笑

時間はコスト

2013-05-30 | 経営の気づき
我々経営コンサルタントにとって、最大のコスト要素は「時間」。したがって、いつも終了目標時刻の納期をチェックしながら仕事をしている。平均すると、15くらいの仕事がいつも同時進行しているので、納期の支障が無いように、かつ品質アップを目指して、トラブル発生を未然防止している。

しかし、忙しくストレスがたまる仕事だけに、ガス抜きのための「遊びの時間確保」にもこだわっている。これが健康維持の秘訣かもしれない。一刻も無駄な時間を過ごさないと言いながらも、健康確保のためには「無駄時間確保」が必要なのだ。一見矛盾しているかに見えるが、実はいたって合理的なのである。

腑に落ちない方は、写真の本を是非購読いただきたい。目からうろこになること間違いない。

習慣化すべきか否か

2013-05-29 | 失敗の気づき
私が習慣化しているものを並べてみると次の通り。週に2回の散歩。朝晩の読経。早朝の気功。月1回の写経。そして、週1~2回の休肝日。最後のところは裏返しに言うと、週5~6回の晩酌ということになる。

さて、物事を習慣化することの効用はあるのだろうか、あるいはまずい点もあるのだろうか。習慣化の利点は「継続」という点が最も分かりやすい。一度習慣化してしまえば、その負荷は格段に減る。最初のトライは難儀だが、継続することによって、負荷は徐々に減る。むしろ、しないことに違和感を感じるようになるから、その力は大きい。

私の場合も、毎晩の飲酒が続き休肝日の設定が出来ていないと、居心地り悪い気持ち悪さが残る。この力が習慣の魔力である。

一方で弊害もある。一度習慣として取り込まれてしまうと、その習慣がうまく機能しなくなり、見直す必要が出た場合でも、なかなかやめることができない。これは企業の業務プロセスによく起きがちな話で、「なんでこんなことやっているのか」と聞くと、前にいた人から引き継いだからと、以外に理由がないということはよくある。

我が身を振り返ってみても、長く読んでいるからというだけの理由であんまり面白くないブログを読んだり、あまり効果のない定例会への参加など習慣として染みついた無駄というのは結構あるものだ。したがって、消すべき習慣にもメスを入れる必要がある。





名前をつけられた家具たち

2013-05-28 | 初体験の気づき
先日、珍しい方に出逢った。前から交流していた人だが、ふとしたことからこういう話が出てきた。

「私は、洗濯機や扇風機など、何でも全てのものに名前を付けているんです。例えば、24年使っている洗濯機がいたみそうになると、〇〇ちゃんがんばってねって。そうすると不思議と元気になるのですよ」

植物と人間との意識の交流は時々聞くが、無機質なものに対しても交流すべきかもしれない。本来意識を持っていなかったものに、もしかすると意識が芽生えるかもしれない。火をおこすには空気や風を送るが、こちらから気持ちを送っていると、向こうに気持ちが宿るかもしれない。事実とは異なるかもしれないが、そう思っていると楽しいよね。

長生き出来るかな

2013-05-27 | 初体験の気づき
昔から日本人は「初物」にこだわってきた。その年初めて収穫された初物には、他の食べ物にはない生気がみなぎっているはずで、それを食べれば、新たな生命力を得ることができると考えられていたため。

江戸時代、流通市場が整うと、とくに江戸っ子たちは競って初物を求めるようになった。一時は幕府が、魚・貝類・鳥・野菜や果実などの売り出し日を決定し、初物を求める風潮を制限したとか。

ということで、私も先日、初物のスイカを食べた。熊本のスイカはさすがに美味しい。


仕事のできる人

2013-05-26 | 経営の気づき
「忙しい人」と「仕事のできる人」の違いを並べてみると、「忙しい人」のまずさが見えてくる。

忙しい人は、「忙しいと周りに言えば、カッコイイ、頑張っている」と評価してくれると思っている。
仕事ができる人は、「忙しい」と周りにに言うことは、「無能の証明」だと思っている。

忙しい人は、終了時間への認識が甘い。
仕事ができる人は、絶対にここまでに終わらせるというスケジュール意識が強い。

忙しい人は、「プライベートの時間をとれたらいいな」的にしか考えていない。
仕事ができる人は、「プライベートの時間は絶対にとる」と最優先的に考え、その時間を確保する努力をしている。

忙しい人は、ホントはやらなくてよい仕事をたくさん抱えている。
仕事ができる人は、自分しかできない仕事が中心で、権限委譲が上手である。

忙しい人は、段取りを重視していない。
仕事ができる人は、段取りを考える時間を十二分にとっている。

忙しい人は、携帯電話をかける数より、かかってくる本数が多い。
仕事ができる人は、携帯電話にかける数の方が多い。(携帯電話にかかってきて仕事を中断させられる事態を、先手を打って防いでいる)


酒を飲みながらの収録

2013-05-25 | 初体験の気づき
6月放送のラジオ番組の収録は、なんと酒を飲みながらの展開だった。15分番組だが、私が出演するのは4週連続。したがって、2回目よりも3回目といった具合に回数が進むほどに、酔いが回っている。最近のことだから、まとめどりしていることは、番組ファンも知っているだろうが、今回はっきりと証明される。

怖いのは、私自身の秘密をばらしてしまわないかということ。しかし、収録を終えて振り返っても危ないことはしゃべっていなかった気がする。

本音のトーキングが出来たこの番組は南海放送「守谷編集長の帰ってきたあしたマガジン」。放送時刻は、6月2日9日16日23日の17時から。

人生を倍楽しむ

2013-05-24 | 人生の気づき
最近、人生を倍楽しむ方法に気づいた。それは感情移入の力を高めることによって、感動する力・喜びに気づく力を高めるというもの。無感動にしゃべらずに、出来る限り自分自身の心を高揚させる方が良い。私の場合は、酒というツールを用いることによって、このことは容易に達成できる。

最初は酒の力に頼っていたが、最近は酒なしでも感情移入できるようになった。何事も訓練だ。

犯行現場を見ちゃった

2013-05-23 | 初体験の気づき
ある中華料理店にて、不正なことをしていたお客と遭遇した。なんと、ある家族グループが、食べたものを書いた伝票が無いと言い張っているのだ。私たち家族の横で食べていた彼らは、相当の量を食べていた。よく食べる人たちだなと気になっていたのだが。

私が先に店を出た後、レジで、そのグループが伝票が無いと言っている。その様子を母と家内が見ていた。しかし、我々のテーブルの横で、ご主人が伝票をもって先に出たのを目撃していた。明らかに計画的犯行だ。そして、レジで申告した食べ物のメニューは、実際に食べた量よりもかなり少なかったとか。

母と家内は、言いがかりをつけられてはいけないと、店の人に何も言わなかったらしい。私がいれば、店の人に言ってあげるのだが・・・。普段から不正なことをしている人は、ここまでしても、心が痛まないのだろう。本当に悲しい人たちだ。

母さん助けて

2013-05-22 | 雑談
最近は、「助けて」と言えない人が増えているという。仕事が無くお金が無くなっても、あるいは、自分一人が孤軍奮闘するしかない職場においても、命に関わる状態に至っても「助けて」と言えないとか。その様な人たちの共通項は、責任感が強く、自分で問題を抱えこんでしまうタイプだろうか。

そう言えば、私も過去を振り返った時、誰かに助けを求めたことはない。しかしよくよく考えてみると、「助けて」という言葉は用いていないものの、「お願いします」という言葉で、私の後押しを依頼したことは何度もある。危機的な状態だと「お願いします」ではなく、より直接的な行動を求める「助けて」の方が良いのだろうが、プライドもあるからなかなか「助けて」とは言いにくい。

でも詐欺師は、「母さん助けて」と簡単に言うんだよね。

心のクリーニング

2013-05-21 | 人生の気づき
汚れた衣服や身体はすぐに気になるが、汚れた心は気になりにくい。心が汚れていると、汚れた己を見逃してしまう。しかし、汚れたまま放置していると、垢が染み付くので定期的に心のクリーニングしなければならない。私の場合は、座禅と朝晩の読経。座禅は、最近回数が減っているので復活しなければならないと考えている。この二つが私のクリーニング法である。

人間だから心が汚れることもある。しかし、その汚れをしみつかせないように、いつも汚れ具合を見ていなければならない。毎晩飲む酒の消毒では、汚れを落とせないのは残念である。

周囲が変わってきた

2013-05-20 | 私流
以前の友人と今の友人は、性格・個性・哲学が大きく異なっている。まさにこれは、私が以前と変わってきたあかしでもある。毎日自分の姿を見ていると、その変化に気づかない。しかし、私の周囲を見回した場合、交友関係や仕事の内容など大きく変わっているのはすぐわかる。

したがって、その変化状況をチェックするには、そのものを見るよりも周囲環境の変化を見る方が確かだ。

有終の美

2013-05-19 | 人生の気づき
人間は、どうも最後のことを考えないで、最初のうまみだけに目をつけて取り組むことが多い。しかし、問題は最後を飾れるかどうか。例えば、行政が第三セクターの事業を興しても、殆どが失敗している。それは、どのような状態になれば撤退するかの撤退基準を定めていないためだ。

最初から撤退基準を決めておくことは普通はしないが、しっかりした会社の場合は、このあたりが的確に準備されている。人生の最期である「死」にしても、経営の最期である「清算処理」にしても、会いたくない場面を最初から計算しておくことは非常に重要だ。

考え方次第

2013-05-18 | 経営の気づき
先日のコンサルティング先にての話である。いま人事考課制度を作っているのだが、評価点の話になった時、経営者は次のように語られた。「評価点が低い人がいたとすれば、その原因はその人本人にある場合もあるでしょうが、経営者の私に原因があるかもしれない。そのことを教えていない、訓練していないというのは経営者側の問題ですから」と。

このように自らの非を先にあげられた方は初めて。やはりこういうものの考え方だから、経営が順調に伸びるのだろう。因果応報とは、まさにこのことだ。

演じる醍醐味

2013-05-17 | 経営の気づき
ふとしたことから演劇界の方たちと親しくなり、おかげで、私の社員教育講座に「演じる要素」を組み込むことになった。やってみて分かることだが、想像以上にその成果が現れそうである。ということで、最近は、この講座をこれまでにない教育講座にブラッシュアップしようと、密かに企んでいる。

演じるためには、感情移入しなければならない。したがって、自分に割り振られた登場人物と、さらに加えて、かかわりのある登場人物の性格分析が最初の作業である。さらに、状況分析も必要である。その言葉を述べるときに、どのような気持ちになっているかを把握しなければ何ず、結構準備作業が要せられる。

このようにして、正しく演じられる段階になると、状況分析がさらにシビアなレベルに至る。まさに、社員教育にはうってつけの手法である。この教育法の副産物は、連帯感の醸成である。セリフをしゃべるときには感情移入しなければならないため、仲間の真剣な気持ちが伝わりやすくなり、仲間意識が盛り上がることは間違いない。