東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

まちづくりのスタートは人づくり

2010-03-16 | 経営の気づき
まちおこしの仕事は随分手がけたが、成果の出た仕事はそれほど多くはない。それは、私の提案の品質レベルに問題があるかもしれないが、なかなか採択していただけないと言うジレンマも大きい。なかでは、双海町のまちづくりに、私のプランが幾つか採用頂いたが、他の成功事例は数えるほどだ。

このまちづくりの仕事に従事して思うことがある。それは、行政区域の存在である。地図上には、行政区分がしっかり線引きされているものの、生活においては線引きはない。あの道から向こうは隣の市であっても、住民でない人たちは知らないこともある。問題はここだ。町おこしを行う際には、行政区分は意識すべきでないのだが、実際には、乗り越えられにくい障害となっている。

例えば、商店街においても、同じような問題がある。○○商店街振興組合と△△商店街振興組合は別の存在だが、消費者からすれば全く関係のない世界である。したがって、共同の力によって取り組まなければならないが、商店街でも行政と同じように、協働関係がうまく機能していない。

もっと仲良く、仲間意識を働かそうよ。