東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

食の向き合い方

2010-03-20 | 私流
2月の入院体験以来、私の食事観が180度変わった。そして、このことが、私の食事哲学の根本を変えようとしている。そのことに気付いて、嬉しくなった。自分自身の成長に気付いた小さな喜びである。

人は、ほかの人と会話するとき、大切にしなければいけない人ほど、真剣に向き合う。雑念が生じることもなく、その人が話している話題に、全てを集中させている。したがって、お互いが二人の話の世界に入り込み、別のことを思い出したり考えたりすることもない。

食事の場合を考えてみよう。「自分の命を長らえるためにとる、1日3回の食事は、毎回、真剣勝負でなければならない。本来長らえるはずの植物や動物の命を戴くのであるから、その対象物を100%意識しておかないと、相手の命に対して失礼である」と、最近、思い始めた。

親しい人と会話するときと同様に、食べ物に集中する。そして、会話する二人が同化するように、自分と食べ物が一体化する。こうなれば、当然に、体内吸収する栄養の度合いも高まるはずだ。

このように感謝して食事させて頂くと、とにかく美味しい。戴く食事を美味しくするか否かは、人間である自分の最低限の勤めである。