東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

人生は目分量

2011-04-30 | 人生の気づき
私の人生は目分量だ。若いころは、事前に現地を測量して、具体的に計画を立ててから行動していた。しかし、最近の人生は、目分量で行動している。

例えば、血圧を測るには、下着も脱いで、素肌に計測器をまかないと、正しく測れない。しかし、正確に数値が分かったとしても、高血圧が治るわけではない。したがって、アバウトの数値が分かればよいと思っている。とにかく、全ての考え方がこんな風に、目分量である。

料理の達人が、目分量で調味料の量を決めているが、さすが達人は、目分量でも一定の量を保っている。多くの世界の様々な名人も、目分量という名人芸があるから、名人と呼ばれているのかもしれない。大体の感覚と言う目分量が、実は、絶対的に正確な量を確保するのであるから、名人はすごい。ということは、目分量の人生も、本来は、達人の生き方かもしれない。

アイディア創造

2011-04-29 | 経営の気づき
煮詰まった脳は、思考が固定されて、堂々巡り状態になる。このときは、脳の同じ部位のみ稼働している状態なので、別の部位を動かすような行動をしなければならない。私の場合だと、気分転換に、サックスを吹いたり、それまでやっていたことと違うことをする。さすがに、仕事中のときは、私でも酒は飲まない。

目のフォーカスをダイナミックに切り替えるのもよい。遠くを見たり、細かいものを見たり、散歩に行くのもよい。PCの前で考えていても、脳への変化は少ないのでダメだ。とにかく、環境を変えよう。場所を移動するだけでも、集中力を高めることに役立つ。

音読をするだけでも、思考系が活性化するから面白い。ただし、脳そのものが劣化しているときは、アイディアの出しようもないのだが・・・笑




何が本当 ?

2011-04-28 | 雑談
昨日の散歩のテーマは、「矛盾探し」。早朝の1時間の散歩で、私が勝手に出した問題「矛盾探し」に挑戦した。最初の40分では何も見つからなかったが、傘を差して歩いている一人の女性を見て、問題が解けた。

昔は、白い純パラソルが主流だったが、黒い日傘の方が、紫外線カット率が高いとマスコミで取り上げられて以来、黒が天下を取った。あるいは、昔は、風邪をひいたときは、風呂に入っては駄目と言われていた。しかし、最近は、風呂に入っても構わないと言われ始めた。

癌になれば、西洋医学では、100%の医師が癌細胞の摘出を支持した。しかし、最近は、摘出するよりも、共生を薦める医師も現れ始めた。あるいは、人体に影響のある放射線量の許容範囲にしても、政府の都合で、どんどん変更している。

何が正解で、何が間違っているか、分からない。ある時点を契機に、正解が変わるのであるから、我々無知な市民は、何を頼りにすればよいか分からない。こんな矛盾を発見した昨日の朝は、体を動かす以外に頭の体操をした、1時間でもあった。

自信の造り方

2011-04-27 | 人生の気づき
「自信」は、自分を信頼すると書く。自分を信頼していれば、いつも自信のある自分でいられることが出来る。しかし、幼児の頃と違って、失敗体験を繰り返して大人になる我々は、自信喪失者が多い。では、自信のある自分に仕立てるには、どのようにすればよいか。

先ず容易に思いつくのが、小さな成功体験を積み重ねることだ。いきなり大きなことに挑戦すると失敗の可能性も大きく、さらに自信喪失に陥るかもしれない。したがって、着実な一歩を繰り返すように、小さな成功体験を積み重ねるとよい。

次は、普通の人には負けない、絶対的に自信の持てる何かを確立することだ。体力に自信があれば、より体を鍛えて、体力に関しては誰にも負けないようにすればよい。考えることが苦手でも、他の強みがあれば、臆することはない。というよりも、他に負けないものを何か作ることによって、その自信を根拠に、気後れしない自分を確立することが出来る。

次は、自分を信頼し、価値ある自分である自己イメージを作ることが必要だ。したがって、イメージトレーニングが必要だし、自分造りの自己啓発が必要になる。




笑いと祈り

2011-04-26 | 人生の気づき
健康な人間であっても、3000個~5000個の癌細胞が、毎日、体内に生み出されるらしい。しかし、癌細胞が、癌発病の元となるガン種に成長する前に攻撃し、破壊してしまうものがある。これが、人間の体内にある、ナチュラルキラー細胞、即ち、NK細胞である。このNK細胞は、ストレスに弱く、精神的なストレスがあると、NK細胞の活性度が著しく低下する。

現代日本で、死因の第一位が癌であるというのは、私たちがいかにストレスにまみれた生活を送っているかを、如実に物語っている。その癌発生を抑制する作用として、注目したいのが、ストレス発散や、免疫力を高めることで効果的な『笑うこと』だ。

『笑う』と脳の前頭葉に興奮が起きて、それが免疫をコントロールする間脳に伝達される。そして、間脳が活発に働きはじめ、無数の神経ペプチドという情報伝達物質を作り出す。この物質は、感情がプラスなのかマイナスなのかによって、自らの性質を変える特徴をもっている。

楽しい笑いの情報は、『善玉ペプチド』として血液やリンパ液を通じて身体の中に流れ、NK細胞の表面に付着する。
それに反応したNK細胞の働きは活性化し、癌を殺す力が強くなる。

実際に、喜劇などを観賞し3時間ほど笑った人たちの血液を検査したところ、NK細胞の働きは活発になり、その活性化は笑い体験の直後から現れる。しかも、そのスピードは、ガン治療で使用される代表的な免疫療法の一つを注射したときよりも早いらしい。

そして、『笑うこと』と同じく、ストレスを癒し、NK細胞を活性化させるのに効果的なのが、『祈ること』だ。特定の宗教・信仰をもたない人にはピンと来ないかもしれないが、宗教における『祈り』は、自分の心をストレスから解放し、癒すためにも役立つ。

多忙な私への戒めとして、いつもストレスを抱えている私への戒めとして、今回の新しい知識を活かしたい。


被災地への小さな支援

2011-04-25 | 私流
今回の震災被災者の方たちに何を支援できたか、自分なりに整理してみた。

義援金は、今日も、中小企業診断協会愛媛県支部の理事会にてするが、以前、愛媛県社会保険労務士会にも協力した。そして、飲食店の代金支払い時には、募金箱があると、いつもつり銭を全て入れている。それと、まだ実行していないが、孤児になった子供たちの学資としての「あしなが育英会」への寄付も計画している。

物資の送付は、嫁いだ子供の友人を通じて、「新しい毛布を3枚」を送った。

そして、東北の生産品の消費協力と言う意味で、東北のお酒を積極的に飲んでいる。21日にも高松に出張した際、ホテルの近所の割烹にて、「一の蔵」と「うらがすみ」を飲んだ。そのときの肴は、東北の魚ではなく、香川の地魚「かわはぎの肝つくり」(写真掲載)だったが、今後とも、東北の酒の消費には、積極的に協力します。

でもまだまた少ない。もっともっとしなきゃ。特に、「被災者の方たちに早く春が来ますように」と、我々みんなの祈りが必要だね。

習慣作りで経営が変わる

2011-04-24 | 経営の気づき
仕事も含め毎日の活動の大部分は、習慣化された行動で占められている。習慣化された行動は、何も考えなくても身体が勝手に動いて行われるため、楽に簡単にできる。これに対して、習慣化されていない行動は、いちいちその手順を考える必要があったり、注意すべきことが多かったりするため、手間が掛かる。

要するに、経営を成功に導く為には、良い習慣を多くの人にたくさん埋め込まなければならない。明るい元気な挨拶が全社員に徹底すれば、お客様からの好感度は高まり、社員の士気も上がる。改善提案が全部署で進めば、日に日に、経営活動が改善される。

因みに、私の事務所で習慣付けていることは次のとおり。
・お客様が来られたときと帰られるときは、全員でお迎えとお見送りをする
・お見送りは、車が去るまで見届ける
・仕事の節目には打ち上げをして、慰労しあう
・終業時刻に至ってなくても、業務が終われば終業とする

以上の四つの項目の中で特に重要視しているのが三番目。したがって、我々スタッフは、打ち上げを目指して仕事をがんばる。


宣伝しないことが宣伝のコツ

2011-04-23 | 経営の気づき
宣伝しないことが宣伝のコツ。この意味が分かるかな。企業にしても個人にしても、売りたいもの、見せびらかしたいものを、つい宣伝したがる。人情として当然のことだが、実は、宣伝してしまうと、感心を持って欲しい本来のターゲットが引いてしまうことになるので、要注意だ。

知らせたいことがあれば、こっそりと秘密にしてしまう方が良い。ただし、全く知られないと、誰も感心を持たないから、チラッと見せる程度。あるいは、宣伝広告ではなく、ニュースや記事として、マスコミ報道されると、一気に関心は高まる。

要するに、資金力のない中小企業や個人がPRを行うときは、プレスリリースによるマスコミ活用が、最良手段である。宣伝広告の内容は、割り引いて解釈するが、ニュースや記事は、額面どおりに受け取るので、効果は絶大である。

朝型に変身

2011-04-22 | 私流
一般的に、朝型人間は、すっきりと気持ちよく目覚めて、毎朝きちんと朝食も食べる。午前中から頭はフル回転し、バリバリと仕事をこなすエネルギッシュなタイプ。血圧は高めで食欲もあり、何事にも積極的・行動的な性格で、あまり細かいことにこだわらない大らかな一面もある。しかし、朝が早いために、比較的早い時間に眠くなるため、夜更かしは苦手だ。

一方、夜型の人は血圧が低めなこともあり、朝起きるのがとにかく苦手。胃腸があまり強くないので朝食を食べないことが多く、午前中はいまひとつ仕事の効率が上がらない。朝型と比べると、消極的・内向的な性格の人が多く、何事も即行動の前にまずはじっくりと考える性格が多い。しかし、午後からはようやくエンジンがかかり、特に夕方から夜にかけては絶好調になるため、仕事に遊びにとつい夜更かしをしてしまう。また、神経質な一面もあり、心配事があるとなかなかそれが頭から離れず、夜も眠れなくなることがある。

私は、以前は夜型だったが、去年くらいから、朝型に変わった。しかし、夜更かしは苦手ではなく、お誘いがあれば飛んでいく。果たしてこういうタイプは朝型とは言えないのかな・・・笑



脳年齢テスト

2011-04-21 | 私流
若さとは、必ずしも年齢のことを意味しないらしい。年齢的に若くても覇気がなく、どこを見ているのかわからない若者がいる。その一方で、熟年世代になっても色々なことに好奇心をもち、毎日、毎時間を生き生きとすごしている人がいる。比べてみれば、「若さ=年齢ではない」ことがわかる。若さとはつまり脳の若さだ。

そして多くの場合、脳年齢の若さは、心身の若さのベースになっている。脳が若いから生き生きと行動し、生き生き行動するから、さらに脳も若くなる。こんな繰り返しがごく自然に行われている。まさに良循環だ。

そこで気になって、次のサイトで、私の脳年齢を検査してみた。http://homepage2.nifty.com/shimicha/brain/brain3.html
嬉しいなあ。な・な・なんと、私の脳年齢は36歳だった。若すぎる。でも、若すぎるが故の注意点として、「あまりとんでもないことを空想しすぎないように・・・」というコメントがあった。ギャフン。



仕事師のお奨め技

2011-04-20 | 経営の気づき
普通の人は、学校の授業が一番で、予習が二番、復習が三番目と考えていると思う。しかし、私は、復習が最も重要で、予習が二番だ。復習があってこそ、全てを完ぺきに抑えられる。

学校での授業と同様に、ビジネスの場合も、私は、復習(事後チェック)が最重要事項である。もちろん、事前検討をないがしろにするわけではないが、事後検討によって、「最大効果の発揮」と「定着化」が可能になる。

人脈拡大の知恵

2011-04-19 | 経営の気づき
名刺交換をしただけでは、人脈とは言えない。名刺交換の後のコンタクト、コミュニケーションが大切だ。コンタクトといっても、特別なことをする訳ではない。会った後にお礼状を出したり、改めて自分のプロフィールや仕事内容の情報を送ったり、先方の情報をいただいたりして、相互理解を深めることだ。

因みに、人脈の拡大法を幾つか並べてみよう。もし、この列挙した内容の半分以上トライすれば、人脈拡大の渦が大きくなるのは間違いない。

1.面白そうな集まりへお誘いがあったら、気楽に参加してみる(出不精はNG)
2.セミナーや勉強会に出席したら、講師や参加者と名刺交換をする
3.インターネットのコミュニティ、オフ会に参加してみる
4.上司、先輩の人脈を紹介してもらう
※部下、後輩として信頼されれば、自分のキャリアより上の人脈を紹介してもらうことができる。
5.自己紹介で、自分を印象づける
※仕事に直結させるためには、相手から“どんな仕事を頼める人”か分かるような自己紹介をすることが必要。
6.名刺には自己データ(特に業務内容)をしっかり記載しておく(名刺は手配りのチラシ広告だ)
7.名刺交換した後、お近づきになりたい人へは積極的にコンタクトを取る(メール、お礼状、暑中見舞い、年賀状等、ツールは色々ある)


迷惑をかけて当たり前

2011-04-18 | 人生の気づき
昨日の散歩にて、毎日掃除をしている女性の方に、いつものように出会った。お寺の境内にある大きな木の落ち葉を拾い集めて、近隣を掃除している。ご近所に迷惑をかけないようにとの気遣いであろう。いつものことなので、頭が下がる。そのことを見て思い出したを一つ。

それは、私の尊敬する知人の教えだ。彼曰く、「家庭や学校では、人に迷惑をかけてはいけないと教えているが、それは無理だ。だって、道を歩けば、アリを踏み潰しているし、商売を頑張れば、競合先を傷めることになるし、このように生きている限り、人に迷惑をかけないことは出来ない。多少なりとも何らかの迷惑をかけている」

「したがって、子供たちに教えるときには、人間は生きている以上、何らかの迷惑をかけていることを教えた方が良い。ただ、その迷惑が大きくならないように気遣いすることと、他人様から迷惑を受けたときに、怒らないこと。自分も迷惑をかけているのだからと、怒らないように我慢することを教えた方が良い」と言っていた。

散歩で出会った光景を見て、この教えを思いだしたということは、昨日は二つの良いことに巡りあった訳だ。やはり、早起きは三文の得だね。

私の3秒ルール

2011-04-17 | 私流
持っていた食べ物を下に落としても、3秒以内なら大丈夫、食べてもよいというのが「3秒ルール」。この信憑性は、色々な人が様々に語っている。

シカゴ在住の高校生とイリノイ大学の研究グループによっても実験が行われ、「床に落ちた食べ物に病原菌が付着するまでには少なくとも5秒以上かかる」ということが分かったとか。しかし、問題は、その床下の環境条件である。どの程度の温度でどの程度の衛生状態を保っているかで、異なってくるはず。

私の3秒ルールは、少し内容が異なる。街に飲みに行って、寄ったかなと思うとき、片足で立ってみる。そのまま3秒以上、平衡を保てれば、もう一軒次の店に行く。ふらついて平衡を保てない場合は、断念して帰途につく。笑

防波堤

2011-04-16 | 人生の気づき
守っていたことが一つでも崩れると、後は、なし崩し的に崩壊することが多い。したがって、私は、崩してはならない大切なことは、最初の一つの乱れを起こさないように心がけている。

例えば、国民としての義務である「選挙投票」もその一つ。若い頃は、投票しないことが多かったが、最近は必ず選挙に出向いている。政治が悪い、政治家が悪いと言う前に、選挙権を実行するのが市民の務め。

したがって、適任者がいない場合は、それでも投票場に出向いて、「該当なし」と記載する。これも一つの意思表示であり、「素晴らしい政治家が登場して欲しい」願望を意思表示している。