東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

ノストラダムスの予言

2008-12-31 | 雑談
最近は登場しなくなった、ノストラダムスの予言。
私が読んだ本の記憶では、次のようなものがありました。

「アメリカに黒人大統領が現れる。
そのとき、アメリカは荒廃してくる。
しかし、軍事力は維持したまま」
荒廃というのは、私の考えでは、ハリケーンとか自然災害の事を指しているのかなと・・・

「イスラエルが正月に軍事行動を起こし、越境する。
その後1年後にロシアが参戦して、世界大戦の始まりとなる」
イスラエルが、どうか、正月に地上軍をガザ地区に派遣しませんように・・・

「戦争と不況、そして疫病、この三つが世界を覆う」

年々、嫌な出来事が多発していますが、せめて自分の心の中は穏やかでいたいものです。
自分の心のありようが、環境として目の前に現れるのですから、心を保っていれば大丈夫。
・・・と、信じましょう。


少なくても、このブログの愛読者は、来年も幸せだと思いますよ。

寿命

2008-12-29 | 人生の気づき
ガリバー旅行記に記載されている内容で、日本人が知っている中身はほんの一部です。
例えば、ガリバーは、誰も死なない「不死の国」を訪れているのですが、もしかすると、最悪の苦しみの国かもしれません。


病気であっても永遠に生き続けて死なない、心の悩みがあってもその悩みを永遠に持ち続けなければならない、そのような国ですから、苦しさはひとしおです。
実は、死という結末があるから、安楽する瞬間がいつか訪れるという「安堵感」があります。
苦しみが永遠に続くか、いつか終わるか、その差は大きいと思いませんか。

ただし、ビジネスの場合は、ゴーイングコンサーンと言われるが如く、永遠に生き続けなければなりません。
存在することだけで、一定の価値は提供しているのですから・・・

人員削減は最後の手段

2008-12-27 | 経営の気づき
法律的には、解雇は経営手段の最終手段として用いなければ、違法となります。
(ただし、非正規雇用者は別問題です)
企業が、色々手を尽くしたが他に手段がない状態に至ったとき、やっと解雇の正当性が主張できます。


いま私が支援させて頂いている会社も、人員削減に踏み込まなければならないところも出てくるでしょうが、これは最後の手段です。
法的にまずいからそうするのではなく、人間として当然の考え方です。
「命の重み」と「お金の重み」を比較すれば当然の帰結です。


しかし、社員全員が路頭に迷う状態になる前に、最小限の一部社員の解雇を行うことも合理的な考え方です。
鬼になることを恐れて仏のままで過ごそうとすると、逆に、「鬼が治める経営環境」を作り出すのですから。

人生銀行

2008-12-26 | 人生の気づき
私の人生のバランスシート(貸借対照表)は、次のとおりです。

【資産の部】
友人仲間の支援ネットワーク
さむらいプロ(士業56名のML仲間)
25年間磨き上げたコンサル・スキル
クライアントからの信用
大量に飲酒できるアルコール耐性
優秀なスタッフ

【負債の部】
お世話になった方たちの恩返し
月額24万円の住宅ローン

【資本の部】
少しガタのきはじめた身体
世界に自慢できる家族(夜遊びを責めない妻は最高)




バランス経営

2008-12-25 | 経営の気づき
簡単な利益追求方法としては、企業は経営上の無駄を探し、その無駄を削除することによって、利益確保を図る手法があります。
しかし、企業の無駄を徹底的に排除していくと、経営のゆとりがなくなり、しいては戦略上の間違いを犯すこともありうることを認識すべきです。

例えば、POS管理によって売れ筋商品を把握し、回転率の低い商品を全て排除した場合、顧客の目を楽しませる商品構成は出来なくなります。
自転車店を例に挙げて、考えてみましょう。
ベンツの自転車やイタリア製の組み立て自転車が並んでいる(これらを戦略商品と呼ぶ)と、見てみたい触ってみたい商品として、顧客吸引力を高めることになりますが、無駄排除の一点志向で考えると同製品は排除しなければなりません。

したがって、「無駄を除く経営」と「無駄を生かす経営」のバランスが問われるます。
この見極めの眼力は、消費者や業界の流れを認識した上で、経営の差別化を志向することによって、磨かれてきます。
頑張りましょう。


素敵な思い出

2008-12-24 | 経営の気づき
娘が結婚する前の、父の日の出来事です。
いつもは帰宅時間の遅い娘が、「父の日」に、心のこもったプレゼントを持って帰りました。
それば、時間のプレゼント。


毎夜、晩酌を楽しんでいる私に、酒を酌み交わす時間を提供してくれたのです。
私にとっては、願ってもないプレゼント。
最近は、何でもお金で価値の値踏みをする時代ですが、「時間のプレゼント」とはなかなか洒落ています。

企業においても、社員のために、洒落たプレゼントが出来るようになりたいものです。
チームワークの強化のためにも・・・


脳力 と NO力

2008-12-22 | 経営の気づき
経営コンサルタントに求められるものは何かと言えば、一言で言えば、「脳力」と「NO力」でしょうか。

思考の組み立てやアイディアなどの「脳力」が一つです。
そして、案外と置き去りにされるのが「NO力」ですが、これも重要です。
これは、クライアントに対して、自信を持ってNOと言える力です。


間違っていることに対しては、これまでの良好な関係が一気に崩れる恐れがあっても、NOと言えなければなりません。
コンサルタントの業界だけでなく、どの業界でも、お互いの信頼関係を構築するためには、「NO力」が必要だと思われますが如何でしょう。

給与の自己申告制

2008-12-19 | 経営の気づき
山口県の某事業所では、社員の希望給与の申告額が、改定給与の参考データとして活用されています。
欲しい金額を申告してくださいと言っても、不思議と、現状との差はあまり多くありません。

自分の力や会社の業績結果を踏まえて申告しているために、妥当な申告額が出されるようです。
なるほど・・・

中小企業大学にて

2008-12-18 | 雑談
今週の一週間は、中小企業大学広島校にて、講師の仕事です。
楽しみは、一仕事を終えてからの飲み会ですが、今回は風邪を引きずっているため、夜遊びは控えています。

果たして、欲望を抑えた生活は体に良いのか悪いのか、と自問自答していますが・・・
もちろん、私の答はノー。
アルコールが毒成分を持つにしても、ストレスを貯めるよりかは良いはず。



人の願い 企業の願い

2008-12-17 | 経営の気づき
私の1日の生活は、朝の読経によって始まり、夜の読経によって終わります。
どちらも、ほぼ10分間で終わりますが、生活習慣になっているため、この作業が抜けることはほぼありません。
般若心経などのお経をあげ、そして、最後に自分の願を念じますが、不思議と一つずつ叶えられました。


夢を持ち、願を持つことは、人間の特権であるだけに、人は「願を念じる」ことが必要です。
願が叶うほどに、「その願が自分のことではなく、他の人に及んでくる」から奇妙です。
そうすると、利己意識のない自分の願は絶対に叶えられるという自信をもってますから、願の実現度も高まってきます。

企業経営においても、形ではなく本物の願が必要です。
これが、経営理念の話に繋がってくるのですが、なかなか感服する理念に出会ってないのは、私がまだ未熟のためかも知れません。

メタボな会社

2008-12-16 | 経営の気づき
生活習慣病は、毎日のよくない習慣が積み重なることで引き起こされますが、ビジネスにおいても、長年の見過ごされているロスが、メタボ体質に繋がります。

具体的にはどのようなものがあるでしょうか。
生活習慣と比較しながら、チェックしてみましょう。
・食べ過ぎ【経営体力不相応な事業規模の拡大】
・間食【思い付きによる新規事業】
・運動不足【ロスの発見努力の欠如・経営革新の挑戦意欲の欠如】
・自覚の欠如【経営診断の不実行】

自分勝手な理屈

2008-12-15 | 経営の気づき
ものごとが成功したとき、人は、その原因の中に自分を組み入れるのに対して、失敗したときは、自分以外のものに原因をつくります。
これが人情というものでしょう。

しかし、失敗したとき、自分の何が駄目だったか、自分自身の反省点を探すことが重要です。
現在の経営がふるわない場合も、経済環境以外の要素、自分の何が、自社の何が悪いのかを考えてみましょう。

環境要因に対しては、自分が手をつけられないのに対して、自社に対しては、自分の手がつけられるのですから・・・

ぼやき社長の川柳

2008-12-13 | 雑談
下がる株 上がる血圧 ともに嫌
〔エレベーター恐怖症の社長〕

裏金を つくる前にも 表なし
〔生まれ変わりの人生は公務員志望の社長〕

学びたや 振込み詐欺の すご技を
〔裏道を学びたい社長〕

貧乏神 お前働け もうアカン
〔倒産寸前の社長〕

一人一芸

2008-12-12 | 経営の気づき
私の今後の人生の課題は、一つはネットワーク作りです。
もう一つは「他の人が出来ない仕事、即ち、その分野においては、私が第一人者となれる仕事」を確立することです。
大変難しそうに感じるかもしれませんが、実は、大したことではありません。
方法論さえ知っていれば、簡単に出来ます。


ご参考までにその手法をご紹介しましょう。
それは、自分にとって簡単なレベルにまで、ブレイクダウンさせていくのです。
例えば、営業支援のコンサルであれば、その道の大家がいくらでもいます。
したがって、営業という分野ではなく、徐々にブレイクダウンさせながら、例えば、「マーケティング戦略策定に通じる営業日報の作成支援」というニッチな世界に限定化するのです。

そうすると、小さな世界に入り込むほど、その世界を専門領域にする人は存在しま
せんから、少し頑張れば、その道の大家として大威張り出来るようになるはずです。
皆様方の社員もこの手法を使って、一人一芸の専門分野を持たせてあげて下さい。
人づくりの第一歩になるはずです。