東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

名前で会話

2012-04-30 | 経営の気づき
私のコンサルティングで、最も低次元の商売繁盛のアドバイスは、「早くお客様の名前を覚えて、会話の中にいつも名前を入れましょう」である。初対面の人であれば、お名前が分からないから、先ずはお名前を知る方法を仕掛けなければならない。例えば、「どこかでお会いしたことがあるような気がするのですが、もしかして、斉藤さんではなかったですか」といった具合。

すると、お客様は「いいえ、管野です」と自分の名前を名乗ってくれる。すると、次に来店したときは、「菅野さん、いらっしゃいませ。前は人間違いをして申し訳ありませんでした」と語りかける。当然に、その話題で話が広がってくる。そのあとは、必ず、会話の中にしょっちゅう、お名前を入れて会話しよう。「菅野さん、前にご注文いただいた品は、まだ入荷していませんので、あと2~3日お待ち頂けますか」といった具合。

街で出会っても、「おはようございます」ではなく、「菅野さん、おはようございます」と必ずお名前を入れる方が良い。なにしろ、人間が一番関心のある単語は、自分の名前ですから。その関心の高い単語が連発されると、その言葉を発してくれる人との距離が縮まり、親近感がわく。人間も、言葉も、本当に不思議なものですね。

睡眠時間が長すぎると危険

2012-04-29 | 雑談
研究者の報告によると、睡眠は食欲と似ているらしい。欲望にまかせてものを食べると、食べすぎて健康を害するのと同じく、睡眠も、眠たいからといって、いつまでも寝ていると、体によくないという。

アメリカの実験報告によると、1日に6.5~7.5時間の睡眠をとっている人が最も死亡率が低いとか。それ以上およびそれ以下の時間、眠っている人は寿命が短くなる傾向にあった。特に長く眠っているほうが問題で、7.5~8.5時間以上の睡眠時間 をとっている人は、6.5~7.5時間睡眠の人よりも死亡率が20%も高かった。

私の睡眠時間は、5~6時間だから、まあまあか。


駄目なカウンター

2012-04-28 | 私流
私は、飲みに出たときは、カウンターに座ることが多い。先日も、あんまり詳しくない土地を訪れた時、一人で飲みに出た。ホテルの人に「魚と酒がおいしい店はどこですか」と尋ねて、教えてもらった店に訪れた。なかなかの店構えで、かなりのお客さんが入っている。私は例によって、カウンターに座ったが、今回はイマイチであった。

厨房には、大将を除いて6人くらいのスタッフがおり、私語は一切なく、それぞれの仕事に励んでいる。ピーンと張り詰めた雰囲気から、大将の料理を教える厳しさが伝わってくる。地元の商工会議所で賞を受けていたから、地元でも名の通った店なのだろう。しかし、カウンターに関しては期待外れだ。

なにしろ、テレビが置かれている。私がカウンターに座る理由は、大将やスタッフ、そして隣に座ったお客様と話をして、「酒の肴をもう一品増やす」ことにある。したがって、テレビは邪魔だ。大将も、厳しい顔をして、スタッフの様子を見ているものだから、話しかけられない。隣に座った客も、テレビを見ながら飲んでいるから、話しかけにくい。

カウンターが、「料理と酒を置く場所としての機能」しか果たしていないと、なんとも寒々しい雰囲気になる。本来であれば、交流の場であるべきカウンターだが、何の交流も芽生えていないと、温かいはずのカウンターの木も、寒く感じる。

保つことの難しさ

2012-04-27 | 経営の気づき
朝の散歩では、時にテーマを設けて、散策中、頭脳をフル回転させる。ぼうーっと何も考えないで歩くのもよいが、考え続けることも脳トレになって、散歩の時間を有効活用できる。今回のテーマは、「保つ」にした。

先ず、目についたのが、建築現場前の警備員さん。安全を保つために道路前の警備の準備体制を整えている。次に気になったのが、テナント募集の看板だ。あるいは、廃業したままの店舗もある。1時間の散歩中に、廃業した店と新しい入居者を募集している店が、6店舗あった。予想外の多さだ。

創業するのは簡単だが、問題は事業を継続させること。長く永らえることほど難しい。要するに、時代の変化に合わせて、事業内容・事業形態を変えないと、お客様からそっぽを向かれる。「保つ」ことは本当に難しい。

もう一つ発見した。最近建設したある会社の建物のデザインを気にいっていたのだが、時間が経過すると様相が変わってきた。その会社の特徴は、回り階段を上手に見せて、ファサード自体がアイ・キャッチャーになっていること。ところが、二階の回り階段を上がりきったところに、隅の方ではあるが、洗濯物を置き始めた。ガラス張りにしているため、その様子が丸見えだ。

おかげで、回り階段をアイ・キャッチャーにしたことが、逆効果になってしまった。最初の狙いが大きく崩れた。親しい仲であれば、忠告したいのだが、一通行人としては、そこまで踏み込むのは難しい。要するに、初期目的は、徹底して守らなければならないということだ。

父の遺訓

2012-04-26 | 私の師匠
父が亡くなる前、病院のベッドで、私に一つの教えを残した。とは言っても、もう喋れる状態ではなかったので、ジェスチャーで示すしかない。したがって、ややこしい話は伝えられない。

手で、酒を飲む格好をした後で、2~3回手を振った。酒を飲んでは駄目だよではなくって、酒を飲みすぎては駄目だよと言いたかったのだろう。私の目を見ながらのジェスチャーでそのことが読み取れた。

いま思い返すと、否定形の父からの教えは、これが最初で最後だった。父は、これまで決して否定形の指示や教えをすることは無かった。私の場合とはえらい差がある。世の父親は、私を含めて、あれをするなこれをするなと否定形の指示や教えが結構多い。しかし、父はそれが無かった。やはり、まだまだ父を超えることは難しい。

(写真は、娘たちの家族も含めて総出で、父を囲んだ最後の食事会だ)

宇宙の法則

2012-04-25 | 人生の気づき
色々な本を読み、色々な体験をした中で、宇宙にはある法則が働いていると確信できるようになった。それは、「それ自身に似たものを引き寄せる」という法則と、「思考を向けることで、引き寄せるものを決めることができる」という法則。したがって、この二つのルールの本質を知って使い分けなければならない。

思考は、プラスの良いことだけに向けなくてはならない。何故ならば、不安や心配などの悪い思考も引き寄せてしまうから。自分の意思で引き寄せるためには、「強く欲求すること」と「実現すると信じて期待すること」の二つの力が要る。どちらが欠けても引き寄せられない。

お金が欲しいと強く欲求しても、実現すると信じて期待しなければ、引き寄せられない。したがって、信じるためには、自分自身納得の出来る実現化の方法を見つけることが必要だ。そして、具体的に行動を起こすときには、感情のナビゲーターにしたがうとよい。即ち、どちらか迷ったときには自分の気持ちに聞いてみて、気分の良い方を選ぶ。

繰り返しになるが、マイナスの考えは一切持たないことだ。もし、紛争地域や貧困で苦しんでいる人をテレビで見たとしても、マイナス志向から離れるために、苦しい気持ちを共有してはいけない。むしろ、募金をすることによって、プラスの気持ちに切り替えた方が良い。


どちらを選ぶか

2012-04-24 | 経営の気づき
選択肢が幾つかあるとき、そのどちらを選ぶかで、その人の好みとか価値観が分かる。次の選択肢で私がどちらを選ぶかを見ていただいて、私の人となりを探ってください。そして、あなた自身のタイプも確認してみませんか。因みに、私の選択は、全て右側に記載してみた。

仕事をしているとき・・・
仕事の根幹的な重要な部分については、易しい手法よりも、難しい手法
儲かる仕事よりも、楽しい仕事
一人でコツコツする仕事よりも、大勢との関わりが生じる仕事
簡単な仕事よりも、難しい仕事
経験したことよりも、新しい体験の仕事

日常生活において・・・
誰かの企画したイベントに参加するよりも、自分で企画して人を集める
どちらかと言えば、孫よりも子供
魅力を感じる人は、趣味のない人よりも、趣味の多い人
同じことの繰り返しに甘んじるよりも、自分で環境設定を行う

上に記載した内容を見て気づくのは、昔の自分と随分様変わりしたことである。人間というのは、変わる気になれば、変わるんですね。

問題があれば成功

2012-04-23 | 経営の気づき
「問題があれば成功」という表題は、少し無理な表現かもしれない。したがって、もう少し、現実的な表題に変えるとすれば、「問題を見つければ、成功したも同じ」というになる。しかし、このように表現すると長くなるので、今回は的から外れることを覚悟の上で、短い表現にした。実は、言いたいことは、次の通りだ。

通常、事業経営においては、何か問題があっても見過ごしてしまうことが多い。その問題の存在に気づかないから、改善に向けての対策を打とうとしない。問題を見つければ、次は対策を考えればよい。時間がかかるにしても、対策は、智慧を集めるか費用をかけるかすれば、殆どは解決する。したがって、課題が見つかれば、あとは解決に向かって進むのみだ。

人生においても一緒だ。何か問題が起これば、あとは、悪化に向かうよりも改善に向かう方が確率的に高い。ものは考えようだ。そうすると気が楽になる。

しがらみの良いところ

2012-04-22 | 人生の気づき
「しがらみ」という言葉が用いられるとき、殆ど全てと言ってよいくらい、悪者として用いられています。喋っている本人からすれば、その「しがらみ」があるから、本当にしたい方が選択できなかったというケースが多いのですが、果たして悪者なのでしょうか。

「しがらみ」とは、本来、田に用水から水を引く時に、稲の成長の邪魔にならぬように、木の枝や葉っぱなどがまぎれ込むのを防ぐ柵(さく)の事です。柵と書いて「しがらみ」と読みます。その柵にいろいろなものが引っ掛かります。そこから転じて、社会からの様々な縛りを「しがらみ」と呼んだようです。

ですから、「しがらみ」は稲や人間がきちんと成長していくためには、必要不可欠なものです。でも、我々は自分の自由な行動を制限するものとして、「しがらみ」を壊してきました。

その「しがらみ」を取り除いたおかげで、何もかもが、だらだらと流れこむようになりました。人が成長していくために必要不可欠な「柵」を壊してしまったことが、かえって人間として不都合な状態になったのです。

「しがらみ」は不要物ではなく、有益なものです。一見、自分の行動には不都合かもしれませんが、人間の成長として大きく捉えた場合には、価値ある存在なのです。




正比例の世界

2012-04-21 | 人生の気づき
退屈な今日、正比例する世界を挙げてみた。もちろん例外もあるかも知れないが、普通だと比例しそうだね。中には、そう言えばそうかもしれないと、意外性に気づいたものもあるのではないでしょうか。

笑顔の数と幸せ度。
涙の数と忍耐力。
怒りの数と病。

仕事とプライベートの充実度。
感謝する回数と感謝される回数。

火がつかない

2012-04-20 | 失敗の気づき
業績改善に向けて支援させて頂くとき、成否の分岐点は、経営者と社員の心に火がつくかどうかだ。方法論は、誰が取り組んでもそんなに差のあるものではない。問題は、烈火のごとく真剣になれるか。したがって、私が支援させてもらって業績改善に至らないのは、私の火のつけ方が下手ということになる。

私自身は、遊びも仕事もすぐに火がつく方だから、すぐにのめりこんでしまう。これが長所であり短所でもある。人それぞれなのだろうが、私が修行すべきは、他人様の心に火をつけることだろうか。危機意識の疎い人にどのようにして着火するか、今年一年の私の課題としたい。

第4回気づき塾

2012-04-19 | 私流
二ヶ月に一回開催している「気づき塾」を、5月19日に開催することになった。自分の気づき力をレベルアップする講座だが、日増しに受講希望者が増えている。今回もフェイスブックで募集したが、内容は次のとおりです。

【開催日時】
5月19日 : 14時~ミュージカル「幕末ガール」の観劇
      16時30分~19時30分「気づき塾」
【開催内容】
ミュージカルを一緒に観劇して後の、気づき塾の内容は次の通り。(講師は役者の加藤富子氏)
... ボイストレーニング/綺麗な姿勢の作り方/シアターゲーム/表現手法の訓練(ミュージカル「誓いのコイン」の台本を皆で演じます)/対話の基本
【受講料】
7,000円
【会場】
坊っちゃん劇場のリハーサル室
【募集定員】
先着25名(既に9名は決定済み)

非日常空間の演出者とも言えるミュージカル・スターを講師に迎えての学びは、きっと人生の貴重な体験になるでしょう。


高知の鯛を楽しむ会

2012-04-18 | 私流
友人が毎月1回、高知に鯛を釣に行っている。その釣ってきた鯛を、仲間20名が食べ尽くす会を開いた。35センチから50センチの鯛が10数枚釣れたから量は十分だ。前菜から始まり、スープ、刺身、煮付け、ホイル焼き、揚げ物、カルパッチョ、そして最後は鯛めしで締めたが、全て鯛料理である。

酒と料理で満腹になった我々は、途中、あごと腹回りの運動を行うために、「大爆笑抽選会」に移行した。空クジなしの商品が用意されているが、なんと1位は携帯電話。ただし旧式だとの説明があった。なんと、開けてみると「糸電話」だ。2位は、巨乳製造器。こんな調子で次々と商品が手渡されるものだから、一同は大爆笑だ。

好感度アップの秘訣

2012-04-17 | 私流
男女ともに「話を聞くより、話す方が好き」という人が多い。特に女性の多くは「 話し好き」な人が多く、その分「聞き上手」な人に好感を持つ割合が高い。したがって、男性は、女性に対して、話をよく聞いてあげることが、好感度アップの秘訣になる。

しかし、営業マンの多くは、どうも喋り過ぎるきらいがある。特に相手方が女性の場合は、話を聞かせてもらう方に力を入れることをお勧めしたい。

繋がるラジオ

2012-04-16 | 雑談
私の生活は、テレビよりもラジオ中心。ニュースの場合は。情報量において完全に負けるが、他の番組であれば、ラジオが勝っている。とにかくラジオの場合は情報量が少ないから、ついつい頭が回転してしまう。したがって、想像力が働いて、より以上のものを吸収してしまう。

しかし、残念なのは、4月の番組編成で、好きだった番組のスタッフが降板してしまったことだ。特に「ラジオビタミン」は、仕事先に出かけるとき、移動中に聴いていたが、アナウンサーと女性スタッフの絶妙なキャッチボールは最高だった。特に気になるのは、アナウンサーやキャスターの声の調子。聴きたくなる場合と、スイッチを切ってしまう大きな差がある。

アナウンサーは、本来、感情を出さずに中立で情報を伝えなければならないが、しかし、温かみのある声とそうでない声は、受ける感覚が全く違う。その方の本来の心のありようが、中立的に言葉を発しても、何かしら温かみを感じるのであろうか。

人間的魅力とはこういうところにも現れるから、我々も心して言葉を発しなければならない。我々も、温かい心を持って温かい言葉を発したいものだ。