東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

命と向き合う

2010-03-04 | 失敗の気づき
先月の入院によって気付いたことを、これまでにも何点も書かせてもらったが、最後にもう一つ、極め付けを忘れていた。それは、食事の考え方である。

これまで、私の世界では、酒を中心に全てが回っていた。したがって、食事も、酒の肴の観点から、美味いか否かとチェックしていた。要するに、楽しむための食事であったわけだ。だが今回、8日の絶食を経験して、この食事観が一変した。

楽しむための食事ではなく、命をいただくための食事、この考え方に変わった。動植物の命を戴いて、自分の命をつなぐと言うことだ。すると、噛む回数、選ぶメニューも変わってくる。今も毎日、美味しく食事をいただいているが、それは命と向き合った食事であり、私にとって、厳正な時間に変わった。禅宗のお寺では、黙って一言もしゃべらず、黙々と食べるが、その気持ちがよく分かる。

命と向き合う瞬間は、真剣に向き合いたいものである。とは言っても、時には、家族との楽しい語らいも入れているので、ご心配なく。笑

(写真は、絶食8日を経て始めて食べた三分粥。私にとって記念すべき写真となった)

追伸
絶食の7日目に、黒い便が出た。これがデトックスだ。大気汚染、食品添加物、環境ホルモンなど、私たちの生活の周囲にはたくさんの有害物質(毒素)が存在する。私たちは知らず知らずのうちに身体の中に有害物質を取り込んでいるが、身体の中に溜まった有害物質を、身体の外へと排出することを「デトックス」と言う。今回、それが出来たのである。