東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

日本国よもっと大きくなれ

2012-03-31 | 雑談
10年間利用されない預金は、国が没収するという案が出たが、なんてせこいのでしょうね。知人の銀行マンに、マスコミに出てない裏の世界を教えてもらった。実は、預金残高が10年間変わらない場合は、銀行が利益として回収してよいというのは、国の指導に基づくものだとか。何故かと言えば、銀行が儲ければ、税金として国も潤うから。

しかし、本人から申し出があれば、銀行は本人に返却しなければならない。しかし、既に税金として課税された額は、修正されない。国の蔵は潤ったままだ。預金者本人も、銀行もどちらも損をするシステムだが、国は決して損をしない。

そして、今度は、銀行にある動かない預金残高を、国が直接、回収すると言い出した。国は、もっと気高く大きくあって欲しいが、こんな小さな世界にまで入り込むとは、情けない。日本国よもっと大きくなれ。金がなくても、人格者たるべし。

ブログに追われる

2012-03-30 | 私流
一昨日と昨日は、「ブログに助けられる」という記事を書いた。しかし、今回はその真逆だ。実は、ブログに助けられることが多いのだが、記事がなく困ることもある。

何も浮かばないときは、このようにして、記事が浮かばないこと事態をテーマにする。よほど困っている様子が窺えるでしょ。

ブログに助けられる②

2012-03-29 | 私流
毎日のブログのアップは大変だが、助けられることも多い。原稿執筆を依頼されたとき、テーマ探しは過去のブログから容易に見つかる。あるいは、昨日書いたように、いきなり挨拶を振られたときなど、瞬時に過去のブログを思い起こせば、その場面に最も適切な挨拶が見つかる。そして、先日は、叱り方の工夫において使えた。

事務所のスタッフは優秀であるため、私が叱らなければならない場面は少ないが、先日、大きな間違いを犯した。あるまじきことなので、少しお灸をすえなければならない。しかし、感情に任せて怒ったのでは、叱ることがなんの効果ももたらさない。したがって、工夫が必要だ。

そこで、3月12日の「心を込める」記事を引用した。その言葉は次の通りである。

「あなたは、仕事をするとき、いつもその人の気持ちを想い量って仕事をしていますか。もう一歩先の将来も考えながら仕事をしていますか。簡単な仕事ほど、考えながら工夫しながら仕事をしないといけないですよ。もっと、心を込めて仕事をしないといけないですよ」という意味の理を伝えた。

スタッフが、この理を「心の目と耳」で聞いていたのは、顔を見ればよく分かった。したがって、同じ間違いを犯すことはないと、期待したい。

ブログに助けられる①

2012-03-28 | 私流
毎日ブログをアップしていると、色々と役立つことがある。例えば、挨拶。私は「千代の亀101」という酒の会の会長をさせてもらっているが、会長挨拶で始まる定例会の挨拶にも、このブログが流用出来る。例えば、先日の会では、3月13日の「聴く力」を応用して、次のように挨拶した。

「きくという言葉がありますが、どのような漢字があるでしょうか。一つは、尋ねるという意味の(訊く)、そして、門構えに耳と書く(聞く)。次に、漢字を分解すると、心の目で十分にきくと書く(聴く)。」

「実は経営コンサルタントで一番難しい仕事がこの部分です。相談者の7割以上が間違った把握をして経営相談しますので、コンサルタントは単に聞くのではなく、相手様の言っている中身を振り分け、分析しながら聴かなければなりません。聞くと考えるを同時に行っている、この「聴く力」がないと、コンサルタントの仕事は出来ません」といった具合に、自分の宣伝も織り込む。

そして、本題の、会の話に入っていく。「そして、今日の会は、色々ときく漢字がある中で、調べるといった意味の(利く)が主役です。どうか皆様方、美味しい酒を嗅ぎ分けて、自分の好きな酒を探してみましょう」と着地点に入る。

仕事柄、色々な会に行っても。急に挨拶を振られることがあるが、こういうときは、その場面に合ったプログ記事を思い出すと、すぐに挨拶内容がまとまる。本当にブログは便利だ。

(写真は、当日の様子。実は、日本酒を楽しむ会でありながら、ビールもあったので、思わずシャッターを押してしまった)

イル・ベヴィトーレ

2012-03-27 | 雑談
私の好きな店の一つが、イル・ベヴィトーレ。ワインの好きなご夫婦が経営しているため、ノンベェーの気持ちを知りつくし、それを叶えてくれるシステムが整っている。

1~2回注文して、こちらの好みを覚えてくれると、次は、言わなくても好みのワインを出してもらえる。「いつものをお願いします」と言えばそれですむ。大切なお客様の接待があるときは、「いつものワインのヴィンテージものが入ってますよ」との特別の案内もしてくれる。至れり尽くせりだ。

商売は、お客様の欲しいものを準備してお待ちし、さらにその上で、臨機応変な対応が必要だ。したがって、お客様の心が読めてないないと、客から支持してくれない。

イル・ベヴィトーレの良さをもう一つご紹介しよう。ワインの好きな人にとっては、唸りたくなるほどのサービス。それは、フルボトルのワインであっても、ハーフの量で提供してもらえること。二人で1本空けて、まだもう少し飲み足りないとき、普通はグラス・ワインだ。しかし、グラス1杯でも足りなさそうだと、ハーフが欲しい。それを叶えてくれるのが、イル・ベヴィトーレである。


余分なものは除けよう

2012-03-26 | 失敗の気づき
墓参りの帰りに、船の待合室で、気になる掲示内容を発見した。「島をサイクリングするための自転車を、1日500円で貸します」というもの。私の目に留まったからには、是非実現化させたい。4月の陽気が良い時期に、弁当と酒を携えてサイクリングすることにした。フェイスブックでつぶやいたら、連れもすぐに決まった。

でも、ふと問題点に気づいた。掲示板に、古い貼り紙が貼りっぱなしになっている。昨年のものとか、既に終わったイベントの案内などが、取り外されていない。したがって、私の発見したグッド・ニュースが、目に付きにくい。管理している船会社の手落ちだ。しかし、これは私自身も気をつけないといけないと、小さな気づきを得た。「余分なものは除けよう」。

「変わる」と「変える」の違い

2012-03-25 | 人生の気づき
若い頃の私は、どちらかと言うと人間嫌いだったかも知れない。新しい人と出会うと、どうも欠点の方が気になる。しかし、いまの私は「人間大好き人間」に変身出来つつある。いまは、欠点は気にならないどころか、むしろ長所を探す癖がある。この人の良いところはどこだろうかと、探してしまう。そして、その印象が頭に残る。

これは、人間が嫌いではいけないという自戒のもとに、人間改造を目指した結果だ。要するに、私の人間性を変えたわけである。「変わった」のではない。「変えた」のである。「変わる」は環境の諸作用が影響した結果としての成果物的存在だが、「変える」は自分の意識が働いての結果である。

不思議なことに、人を好きになると人の集まる集いが増え、飲み会の回数も増えた。万々歳だ。

おもてなしの心

2012-03-24 | 雑談
最近知り合った方と、あるイベントに参加することになった。もちろん、私のことだから、飲酒のイベントだ。その方は、奥さんが運転して送ってくださるとのことで、私に同乗するように勧めてくれた。では、帰りの便は、私の家内に迎えにきてもらうから、同乗して下さいと伝えた。これで、二人の女性の労働が半減される。先ず最初の「いたわり」である。

迎えに来られる5時半の予定時刻になったので、玄関に出てみた。二つ目の「いたわり」は、私のほんの小さなもの。自宅を探して迷っていたらいけないなという、心配から出たもの。すると、玄関を出ると、既に迎えの車が来ていた。到着するなり、玄関のチャイムを押すことなく、私が出てくるのを待っていた。これが三つ目の「いたわり」だ。この気配りには、私の胸にジーンと来るものがあった。

そして、四つ目の「いたわり」。会場に到着すると、我々ゲストを温かく主宰者が迎えてくれた。満面に笑顔を浮かべての出迎えは、本当に嬉しそうである。私には、あのような楽しい笑顔を作れない。彼女は笑顔を作っているのではなく、心のままに顔が現れた感じである。

そして、五つ目の「いたわり」。家内が嫌な顔一つせず、遅い夜にも関わらず、車で迎えに来てくれた。私の家内は、私が飲むことに対して愚痴一つ言わない。これには感謝である。

そして、六つ目の「いたわり」。我が家に到着して、次は、連れの男性をお送りしようと思っていたところ、なんと、彼の奥さんが迎えに来ていた。深夜、私の家の前ではなく、少し離れて、その気遣いを感じさせる距離感のもとに、車を止めていた。私の家内の労働を少しでも減らそうという「いたわり」である。

その日に数えられたのは六つの気遣いだが、まだまだカウント出来ていないものもあるはず。おもてなしの心は、見えないように、そっとしまっておくべきものかも知れない。しかし、チラッとその様子が見えたとき、心は温かくなる。
(写真は、その夜、参加者の胃袋に吸収された酒である。冷酒ながら、何故か温かい)

自分を好きになろう

2012-03-23 | 人生の気づき
自分という人間が好きかどうか。私は、以前は自分が嫌いだったが、この10年くらいは「好き」に変わってきた。その違いは何だろうか。それは、自分に自信がもてるか否かではないだろうか。

実は、自信は、努力次第で増やすことが出来る。ある日、突然に、自分に対して自信が持てだしたというのではなく、日々の貯金によって変わってくる。何かを努力して成功すれば、それが自信になる。その自信の積み重ねによって自分に厚みが出来、自分が好きになれる。問題は、日々の貯金が出来るかどうか。






身体に尋ねて行動する

2012-03-22 | 私流
我々は、朝昼晩の三食を食べているが、その時間は、それぞれの家庭で決まっている。8時、12時、18時といった具合で、それぞれの家庭の主婦は、その時間に合わせて調理する。腹が減ったから食べるのではなく、食事をする時間がきたから、皆で一緒に食べる。これが普通の家庭の食事時間である。

しかし、健康を考えた理想の状態は、腹が減ったときに食べるのが良い。一見、決まったリズムで食べる方が良いように思うが、私が教えを受けている野口整体の世界では、「腹が減ったら食べる」方式を教えられている。要するに、身体が要求しないうちは、食べない方が良い。空腹感を感じたときに食べるのが、理に適っている。

例えば、健康なときは、酒を飲むと美味しく感じるが、風邪をひいたりして健康状態でないときは、酒を飲んでもまずい。大好きな酒であっても、美味しくないときがある。要するに、身体に、身体が求めていることを尋ね、その応えにしたがって行動すればよい。直感を磨いた上で、直感に従う。

ただし、間違った欲望の誘いと、本能的な直感をどのように嗅ぎ分けるかが難しい。正しい身体の求めを感じることが出来れば、その求めに応じて行動するのが最適だ。しかし、現代社会においては、様々な風習があり、そのしがらみから逃れることは難しい。

バランス感覚の人生論

2012-03-21 | 人生の気づき
会社経営をチェックする場合は、必ず貸借対照表(バランス・シート)を拝見する。そのときの財政状態が一望できるため、経営診断には必須の資料だ。

会社経営を診る場合に有効なバランス・シートは、実は、人生のバランスを診る場合にも参考になる。バランス・シートに表すと、よく理解出来て、意思決定にも貢献する。代表的な例が、自分の貯金その他の資産は幾らあり、ローンは幾らあって、正味財産は幾らだという金銭的な計算だ。

あるいは、あの人には色々とお世話になっていて、貸しよりも借りの方がが多いなあ。今回もらった果物は、ちょうど良い機会だから、あの人にあげようとか。いま苦しいことばかりで気分的に落ち込んでいる。少しは楽しいことも計画しないと心が弾まないから、久しぶりに長期旅行でもしようかなど。

要するに、いつもバランスを計算していないと、何かが破綻して修復不可能になる。我々は、計算しなくても無意識の世界で実行しているはずだが、ときには意識的に計算すべきかもしれない。より良い人生を送るために。私の場合、バランス調整に貢献しているのが、酒と音楽だ。



インスピレーションは運を引き寄せる

2012-03-20 | 人生の気づき
誰かの顔をふと思い出したとき、そのときは連絡してみよう。人間のインスピレーションは、不思議とよく当る。天があなたにメッセージを送ったのだから、その連絡を大切に受け取ろう。用事がなくても電話をかけよう。「ちょっと気になったから電話をかけたけど、元気かい」と言えば、相手も決して気を悪くしない。

天を味方につけたのだから、コミュニケーションもことさらうまく進む。何事も、ふと心に浮かんだことは、大切にした方が良い。直感を大切にしていると、直観力が磨かれ徐々に冴え渡ってくる。

ビジネス悩み事の解決

2012-03-19 | 経営の気づき
ビジネスマンの皆様に朗報です。いま、仕事の壁に突き当たっている方、3月28日に開催される無料セミナーに参加されませんか。解決のヒントが90分の話に隠れています。セミナー終了後は、個別相談もありますので、具体的に解き明かされるかもしれません。ご希望の方は、次のURLから、参加申し込みをして下さい。

http://www.jemcci.jp/news/201203/kadaikaiketsu.html

自分が変われば、会社が変わり、会社が変われば業績も上がります。業績が上がらないのは、経済環境の影響ではありません。問題はあなた自身に潜んでいます。
(写真は本文とは関係なく、私が主宰している「気づき塾」の様子です)

自分の棚卸

2012-03-18 | 経営の気づき
事業経営においては、必ず行わなければならない作業があるが、殆どの業種において必要なのが棚卸だ。棚卸を行わないと、利益高が分からないし、デッドストックのチェックも出来ない。棚卸が会社において必要だとすれば、人においても必要かも知れない。

では、自分自身の棚卸をする場合、何をチェックすることになるだろう。行動パワーの源である「知識量」「体験量」は最も分かりやすい。10年前の自分と比較して、知識や体験は増えたかどうか、そのことが会社業務に貢献しているか。会社が行う人事考課以外に、自分でも自分の棚卸をすべきだ。

他には、何があるだろう。「人脈の広がり具合」「前傾姿勢の意欲度」「精神力」「健康度」など色々ありそうだ。会社の人事考課や病院での健康診断などで、外側からチェックしてもらう以外に、自分自身の棚卸もしてみよう。

報われないことはない

2012-03-17 | 人生の気づき
何か頑張ったことが、報われないことがあると、言われる方がいる。いいえ、そういうことはないはず。時間差として現れる場合と、他の場所で現れる場合があるので、一見報われていないと見えるかもしれないが、実は報われている。

前にあるセミナーの講師をしたとき、受講生に人生の感動体験を語ってもらったところ、こういう方がおられた。「銀行に入行した時の新入生時代に、預金獲得のノルマを達成していなかった。そのとき、偶然、営業に出向いた家の方が、昔、私の祖父に相当にお世話になったらしい。その関係が分かったものだから、そのお家の方から相当額の預金をしてもらった」と。

この例だと、自分の功徳が孫に現れたわけだ。良い報いもそうだが、悪い報いも必ず現れる。すぐには現れないかもしれないが、時と場所を換えて現れるから、注意しなければならない。善も悪も、必ず報いがある。