東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

今年の決算

2012-12-31 | 私流
今年一年振り返って、特に例年と異なるところは、人の出会いであろうか。昨年「気づきの智慧」(アトラス出版)を出したおかげで、講演に呼ばれての出会い、あるいは読者からの手紙による出会い、フェイスブックの出会いなど、これまでの人生で最も新しい人との出会いが広がった。

友が増えたおかげで新しい友と酌交わす宴の場が増え、私の小遣いはいつも不足状態であった。何かが増えれば何かが減る、これはまさに当然の社会現象・自然現象であり、経済が上昇したり下降したりするのもすこぶる自然の流れだ。

来年は中小企業金融円滑化法が失効するため、場合によっては、中小企業の倒産が増えるかも知れない。政府がとのような策を講ずるか興味あるところだが、あまり不自然な流れを作って欲しくない。流れるままに任せたいものだ。

従業員の目線

2012-12-30 | 経営の気づき
私が仕事をするときは、いつも経営者目線を重んじている。社員の方にも経営者の視点で考えて欲しいと言っているのだが、先日、仕事の打ち合わせ先で、新しいことに気づかされた。それは、「時には、従業員目線でも考えなければいけない」ということ。経営の仕事をしていると、いつも経営者側に立っているが、時には反対側にも立たなければならない。

理想主義者の私は、現場の第一線であっても、経営者の視点を求めるのだが、私自身においては、従業員の立場・従業員の目線を意識しておかなければならない。その意識が遠ざかっていたことへの反省の出来事に出会った一昨日は、新鮮な気持ちに戻ることが出来た。

いつもテーマの中心を追いかけていては、本物の仕事が出来ない。「遊びというゆとり」が無くなっていた自分の戒めが出来たことに感謝である。

人見知り

2012-12-29 | 失敗の気づき
現在は全く人見知りの無い私だが、昔はそうでもなかった。そこで、昔の自分を振り返りながら、人見知り対策について考えてみた。人見知りの人は、その人と話しながら相手が自分のことをどのように考えているかを不安に感じる。

そのため、話よりも相手の表情や反応に注意が向きがちで、話の内容に注意が向かず、話が思っていた方向からずれてしまい、どうしていいのかわからなくなることがある。そうなるとパニックになって話をうまく進めることができず、自信がなくなって話すことが怖くなる。

つまり相手の反応が悪くなるのが怖くなるあまりに、人と話すのが不安で怖くなり、人見知りとなるのではなかろうか。本当は、人見知りの人は、相手と仲良くなりたい、相手と楽しく話をしたい人なのだ。

したがって、人見知りの対策としては、まず人の話をしっかり聞くことから始めるとよい。聞き上手になることが話し上手になるための第一歩。人見知りの人は、話よりも相手の反応が気になるので、結局話の内容が二の次になっている。

しかし、話をする上で大切なのは話の内容だ。相手の表情にとらわれすぎず、相手の話をしっかり聞いて話の内容を理解することを心がけるべきだ。話の内容をしっかりと聞いてくれる人に対して、相手は信頼をおいて話をしてくれる。しっかりと話を聞くことは社会的な基本であり、礼儀でもある。

来年は転換期

2012-12-28 | 私流
動物占いによると、来年の私は転換期だ。確かに大きく変わるだろう。仕事も一気に公共の仕事が減り、民間の仕事が増える。昔から望んでいたスタイルだが、やっと形が整いそうである。これも、公共の仕事が減るという危機感を感じての行動によって実現化できる。やはり、いつも安穏としていては成長はないということだ。

仕事だけでなく、生活も変えようと考えている。もっと楽しく人生を送るための仕掛けを作る予定だ。(これ以上楽しくしてどうするかって言わないでくださいね。笑)

人生はバラ色

2012-12-27 | 人生の気づき
問題があり続けることを喜ぼう。何かの問題が片付いても、すぐに次の問題が起こり続ける人は、確実にレベルアップしていると言える。

今、問題を抱えている人は、まだ進歩の途中にあるのです。何もかもうまくいっている人は、そこで完結して、進歩をやめています。問題がたくさんある人のほうが、進歩し続けているのです。
「頑張ってもうまくいかなかった夜に読む本」(中谷 彰宏 著/PHP研究所) より

名言ですね。考え方次第で、自分のとらえ方も変わってくるが、この指摘通りに解釈すると、自分の将来がバラ色に見えてくる。


鍋の効用

2012-12-26 | 雑談
寒い冬は、やっぱり鍋料理。野菜たっぷりの鍋にはうまみが溶けあい、栄養素もいっぱい。定番の白菜は食物繊維、ビタミンCが多く、ねぎには独特のにおいの成分が消化液の分泌を促進する。

栄養価が高いばかりではない。人の体は適度に温められると、体内機能が十分に発揮される。鍋料理は体を温めるとともに、消化の良い具材をバランスよく摂ることによって、体力を回復させる効果も期待できる。

冷え込む日が続くときには、体だけでなく心にも笑いと温もりの栄養素をしみこませよう。先日の忘年会も、皆さんからたくさんの笑いを戴き、心が和んでいる。感謝感謝。

商品力 対 販売力

2012-12-24 | 経営の気づき
商品力と販売力はともに必要な力であり、経営の上昇に必要な両輪である。しかし、どちらがより基本であるかと言えば、商品力が原点になる。もし販売力が先行した場合、あまりすぐれていない商品が出回ることによって、その会社の実力が疑問視されることになる。したがって、売ることよりも先ず、商品を磨かなければならない。

もしそのとき、経営陣が売上ばかりに気をとられて、商品のブラッシュアップを怠ると、そのつけは将来の経営に回される。将来の売上をそぐ要因を抱え込む「負債」を容認するか、いまは売れなくても将来の売上を約束する「資産」を抱えるか、この差は大きい。

万能工場

2012-12-23 | 雑談
人間の身体は、現代科学の粋を集めたハイテク工場よりもさらに上回る力を持っている。例えば、体温調節に役立つ汗腺は、生まれたとき600万個あるらしいが、その土地の気温によって必要性が無いと判断される、誕生して2年半の間に不必要な個数は機能を消滅するらしい。したがって、日本人の平均の汗腺個数は400万個だとか。勿論、沖縄と北海道の人ではその個数が異なる。

このような神秘的な機能を持つ人間の身体を、製造工場に再現することは不可能だ。だとすれば、ハイテク機能を持つ自分の身体をもっと信じて、その機能をフル稼働させなければならない。すなわち、むやみやたらに病院に頼らず、病気を治す力、耐える力としての免疫機能を活用するなど、今の生活態度を改めるべきではなかろうか。

湯たんぽの勝ち

2012-12-22 | 私流
冬はどうしても布団が冷たくて、寒さに弱い私は、布団の中にもぐりこんでしまう。そんな時に役立つ電気こたつだが、私は、この3年間は電気こたつを使わず、湯たんぽを用いている。

電気こたつも湯たんぽも、大きさは同じくらいだが、電気こたつは電源をさすだけで、すぐに使えるので便利だ。それに比較して、湯たんぽは、お湯をわかして湯たんぽの中に入れてと、準備に手間はかかる。

しかし、大きな違いは、暖かみの優しさ。湯たんぽはアナログ的で心地よいものがある。さらに、電気コタツは乾燥するけど、湯たんぽは乾燥しない。そして、湯たんぽだと、電磁派をうけることもない。先日、嘔吐下痢で寝込んだ時は、24時間温かさをキープできることも確認出来た。

やはり、お奨めは湯たんぽである。

お見合い、大成功

2012-12-21 | 雑談
鬼北町の授産施設「NPO法人ひだまり工房」さんと「ベーカリーみき」さんのお見合いが成功した。フェイスブックに呼びかけて、障害者の方が働く施設に、パンの技術指導をしてもらえませんかとお願いしたところ、Sさんからベーカリーみきさんをご紹介頂いた。

そして、先日お引き合わせしたところ、無報酬にて技術指導して頂くことを、快く引き受けてくれた。1週間の泊まり込みの研修生を受け入れて頂く。これで、新しいパンのメニューが増えるので、売り上げが上がり、障害者の方たちの給与が上がる。

嬉しいのは、経営者の心意気である。コストこそ発生するが、メリットは何もない今回の依頼を何の条件も付けることなく了解頂いた。皆様方、心温かい松山市の「ベーカリーみき」さんを、是非応援してください。

心あふれる手紙

2012-12-20 | 私流
他の人から自分に伝えられたメッセージで、最も心を打つツールはなんだろうか。直接話しかける言葉は別にすると、手紙がその最たるものだろう。現代は、メールと言う便利なものがあるため、手紙を送られることは、年に数度あるかなしかだ。

昨年、本を出版して一番嬉しい出来事が、読者からのお礼の便りである。全く見知らぬ人からの手紙は、特に心臓の鼓動を高めさせる。若き頃、つき合っていた女性からもらったラブレター以上かもしれない。

ということは、ビジネスの世界においてももっと多用しなければならない。下手な字でもよいから手書きで書くと、相手方へ届く心の臨場感は、相当に大きいはず。下手な文字でもよいというか、その下手であるという劣等感をおさえて書いてくれたその気持ちがありがたいから、もしかする下手な文字の方が心を打つかもしれない。

私の場合、下手な文字の持ち主であるから、その特技は有している。したがって、もう少し手紙の本数を増やさなければならない。

(写真は、たくさんの手紙を招いてくれた私の著書)

100点を目指してはいけない

2012-12-19 | 人生の気づき
以前の私は、いつも100点を目指していたような気がする。完ぺき主義と言うべきか、のんびりした仕事をしている人を見るとイライラする。しかし、そのイライラする自分に気がついてはいたが、まずいとは思わなかった。

数十年を経て性格が変わってきた今、私は100点を目指さない人間になった。すると、100点を目指すことの弊害に気づくことが出来た。100点をいつも目指していると、心に落ち着きが無くいつもイライラしている。周囲の50点60点の人を叱り、90点の人に対しても尊敬せず見下している。あるいは、他の人から叱られた時、自分が100点と評価されないことに怒りさえ感じる。

慌てなくて良い。平均点の自分であることに感謝した方が、どんなにか楽に生きられることか。

自分を信じるということ

2012-12-18 | 人生の気づき
世界の中で自分を最もよく知っているのは、自分である。自分が毎日何を考え何をしているかを知っている自分は、自分を偽ることが出来ない。その自分を信じられることによって、大きな力が生まれる。これが「自信」である。

例えば私の体験談だが、最初の講演は、経験がないから心が揺れまくる。そういう状態では、壇上でうまく話すことなどできない。しかし、100回200回とこなすうちに、成功する自分を見て自信が出来る。こうなるとしめたものだ。いつ講演をしても誰一人として眠らさないという自信が、聴衆全員にその気力が伝わる。

自分を信じるためには、自分を愛してあげなければいけない。自分を好きになって自分を見つめていれば、自分を信じることが出来る。要は、自分との戦いだ。

出口調査は嫌い

2012-12-17 | 私流
投票場の出口調査は大嫌いだ。肛門の出口を誰かが待ち受けていて、「今日は、何を食べたのでしょうか」と尋ねられるようなもの。私の政治思想をチェックしようなんて、許せない。

あまりにもみすぼらしいこの商売根性、みんなで出口調査を撲滅しませんか。