東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

私は忙しくない

2008-10-31 | 人生の気づき
生きる達人は、「忙しいということを、むやみやたらに言うべきではない」と言っています。
確かに、文字を見ても、「忙」は「心」が「亡くなる」と書いてあります。
これは、私の反省すべきところですが、心が宙に浮いているからこそ、「忙しい」という言葉が発せられるとか。

現代人が健康を害する場合、その多くが「忙しすぎる」ことを理由に挙げますが、実は、忙しいための過労の状態よりも、心が亡くなっていることが問題なのです。
「心の所在がはっきりしていれば、体を壊すことはない」というのが、私の持論です。

もう一つ、「忙しい」という言葉を発することの背景の問題があります。
小事を自分でこなして、大事をこなす時間がなくなるのはもってのほかであり、小事を周囲に任せていく力量がない者に大事はこなせられないということです。
そして、小事を任せられない者が、「忙しい」という言葉を連発します。

私の反省を盛り込んだ今回のコラム、先ずは自分に言い聞かせてます。


誰が主役?

2008-10-30 | 経営の気づき
初めて訪問した会社で、時々気になるのが、靴を脱いで入室するか、そのまま入室するか、その違いです。
面倒がりやの私は、玄関で靴を脱ぐのさえも面倒です。
したがって、脱がないでいいときは、やれやれと・・・

でも、私自身、反省することがあります。
私の事務所を新築するとき、設計士さんに、新築だからと、靴を脱いで上がってもらう方式を進言しました。

でも、設計士さん曰く「どちらが主役ですか。主役の側に合わせるべきです。靴をはいてこられたお客様が主役なら、そのまま上がって頂くのが順当ではないですか」
なるほど・・・

不合理な現実

2008-10-29 | 経営の気づき
いま支援させていただいている会社の出来事です。

あるとき、その会社に電話しようと思って、インターネットにて検索したところ、出てきません。
おかしいなあ。
何度もチャレンジしたのですが、とうとう駄目でした。


でも、最後のチャレンジでは成功しました。
その会社名は英文字ですが、電話帳には、カタカナで記載されています。
だから、たどり着かなかったわけです。

後日、社長に会ったとき、「社名は電話帳に載せる場合もその他も全て統一した方が良いですよ」と助言させていただいたところ、エッと驚く回答が出てきました。
社名が英文字でも、電話帳には英文字では記載できないとのこと。
あるいは、学校という職業欄には、学校法人でなければ、掲載できないとか。
電話会社独自のルールがあるようです。
消費者の使いやすさ優先は、まだまだ先のようです。
残念。

名刺の工夫

2008-10-28 | 経営の気づき
受け取った名刺につけられた番号が当たると、毎月、現金や海外旅行が当たります。
このようなサービスがうけて、名刺の売上を伸ばしている会社があります。
ホームページ上で当たり番号を発表しますから、名刺をもらった人は、ラッキーチャンスを待ち望むことになります。

そう言えば、ビジネスマンなら誰でも使っている名刺ですが、割合に面白みに欠けるものが多いですね。
出来るビジネスマンとすれば、何かアイディアを盛り込んで、大切にしまって頂ける「宝の名刺」にしたいものです。


前述のアイディアを借用すると、「名刺に年間の通し番号を付してお渡しし、翌年の年賀状(あるいは自分のHP)で、新年会ご招待の当たり番号を発表する」というプランが浮かんできます。
どなたか、私に当り番号の入った名刺を下さい。(笑)


智慧と汗の経営

2008-10-27 | 経営の気づき
例えば、似たような味のものに、1・2・3と番号を付けると、不思議と1の番号が付されたものが美味しく感じられます。
a・b・cにしても、同様の効果が得られます。

もちろん、これはイメージの話ですが、ちょっとした智恵が大きな成果をもたらすのは、何も食べ物の世界の話だけではありません。
企業の経営にも通じる話です。

ちょっとした智恵が料理の味を左右するように、智恵の使い方が企業の明日を左右します。
智恵だけを頼りに、汗をかかない経営も困ったものですが、汗だけをかいて智恵を使わない経営も、現代においては通用しません。

是非、日ごろの経営において、智恵を使う習慣をつけましょう。
人間だけに許された特権は、使わなければ、人間として生まれた意味もありません。

奇跡的体験

2008-10-26 | 経営の気づき
私のこれまでの体験の中で、奇跡的な体験をご紹介しましょう。
忘年会でこのような体験をしたのは初めてです。
参加者は、1時間少々、この間はものの見事に、全員が同じ方向を向いていました。

それは、4年前の忘年会の出来事です。
これから事業を興そうとする人に経営のエキスを教える「創業塾」がありますが、その卒業生(私の教え子)が集まりました。
多くの人が参加年度が異なりますので、初対面の人が多いわけです。
したがって、宴が始まって後30分くらいで、20名全員が自己紹介をしました。


自分の起業は何を目指しているかを語るわけですが、全員が起業家になることを目指していますので、何かの参考にしようと人の話を真剣に聞き入っていました。
酒を飲んでいる最中にも拘らず、私語をするものは一人も無く、ただ聞き入る姿は見事でした。
やはり、一つの方向に向くということは重要なのですね。

音痴は治る

2008-10-25 | 人生の気づき
人の才能は生まれつき備えているものでしょうか、遺伝によって受け継がれるものでしょうか。
私の答えは、ノーです。

例えば、音痴にしても、正しい音程の音を何千回と繰り返し聞いていると、正しい音を覚えて表現できるようになります。
音痴ではなくなるそうです。

これは、音痴が治ったのではなくて、正しい機能が育っただけであり、まして遺伝や生まれつきのものではありません。
音痴の修正の場合ですと、間違った音はそのままにして、正しい音程の音を習うことに力点をおきます。
間違いを矯正するのではなく、正しい能力を新しく引き出すという考え方です。

この音痴の修正法は、短所はそのままにしておいて長所を引き出し伸ばすという、人材育成の根本であるようにも思えます。


癌も前向きの心で消滅

2008-10-24 | 人生の気づき
人には、それぞれ自分独自の健康法があります。私の場合「気功」ですが、毎朝の日課となっている1時間の気功で、前日の疲労を解消し体力を回復します。しかし、周囲の人にその効用を話しても、科学的な根拠がないものとして、ほとんどの人が私の話を真剣に聞いてくれません。そこで、ここでは気功のような難しい話ではなく、「物事に対してどのような気持ちで取り組むか」という「気持ちのあり方」について語ってみましょう。前向きの考え方を持つことによって、免疫力を上昇させるという話です。


よく、「病は気から」という言い方をします。身近な例で言えば、カゼがはやっているときに、「今、カゼで寝込んだら、仕事が滞ってしまう。カゼなんか引いている場合じゃない」と思うと、不思議にカゼを引きません。その逆に、仕事が一段落すると気持ちが緩み、途端にカゼを引いてしまいます。東洋医学では、体を巡るエネルギーを“気”と呼び、その気が少なくなったり、体のどこかに停滞してしまったときに病気になると考えています。最近では、免疫学的な調査や“やる気”の仕組みが解明され始めたことで、やる気と免疫系に深い関係があることが少しずつ分かってきました。


やる気と免疫系がどのように関わりが強いかを考えるために、次の事例を紹介させて頂きましょう。

岡山県倉敷市にある柴田病院では、がん患者に「生きがい療法」を行っています。院長の柴田高志氏は自らも耳下腺がんを患った経験をもち、そのときに前向きな考え方をすることでがんを克服しました。その経験を生かし、がん患者に富士山登頂という常識では考えられない目標をもたせました。この試みは見事に成功し、ついにはがん患者によるモンブラン登頂まで成し遂げてしまいました。そればかりでなく、がん病巣が小さくなったり、肺に8つあったがんが3つに減って職場復帰した人もいるそうです。


このように、前向きな考え方、言い換えれば「やる気」が、病気を治そうとする免疫力を高めて、病を克服します。 ビジネスの世界では、「前向きの考え方」をもつことの必要性がよく語られますが、健康維持を考える上でも、実は非常に重要なテーマです。


生活標語

2008-10-23 | 人生の気づき
生活標語です。

善事をして他人に認められぬことを憂えるな。
善事を成し得る自分であることを喜べ。

誰に褒められなくても、善事をしたときの気持ちの良さがある一方、誰に気づかれなくても、悪事をしたときは気持ちの悪さが残ります。

合コンの極意

2008-10-22 | 雑談
合コンのときは、服装を決めるべし。
(重要なビジネスのときは、服装を決めるべし)

合コンのときは、目指すターゲットを早い段階で決めるべし。
(顧客ターゲットは、事業スタート時において、明確に決めるべし)

合コンのときは、さわやかな自己主張を行なうべし。
(企業競争に勝つには、差別化を盛り込むべし)

合コンとビジネスって、一緒なのかなあ。


失敗して育つ

2008-10-21 | 経営の気づき
脳は、3歳になるまでの間に、大人の約7割の重さになるとか。
したがって、乳幼児の知恵の成長は著しいのですが、最近の便利な生活用具を見ていると、子どもの成長にとって余計なお世話的なものが随分あります。

例えば、カップ。
子どもが落としても、中に入っている液体がこぼれない。
親からすれば、こぼれたミルクやお茶などをふき取る作業が省かれるため楽なのでしょうが・・・


でも、グラスを割るとか、入ってたものがこぼれるのを見て、器を落としてはいけないと言う知恵がついてくるわけです。
失敗してこそ、脳のしわが増えて知恵がつきます。
しかし、時間的にせかされている現代人は、知育よりも利便性・快適性の方を重んじているようです。


失敗の不快感を経験させない過保護な体制は、会社でも見受けられます。
上司は、もっと部下の失敗を歓迎すべきです。
可愛い部下の成長のためにも・・・




今が買い時

2008-10-19 | 雑談
今が買い時の商品は何でしょうか。

加齢臭に良い石鹸が通信販売で20万個売れてるとか。
効き目も相当凄いようです。

トヨタの「iQ」、リッター当たり23キロ走行する4人乗りの小型車が、アメリカで発売されるとか。
財布の紐が引き締まった今、相当に売れるでしょうね。

株の購入を狙って、個人投資家の口座開設が一気に増えているとか。
なるほど、暴落の今、買いのチャンスかも。

千代の亀101

2008-10-18 | 雑談
先日、内子町の亀岡酒造のファンの会、「千代の亀101」の第2回定例会が開催されました。
今回は、イベント・PR・商品開発の3部会に分かれての分科会です。
私の担当は、イベント。

参加メンバーは老若男女の様々なメンバーがいますが、大学生の堂々としたプレゼンの様子には驚かされました。
この歳で、大勢の前で自分の考えをまとめて発表できるとは・・・
将来、大物になりますぞぃ。



写真は、亀岡酒造の凍結酒「しずく酒」です。
解凍して飲むと、メチャ美味しい・・・

酒とバラの日々

2008-10-17 | 人生の気づき
ジャック・レモン主演の映画「酒とバラの日々」は、1962年製作のアメリカ映画で、アルコール依存症に陥った夫婦をシリアスに描いています。私がこの作品が好きなのは、ヘンリー・マンシーニの主題曲が全編に流れていることも理由の一つですが、一番の理由は、主人公に出会った女性が徐々に酒をたしなむその過程において、酒の醍醐味が共感出来ることです。


広告会社の激務を紛らわせるために酒を飲むようになる営業マン、そして、その彼に出会った美人秘書は彼の影響で酒を口にするようになります。夫婦揃ってアル中になって後は、酒の怖さを思い知らされるものの、「人の出会いを感動的に深める演出用具としては、酒は最高の小道具」と共感させられます。


私の事務所には二人の女性スタッフがいますが、不思議なことに、これまで歴代スタッフが飲める口を持っています。と言うよりも、ノンベーが多い。前に、愛媛県酒造協同組合主催の「会社対抗利き酒大会」では、当事務所が優勝。しかも、女性スタッフは個人戦でも最高得点を得て、全国大会出場権を獲得しました。とは言え、新規職員採用試験の際、「酒が好きか否か」を採用条件に列挙しているわけではありません。私の最大チェック項目は、「人格としての好感度」「人生観」「仕事観」この三つです。「人生を楽しく生きたいという志向がない人は、仕事も楽しく出来ない」と考えており、これらの選考項目が結果的にノンベーを採用しているかも知れません。


私の事務所にはノンベーのスタッフがいると共に、映画「摩天楼」に感化されて、事務所の中央にバーがあります。酒を酌み交わしながらビジネスをするスタイルにあこがれ、夕方5時以降は、来客者とバーカウンターに肩を並べることもあります。アルコール依存症になることは避けなければなりませんが、人生を、そして仕事を楽しくやり通すための適度な酒は、私にとって生活必需品です。


残り香

2008-10-16 | 経営の気づき
今朝、ふと目を向けたカレンダーに、素敵な言葉がありました。
始めを慎みて(つつしみて)
終わりを敬む(つつしむ)

特に、後者の「終わりを敬む」が気に入りました。
私の仕事の進め方も、「余韻が残る仕事をしよう」ですから・・・