東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

二度読み

2017-03-22 | 私の師匠
本から学ぶことは多いのですが、これまで同じ本をまた読み返すことはしていませんでした。そして、初めての読み直し。以前感銘した部分と今回感銘する場所が違うのが面白いです。その差が、人間の成長なのでしょうね。これからは2回3回と読み込んでみたいと思っています。

身内の偉業は見逃しやすいもの

2016-08-19 | 私の師匠
父が亡き後、生存中は見えなかったものが色々と見えてきます。身内の者に対しては、なかなかその偉大さが見えないものかもしれません。しかし、時間が経過してくると、自分との比較がシビアに出来るようになり、その偉大さが見えてきます。写真は、父が書き上げた千巻経と絵文字入りの写経。字が読めない人にもわかるように、絵文字で般若心経を写経しています。

漢字から学ぶ

2016-04-09 | 私の師匠
「教え」は、元来「愛し(おし)」が動詞化したものであることからしても、教えるときは「愛情をもって」飲み込ませなければなりません。「学ぶ」は、「真似ぶ(まねぶ)」が語源でして、学ぶ時は真似をすることがその第一歩になります。漢字から学ぶことは色々多いですね。その点、最近の子供たちの名前は一ひねり二ひねりしていますが、漢字の意味を理解して名前を考えているのか疑問です。 

スケールの大きな人

2015-08-01 | 私の師匠
昨年知り合った奈良の方の、スケールのでかさに今回もまた驚きました。同じ志の青森の方たちが、四国を一周して最後に松山の視察を終えたとき、何と彼は、松山での打ち上げの飲み会に、奈良から出てこられたのてす。打ち上げの一晩のために。その彼から、一緒に楽しみませんかとメッセージを頂いたものですから、私も出席しないわけにいかず、当日の急な連絡にもかかわらず、別の会議を終えたのち出席。

さすが、メンバーの6人は本当に熱いです。それぞれが大きな志をもってまっしぐらに進んでいる姿は、感動さえ覚えました。

大きな遺言

2015-02-01 | 私の師匠
長女が結婚するとき、私の父が、孫娘に対して貴重なプレゼントをしました。ご祝儀に加えて、写真の書を贈ったのです。これまでの父の人生で気づいたことを色々とまとめて、娘のこれからの人生に参考にして欲しかったようです。娘が、先日、ふとしたことからこの書を見つけ出し、我が家に持ち込んだのです。

すでに父は亡くなっていませんが、このような贈り物こそ、いつまでも遺る価値あるものですね。

節約の智慧

2015-01-02 | 私の師匠
昔の方たちは節約精神が見事です。お金を使うべきところにも投入を惜しむケチとは違って、合理的な節約は現代人も見習うべきです。私の母は、曾孫たちに正月に配るお年玉袋さえ節約しています。しかも、もらった子供たちが喜ぶ工夫は、単なる節約を超えています。

チラシ広告を活用したアンパンマンのお年玉袋は、お見事です。

年上の弟

2014-05-08 | 私の師匠
先日、年上の弟の一周忌に参列してきました。妹の主人ですが、大学の1年先輩になります。彼の人望は高く、色々なエピソードを聞くたびに、そのスケールの大きさに驚いています。彼が東京でなく、松山で生活していれば、もっと触れ合う機会も多かったのにと残念です。彼の人柄を偲ぶ一つのエピソードを紹介しましょう。

正義感の強い彼は、知らない人でも誰彼かまわず注意します。しかし、その叱り方が何ともユニークなのです。例えば、シルバーシートに若者が座り携帯メールをしていると、わざとその横に座り「ごめん。私は胸にペースメーカーが入っているので、携帯を切ってもらえませんか」としゃべるのです。

最近のペースメーカーは、スマホや携帯をしていても問題ないですから、本当は「私は旧型のペースメーカーをしているので・・・」と言わないといけないかもしれませんが、周囲に座っている人にも配慮したこの優しい諭し方は絶妙ですね。この生きざまは見事です。

本物の智慧と偽物の知恵

2014-04-02 | 私の師匠
私の尊敬する老師のお言葉をご紹介します。

「人間は長生きしてもたかだか100年。しかし、地球が誕生してからの生命の発祥までさかのぼり、人間誕生までさかのぼれば、その年数は相当な時間になる。したがって、生まれてから養った知恵と、命のリレーによって本能的に受け継いだ智慧とでは、雲泥の差がある」

「例えば、食事は朝昼晩に定期の時間を定めて食べるのが現代人の知識であり、主婦が手間暇の面倒をかけないための便法でもある。一方、腹がへった時にへった者が食べるという考え方が、命が要求する本能的なものであり、この食事法が最も健康的である」

「本能的に生きれば、本来健康は保たれるはず。自分の便利なように、あるいは社会にとって便利なようにという、浅はかな社会習慣にしたがう必要は全くない」

実行は難しいものの、正しいこの理屈を腹入りしておきたいものです。

立春初しぼり

2014-02-11 | 私の師匠
酒造メーカーの社長さんがわざわざ届けてくれた。しかも遠方の内子町から。初しぼりの酒を神社でお祓いしてもらった上でのご持参である。

千代の亀酒造の方々は、本当に皆様良い人ばかり。そのような方たちの集団だから、就職させて欲しいと何人かの人が席空きを待っているとか。このような会社は、今時珍しい。

法事にて

2013-08-17 | 私の師匠
先日、私の義理の弟の法事に参加した。なかなかの好人物であったが、皆に酒が入って、故人の懐かしい話に及ぶと、私が知らなかった話もたくさん登場した。

彼は、親分肌にて、小学校では、唯一、名前の呼び捨てがされていなかったらしい。いつも「○○くん」とか「○○さん」とか呼ばれていた。したがって、弱い子、いじめられっ子たちは、彼に守ってもらうために、彼の周りに群がってくる。人から頼られると断れないたちだから、弱い立場の仲間を守る、そういうガキ大将だった。

その性格は成人してからも変わることはなかった。後輩たちには、誰にでもふるまうものだから、家計を担う妹は苦労した。しかし、その親分肌が故に、目上の人にもずいぶん可愛がられた。多分、純粋にその方たちの懐に入っていくのだろう。おかげで、営業マンである彼は独自の販売ルートを開拓し、いまだに社内では「〇〇ルート」と語り伝えられている。

その頑張り屋の彼は、上場企業の役員にまで出世したが、地元に帰れば、甲子園にも出場した大英雄として迎えられる。周囲に優しい心遣いを持つ彼は、東京の葬儀では千人の参列者を超えたが、地元でも400人以上の参列者がいた。優しい心を持つ人間の力、その偉大さを教えられた葬儀だったが、法事においてもさらに新しいことが分かった。

本当に素晴らしい人だ。

電子書籍にはまっています

2013-08-10 | 私の師匠
私の師匠はたくさんいますが、その最たるものは書籍だろうか。古典の書籍からも色々と教えて頂ける。その点、電子書籍で古い本を求めると無料なので、本当に有難い。いま読んでいる本は、福沢諭吉の「学問のすすめ」。

当たり前のことを言っているのかと思いきや、結構奥が深い。我々がなぜ学ばなければいけないかということがよく分かり、今更ながら学ぶことに火がついた。もっと以前に読んでおけばよかったなと、反省することしきりである。

「流れる」を観る

2013-07-02 | 私の師匠
3か月前から三味線と小唄を習っていた私だが、仕事が忙しくなってきたため、節目の3カ月で卒業することにした。そしてその最終日、皆で、山田五十鈴主演の古い映画「流れる」を観た。生徒の一人が持ってきたDVDを、先生の営んでいる店を貸切状態にして、皆で鑑賞した。当然に銘酒も用意してもらっていたので、その会は私にとっては打ち上げの会となった。

酒と料理、そして仲間との会話も楽しかったのだが、この映画もまた素晴らしかった。物語の初めと半ば、そして終わりに、山田五十鈴が三味線を弾く。日本文化を感じるにはもってこいの映画である。昭和の、時代の流れがゆっくりしていたあの頃は、セリフも平坦で抑揚が少ない。古き良き時代を感じたこの時間は、酒の酔いも手伝って、癒しの時間になった。

(写真は習い始めのころの4月に写したもの)

見上げる存在

2013-03-29 | 私の師匠
若い頃は人間力がないこともあって、お師匠様的存在はいなかった。しかし、徐々に人間としての力をつけてくるとともに、学ぶべきお師匠様が見つかった。お師匠様の履歴を見れば、なんとなく自分の成長ぶりが分かってくる。

そして気づくのは、自分がお師匠様として位置づけた人は、自分とあまりにもかけ離れた人ではないということ。その凄さが分からない距離的に遠い人は、お師匠様になっていないのである。しかし、成長するとともに、自分の位置づけも上がり、お師匠様のスケールも大きくなった。

いま思えば、お手本とさせて頂くお師匠様がいたからこそ、今の自分がある。やはり手本は必要だ。

美味しいカクテルの頼み方

2013-02-03 | 私の師匠
私が教えを乞うお師匠様には、色々な世界の方がおられる。例えば、カクテルの楽しみ方を教わっている方はバーgのマスターで、十数年間、いつも楽しい貴重なことを教えてもらっている。先日の新しい教えは「美味しいカクテルの頼み方」。

それは、バーテンダーさんとの会話によって、自分を好きになってもらうことだとか。バーテンダーさんも人間だから、黙って座ってどのような方か分からないお客の注文には、身が入らない。やはり、美味しいものを作ってあげたいというその気持ちが、微妙なワンランク・アップにつながるとすれば、楽しい会話を先に交わしておくことが必須だ。

教えて頂いて当然のことだと分かるが、何事も全て一緒ということだ。

陰の褒め言葉

2013-01-30 | 私の師匠
陰口は慎まなければならないが、陰の悪口と違って、陰の褒め言葉はどんどん言うべきだ。以前、タクシーに乗った時、同乗者の人に私の恩人を褒めてたら、翌日、タクシー会社の社長から聞いたと、その恩人から電話がかかってきた。私が褒め称えたのが嬉しかったらしい。普段、本人に対しても称賛の言葉を発していたが、本人に本人を称える言葉を発しても、おべんちゃらと受け取られる。

しかし、陰で褒めると、その内容が伝わった時、しっかりと喜んで頂ける。反対に陰口の場合は、怒りも倍加するのであろう。陰口は厳禁に対して、陰の褒め言葉は多用すべきだ。