東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

「恋愛の口説き」と「経営の口説き」②

2015-09-30 | 経営の気づき
質問を組み立てるときに、YESの予想される質問を連続して並べ、その次に肝心な「YESと回答して欲しい質問」を言いますと、心理的な傾向から、YESと回答してもらえる確率が上がってきます。これは、恋愛の口説きにも使えますし、商談の折にも使えます。質問の並べ方、この組み立てを変えるだけで、YESと言ってもらえる確率が上がるとすれば、是非活用すべきですね。

「恋愛の口説き」と「経営の口説き」➀

2015-09-28 | 経営の気づき
皆さんお気づきですか。恋愛するときの口説きのテクニックとビジネスの折衝テクニックは共通点が山のようにあります。その共通点を今回からいくつか並べてみましょう。

まずは、「二者択一で相手を自分が思っている方向へ誘導するテクニック」です。「今度一緒に映画を見に行きませんか」ではなくて、「映画を見に行くのに、土曜日か日曜日、どちらの日が都合がいいですか」の方がベターです。ただし、これはある程度勝算を見込めそうなとき、タイミングを見計らってでないと使えません。ビジネス・シーンのときも、ある程度商談が進行している時点が前提になります。

恋愛と経営

2015-09-26 | 経営の気づき
経営と恋愛、似ている部分がいくつかあります。部下やお客様の気持ちを何とかこちらに向かせたいのと、恋人の気持ちをこちらに向かせたいのと、共通していませんか。自分の思い通りにならない「相手の気持ち」をなんとか思い通りにしたい。これは、経営と恋愛に限らず、人間が関わる世界では、全て似たような現象と問題を抱えています。

要するに、「心」の大切さが問われる所以です。経営の場面と恋愛の場面での共通面を探ってみましょう。
1つ目は「甘い言葉にまどわされるな!」
2つ目は「タイミングを失うな、時には即行で攻めよ!」
3つ目は「行動した後のフォローを大切にしよう!」

年齢を重ねるということ

2015-09-24 | 人生の気づき
年齢を重ねると言う事は色んな経験を積むと言う事ですから、それに伴い自然と考え方が変わって来るものです。今までは普通にできていた事が急に恥ずかしくなったりします。私の場合は、その反対で、若いころは恥ずかしかったことが、平気で人前で何かを披露したりします。要するに、若い時に比べて何かが変わっているのでしょう。それは、成長として捉えてよいのではないでしょうか。

若いころに比べてバカ騒ぎをしなくなったと言うのは周りの目が気になったり、周りに迷惑がかかると思える様になったからではありませんか。私の場合は、若いころの活動力が弱かったため、いま馬鹿騒ぎをするようになりました。これは、退化しているのか成長しているのか、果たしてどらでしょう。(笑)


IQよりもEQ

2015-09-22 | 経営の気づき
これからは、IQ(知能指数)やスキル、業務知識、経験だけに着目するのではなく、「自分の感情をうまくコントロールし、前向きな感情を生み出す能力」や「人の気持ちを理解し、相手の立場に立って物事を考えたり、判断することのできる能力」に注目してみませんか。

すなわちEQを一定の尺度で評価し、またその能力を開発することで、これまでの悩みを解決する糸口がみつかるのではないでしょうか。

ドラッカーの指摘するリーダーの仕事

2015-09-20 | 経営の気づき
ドラッカーは、リーダーの仕事として次の五つの項目を上げています。

1.目標を設定する
2.組織をつくり仕事を割り当てる
3.動機づけを行い、コミュニケーションを図る
4.仕事の評価測定を行う
5.人材を育成する

職場において一番悩んでいるのが「社員の動機づけ」でしょうか。テクニックの問題もありますが、それ以上に動機づけを行う人自体の人格の問題がありますので、なかなか簡単にはいきません。

気になる数字

2015-09-18 | 経営の気づき
減量を目指す人は、毎日体重計にのります。血圧を正常値に戻したいと考えている人は、毎日血圧計を測ります。経営においても、改善を気にしている経営指標をいつもチェックします。要するに、改善を心がける人が、数字を気にします。ということは、数字を気にかけることが改善への第一歩になるのでしょう。

経営の改善状況は、見事に数字に表れますので、是非関心を持ってほしいですね。

成功する経営者の条件

2015-09-16 | 経営の気づき
成功する経営者の条件を三つあげよと言われれば、私はちゅうちょなく次の三つを上げます。それは、「向上心」「プラス発想」「素直さ」です。

「向上心」とは、すなわち勉強好きです。学ぶことが好きな人でないとダメでしょう。社会の勉強や経営の勉強を喜々としてやる人でないとだめです。次は、「プラス発想」。生きていれば、いいことばかりではありません。必ず困難や失敗に出合いますが、その時、本来は好ましくないことを、勉強になった、この程度の損失で済んでよかったと思える考え方はとても大切です。

最後は「素直さ」。人の話をよく聞き、自分のためになると思われる忠告は素直に受け入れることが、結構難しいのです。さらに、その話を自分の都合のいいところだけ聞くのではなく、素直にすべてを一度受け入れることです。

核家族化と介護職員

2015-09-14 | 経営の気づき
核家族化した現代は、祖父母とともに生活した経験者が少なく、祖父母を介護する両親の苦労する様子も見ていないわけです。そういう世代の若者が、介護施設に入職して正しい介護業務をやりとおせるのでしょうか。入居者に対する職員の虐待事件が後を絶たないのも、まさにそのような生活体験のなさから生じるのではないでしょうか。

ということは、これからは3世代の同居家族を増やすべきです。そうすれば、自然に介護施設の入居者も減り、あるいは、施設職員に求められる資質も的確に備わってくるはずなのですが。机上論ではこうなるのですが、現実には、緩い生活とわがままな生活に慣れた現代人には難しいでしょうね。

失敗哲学

2015-09-12 | 経営の気づき
失敗は、成功に比べると再現性が高いと思われます。失敗の経緯や背景、原因などは、分析しやすいものの、成功の場合は、失敗の分析ほど易しくありません。とすると、数多くの失敗を分析して、反面教師として成功を狙う方法がベターかもしれません。

その点、私は、数多くの失敗を経験していますので、失敗分析の点では有利なのですが、今振り返ってみるとあまり分析していないですね。要するに、成功へのこだわりが少ないのが、私の欠点でしょうか。

頭から 足元から

2015-09-10 | 経営の気づき
会社は、頭から腐る場合と、足元から腐る場合の二通りがあります。頭から腐る場合とは、経営者の考え方の間違いから生ずるものであり、足元から腐る場合は考え方の間違った社員の割合が増えることによって生じます。ただ、後者の場合は、トップがしっかりしておくことによって、対応策を施せられますから、途中で腐るのを防止できます。

したがって、会社が腐らないようにするには、トップ次第ということになります。

経営力アップの基本は人間力

2015-09-08 | 経営の気づき
経営の基本は、売上・利益・資金の循環の三つの要素にあると思います。そして、売上を上げるためには顧客満足を向上させることが必要であり、利益を上げるためには従業員満足を高めることが求められます。原価意識をいくら従業員に持たせようとしても、労働環境を含めた経営システムがまずくて従業員満足度が低ければ、利益改善にはつながらないからです。

ということは、「お客様の気持ち・従業員の気持ちを配慮できる経営者の人間力」が経営の基本であると言えます。

孤高の人になりたくない

2015-09-06 | 人生の気づき
人は、多くの人に支えられて成長するのですが、名を成すにしたがって、かつて周囲の人たちから助けてもらったことを忘れるものです。これは、人であっても組織であっても、国であっても一緒です。力のない時ほど、周囲の支援はありがたく、その恩義は肝に銘じるものです。しかし、例えば、会社が大きく成長してきて組織が固まれば固まるほど、周囲との交流と融合の力は衰え、孤高の存在となります。

実は、この教えに出逢ったとき、私自身、反省するものがありました。相互依存の関係は永遠に必要な存在として意識すべきでしょう。

おかげさま

2015-09-04 | 雑談
「おかげさま」の「おかげ」は見えないものの力。 神様のご加護や他の方の力を指すようです。自分の力だけでなく、目に見えるものはもちろんのこと、目に見えないものにも私たちはお世話になって生かされているのだという謙虚さを表現した言葉です。日本には素敵な言葉が多いですね。そして、その言葉の意味を知って使うと、相手様への伝わり方も変わってきます。




有難い注意信号

2015-09-02 | 失敗の気づき
風邪をこじらせて急に出逢った病気が痛風。これまでの不摂生がたたったのでしょうが、今考えると幸運の出逢いでした。もし痛風が起こらなければ、私の飲酒を基調にした食生活は改まらなかったことでしょう。現在は、2週間飲酒をストップしたため、血圧が正常値になりました。プリン体の食事を控え、飲酒も控えれば、今以上に健康になれそうです。

ただし、絶対に酒は止めません。量を減らしての週一回の飲酒、これが今の目標です。