東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

私の好きな空間

2012-11-30 | 私流
私の好きな場所は、広い空間よりも狭い空間。和室なら16畳の広間よりも4畳半の狭い方が良い。4畳半と言えば、武士が切腹に用いた場所だから縁起が悪いという人もいるが、切腹の間の場合、畳の敷き詰め方が異なるので、普通の敷き方ならば気にしなくても良い。

しかし、4畳半の隣に3畳の間があると、これは検死の部屋だから縁起が悪い。縁起を気にしない私だが、やはり、4畳半と3畳の続き部屋は、心を重たくさせる。とは言え、切腹の間に4畳半の部屋を用いたのは、心を落ち着かせることに起因しているのだろうか。

私が狭い空間を好むのは、特に音楽の場面。でっかい公会堂ではなく、小さなバーで、プレイヤーと数メートルの距離で聞くライブは心が躍る。CDよりも生の音楽、同じ生であっても、大きい舞台よりも触れ合える小さな舞台。感動を伝えるには、やはり狭い空間の方が適している。



錦鯉の世界市場

2012-11-29 | 雑談
日本経済の失速を裏付ける話を先日聞かせてもらった。しかも驚いたのは、その話を紹介してくださった方は、錦鯉の養魚場の経営者である。その方曰く、「日本では錦鯉は売れなくなった。富裕層の趣味として楽しまれていた錦鯉だが、そのゆとりが日本に無くなって、日本人からはあまり買っていただけない」

「いまは海外のファンが増えている。ヨーロッパは最近元気がないが、特に中国は元気だ。アメリカやインドネシアなど、とにかく海外と商売をしないといけないから、英語の語学力は必須。サラブレットを持つという馬主への憧れ的なものが、錦鯉にもある。彼らは、購入しても、我々に預けたままだ。とにかく品評会に優勝させることが夢なんだ」

盆栽がヨーロッパではやっているという話は聞いていたが、錦鯉も同様の傾向があるらしい。とにかく、錦鯉は、世界でも別格のブランド力を持つという日本。ものづくりの力が弱まったと言われる日本だが、日本文化やその周辺は、まだまだ底力を秘めている。

(写真は、錦鯉の養魚場の事務所の壁に飾られていた油絵。この方の作品は、鯉1匹当たり100万円というから、この画は1,100万円ということか)

潜在意識の大きさ

2012-11-28 | 人生の気づき
軍人さんの勲章が増えると、増えるほどに力がみなぎってくる。要するに、軍からの評価が自分の自信となり、それが潜在意識に落とし込まれるのだ。自分への自信が直接的に作用したのではなく、勲章授与という間接行為が、潜在意識に大きく作用する。

これは、会社においてもあてはまる。昇進して同期よりも数段上になった場合、その会社の評価が自分の自信となり、挨拶も堂々としてくる。このような簡単な理屈は誰もが理解しているが、でも、大きなパワーになるから侮れない。

さあて、来年1月は、愛媛出版文化賞の受賞者の発表だが、果たして入選しているかどうか。落ちても通っても、私そのものは変わらないはずだが、自分への自信は高まる。不思議なものだ。

何を仕掛けようかな

2012-11-27 | 経営の気づき
来年は、定番のいくつかの仕事が終わる。このまま放置すると年収が大幅に下がるので大変。何かを仕掛けなければならないが、まだ作戦は固まっていない。

読者の皆様、良い智慧があればご提供ください。ブログネタのない今日は、これでご勘弁を・・・笑

神秘的存在の握り飯

2012-11-26 | 雑談
握り飯は、西日本では「おにぎり」と呼ばれるが、関東では「おむすび」と呼ばれることが多い。この握り飯は、単に手で結ぶことからだけで、名づけられているものではないらしい。

江戸時代の国学者、新井白石が著した『東雅(とうが)』によると、「むすび」は『古事記』の中に現れる「産巣日(むすひ)」または「産霊(むすひ)」と関係があるという。いずれも、「万物を生み、成長させる、神秘的で霊妙な力」を指すことばで、「むす」は「発生する、生える」の意、「ひ」は「心、霊」の意である。

このように語源を訪ねると、握り飯の偉大さを再認識させられる。一戦を交える戦の前には必需品ともいえるものだが、現代においても、車で移動しての仕事時には、時間のないときは握り飯が便利である。さあーて、今日も握り飯にて力をつけようか。

トップの影響

2012-11-25 | 経営の気づき
これまでのコンサル生活にて、様々な会社と出会ったが、感じるのは、トップのお人柄が会社経営に影響し、社員の人柄にも微妙に影響を与えているということ。トップの人格が素晴らしければ素晴らしいほど、社員との一体感が強い。運命共同的な存在である会社に、社員自身にも愛社精神的を抱かせるためには、トップが自らの器を大きくしなければならない。

最近出会った某授産施設の代表者は、その懐の大きさを感じさせてくれた。おかげで、3月まで取り組む施設の支援にも力が入りそうである。新たな出会いに感謝である。

会話のキャッチボール

2012-11-24 | 人生の気づき
会話は、キャッチボールと似ている。相手が強くボールを投げると、こちらも強く、相手がゆっくり投げると、こちらもゆっくり。キャッチボールをした経験者であれば、この理屈はお分かりだと思う。実は、会話もキャッチボールのような性格を帯びていることを、先日気づいた。

事務所にて家内が、「給与計算してくれた?」と投げかけたので、私は「いましています」と丁寧な言葉で投げ返した。その二人の会話を聞いていた事務所のスタッフは笑っている。そこで、私は追い打ちをかけるように「お察しのとおり、これが我々夫婦の上下関係です」「私の人生の上下関係です」と説明した。スタッフたちは大爆笑である。

人間の会話もキャッチボールと同様に、「優しく問えば、優しく応える」。家内の質問がとげとげしければ、私もジョークで応えることはないだろう。優しい言葉が欲しければ、相手にも優しく語りかけることだ。


転職のメリットとデメリット

2012-11-23 | 雑談
物事には表と裏があるように、やはり転職にもメリットデメリットがある。転職におけるメリットは、不満を一新し、充実感あふれるビジネスライフを送るためのステップアップのチャンスとなること。私の場合、3回転職したが、そのたびに新たな出発になったのを記憶している。

当初、気づかなかった自分の適性を、就職することで発見し、自分のレベルアップを目指して励むことになる。しかし、すべての状況が良くなるとは限らない。失うものもあれば、期待や想像とは違う現実に直面する可能性もある。物事はそう何もかもがうまくはいかない。

デメリットは何だろうか。それは人脈である。当然のことだが、今まで積み上げてきた人脈をいったんゼロにし、新たに人脈を一から築き上げていくのは骨が折れる。元の職場に戻れるわけでもないので、この点は覚悟をしておくべきだ。




心の距離

2012-11-22 | 私流
家族が皆出かけてしまって、一人ぼっちになったQoo。寒いから、事務所に連れて行き、スタッフの机の引き出しに入れてもらった。このあと眠ってくれたが、最初は、私から離れようとしない。キャビネットに行ってもデスクに行っても、どこに動いても、私についてくる。

毎日一緒に生活していると、誰か家族がいないと落ち着かないようだ。娘が私の承諾なしに買い求めたQooだが、その娘も嫁いでいまはいない。娘の代わりに家内や母を慕っている。私は、Qooからすれば三番目。でも他にいなければ、私が一番になる。困ったものだ。

デキる人の情報

2012-11-21 | 経営の気づき
最近はネットで様々な情報が入手出来るが、インターネットの普及以前は、行動量と情報量が比例していた感がある。出張の多い人、会社外の交流が盛んな人は、情報量が多く、行動量と情報量が比例していた。この傾向は、今でも変わっていないのではなかろうか。

ネットで最新情報はとれるが、それは生きていない情報だ。一方、人を通じて入ってくる情報は、それぞれの人の想いが込められ、その人の考え方が練りこまれ、感情移入された情報であるため、その情報は生きている。したがって、ビジネスとして使用価値があるのは、人を通じて入ってくる情報。

やはり、様々な世界の人と接触して入手する情報は、ネット情報よりも価値がある。

人生の危機管理

2012-11-19 | 人生の気づき
企業では、大災害など不測の事態に備えての計画策定として、BCPを策定するところが増えてきた。私もその策定支援をさせてもらっているが、あるときふと気がついた。私の場合、身体の部品が次々と老化しているため、私自身の不測事態の対応を計画作成しておかなければならない。

急遽倒れた時、仕事はどのようにするかといった仕事の対処策定も必要だが、家庭の方も思い測っておく必要がある。ということで、年内には策定しておかねばと、気がついた。

来年の正月には、その計画書を家族に報告しておこう。

出来る会社 出来ない会社

2012-11-18 | 経営の気づき
業績の伸びる会社とそうでない会社は、色々な点が異なるが、一つの例に最近気づいた。ある会社は、プロジェクトチームで課題解決を導き出すだけでは納得しない。決議した事項が着手され定着化することを全員が確信するまで、協議を続ける。

一方、ダメな会社は、決めたことに安心して、誰がいつまでにするかさえ決めずに、会議が終了する。私がフォローしなければ、それで終わりだ。この違いは分かりやすい例だが、核心をついている。

頭の世界だけで完結させてはいけない。実行されてこそ、成果は宿るという当たり前のことに、気づいていない。気づいていないというよりも、自分が動くのが面倒なのだろうか。

心の伝導率

2012-11-17 | 失敗の気づき
熱伝導率という言葉があるが、心にも、人それぞれの個別の伝導率の値があるのだろうか。心の温かい人が伝導率が高いと、周囲の人たちもあたたかくなる。一方、心の冷たい人が伝導率が高いと、これは大変だ。その冷たさに耐えきれず、人々は去っていく。

私は、若いときは心の冷たい人間で、そのことに気づきつつ、修正を志した。おかげで、以前に比べればかなり温かくなったが、まだまだ平均には及ばない。もう少し踏ん張ろうかな。




裏の顔が見えない

2012-11-16 | 私流
会議の後に懇親会はつきもの。私は、よほどのことがない限り参加しているが、人によっては毎回欠席する人もいる。体質的に酒を飲めないからというのであれば、仕方ないが、忙しいからとか、大勢で飲みたくないという欠席理由は、困ったものだ。

かしこまった会議の席では人間性が分からないが、懇親会になると色々なことが見えてくる。この裏の顔を見せてくれないとなると、その方の人間性を測ることが出来ない。さあて、どのようにしてこの方のスケールを測ろうか。