東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

説得力のある話し方③

2016-07-30 | 私流
テクニックの三番目は、「相手との共感をいつも意識する」ということです。相手様の表情を注意深く観察し、こちらの話の反応を一つひとつ瞬時に読み取り、話の内容を、場合によって変化させなければなりません。こちらが言いたいことを一方通行で話しかけ続けますと、相手様はいずれこちらの話に関心を持たなくなります。したがって、いつも共感を意識しましょう。

共感を両者が感じるためには、声質としては低い方が、そしてスピードもゆっくめが良いでしょう。

説得力のある話し方②

2016-07-28 | 私流
説得の力のある話し方の、二つ目のお奨めは「ブーメラン話法」です。ブーメラン話法というのは「~だからこそ」をキーワードに、相手の意見をあなたの売り文句に変えてしまう話し方です。

「皆と同じ商品はちょっと・・・」
「だからこそ、オススメしているんです。多くの人が持っているのは支持されている証拠。使わないと波に乗り遅れてしまいますよ」とか

「高いなぁ」
「だからこそ、他とは品質が違うんです。この価格だからこそ品質を保つことができるんです」

といった具合で使います。ブーメラン話法によって相手に「こういった意味や考え方があるよ」と伝えることができます。

説得力のある話し方①

2016-07-26 | 私流
経営コンサルタントに必要な能力の一つは説得力です。いくら優れた内容を提案しようとしても、クライアントが納得しその案を採用してくれないと次のステップに進めません。したがって、説得力が弱いと、仕事は広がりません。今回は、私の体験から、説得力を高めるための手法をいくつかご紹介します。先ずは「ピクチャートーク」という話法です。

ピクチャートークというのは相手の頭の中に絵を描かせるように話すことです。人が納得するときというのは、それがまるで現実に起こりうるかのようにしっかりと頭にイメージ出来たときです。イメージできなければどうしても他人ごとのように感じてしまい、あなたの説得には応じなくなります。

まずは相手が自分のことだとしっかりイメージさせるためにピクチャートークを使って説得できる舞台へ相手を上げることが大事です。ピクチャートークは次の3つを意識します。

①「色」を使ってイメージを膨らませる
②音や手触りの「感じ」を伝える
③「匂い」や「味」で親近感を与える

例えば、色を使ってイメージを膨らませるとは、「澄んだ空」と言うのではなく「雲ひとつ無い真っ青な空」という具合に語りかけます。

成功のカギ

2016-07-24 | 人生の気づき
33年間、経営コンサルタントの仕事をして多くの経営者とお付き合いしたおかげで、私なりの解釈として「成功のカギ」が分かってきました。それは次の三つです。

①自分を戒められるかどうか
②成長に向けて自分に宿題を与えられるかどうか
③自分の人生を楽しめるように仕掛けを作っているかどうか

この三つのバランスが重要でして、私が躓くときは、①②と③のバランスが狂っていて、どちらかに偏っているのです。自分を追い詰めすぎてゆとりがなくなると、③が欠落するのです。精進するだけでなく、楽しむゆとりを作っておかないと、長続きしないですね。

メモる力

2016-07-22 | 人生の気づき
以前は、アイディアを思いつくとすぐにカードに記載し、アイディアボックスに入れてました。最近はその作業が中断していましたが、テレビにて、グリットという継続力発揮のためには、メモることが効果があるとのこと。そこで、今日から復活しました。散歩中に思い付いたアイディアを、帰ってからすぐに記載。

何しろ、この歳になるとすぐに忘れますので、大慌ての作業です。(笑)

意識コントロールのゴールデンタイム

2016-07-20 | 人生の気づき
夜、寝床に入って寝つくまでの待間に何を考えていますか。その日のことあるいはもっとさかのぼって、あれこれ反省するのはもったいないです。人間の意識には顕在意識と潜在意識があり、その潜在意識から現れたものが夢でもあり、寝つくまでの時間は潜在意識をコントロールすることにつながるゴールデンタイムでもあるわけです。私は、いつも、私の夢を確認して、夢が実現する姿を想像しています。

講演のテクニック

2016-07-18 | 私流
人それぞれ自分流のテクニックを持っていますが、私の講演テクニックの一つが、このブログの活用です。聴衆の興味をひく講演は、難しい理論をまくしたてるのではなく、分かりやすい面白い事例を全体にちりばめることが有効です。私の場合、このブログにアクセスして、画面上の入力欄にキーワードを入力して、的確な事例を探します。日ごろの努力が報われるこの一瞬、ブログを書いてて良かったなと思う時です。

私の座右の銘

2016-07-16 | 人生の気づき
私の座右の銘は、西郷隆盛の言葉です。

人を相手にせず、天を相手にせよ。
天を相手にして、己を尽くして人を咎めず、
我が誠の足らざるを尋ぬべし。

でも実行は難しいですね。今日も振り返りの反省をすると、なかなか足りないです。

人前で話すテクニック

2016-07-14 | 私流
ミュージカルを観劇して多くの気づきを得たことから、この三年間、私自身が演劇の稽古をして公演にも出演し始めました。まさに、気づきの宝庫でして、色々なことを学ばせてもらいました。例えば、次のテクニックは、一般の方が人前で上手に話す際にも参考になります。

一本調子にならず、しかも多くの方たちを話に引き込むには、「独り言」「誰かと二人で話すつもり」「目の前にいる大勢に語りかける」この三つを組み合わせていったり来たりするのがいいようです。何故か、急に独り言を言い始めたようなとか、特定の人をターゲットにして二人で会話しているようなとか、この三つの場を取り混ぜると聞いている方は、引き込まれていくのです。

提案営業を超えるスタイル

2016-07-12 | 経営の気づき
お願い営業を超える最新スタイルが「提案営業」でしたが、どの会社も提案営業を行うようになると、少々の提案レベルでは喜んでもらえなくなりました。となると、さらに高度化したスタイルに変えなければなりませんが、その場合の一つの考え方が「身内になる」ということ。

会社の根本的な問題をお尋ねしても、身内でもないものに簡単に明かしてくれるはずがありません。したがって、身内的な位置づけになるように工夫しなければなりません。例えば、製造業をお客様に持つ企業の営業部隊が、「製造業の業務と課題を理解するための研修」に取り組んで、お客様の悩みを当社の悩みとして共通化する体制整備などです。

お客様の言葉や業務を理解し、お客様の課題に共感することで「身内扱いしていただける営業を増やす」というものです。逆にこの知識がないと、営業として会話が噛み合わなかったり、何も相談をしてもらえない、という事態になってしまいます。これでは問題探索型ビジネススタイルは実現できないですよね。

あるいは、お客様の身内的存在に近い、当社のサービス部門と連携することも有効です。

目の前の出来事は必然のもの

2016-07-10 | 人生の気づき
昨年の8月と今年の2月に痛風発作を発症して以来、生活改善を行いました。野菜中心の食事、飲酒の回数と量を減らし、毎朝の散歩の励行です。一年間続けたおかげで、薬を用いずに尿酸値を下げることが出来ました。おかげで高血圧も緩和され、健康診断ではチェック項目の全て良好でした。痛風発作という危険信号に気づき、生活を改めた成果です。

おかげで、自分の決めたことを守り通すための「ウィルパワー」の勉強によって、新たに「ウィルパワー育成講座」を立ち上げることも出来ました。自分の目の前に現れる、一見自分にとって不都合なことも、本来はその巡り合い自身が必須のものなんですね。

ハラスメントの被害拡大防止

2016-07-08 | 経営の気づき
最近、何故か、ハラスメント防止の相談が立て続けに舞い込みました。放置しておくと会社が荒れますので、即座の対処が必要です。

私が特に注意しているのは、法律順守という意識付けよりも、人間尊厳の風土構築です。お互い、敬意をもって接することが出来れば、社内のいじめ、即ちハラスメントは起こらないと思うのです。

そしてもう一つは、被害者側へのアドバイス。一人で我慢したり、無視したり、受け流しているだけでは必ずしも状況は改善されないので、勇気をもって行動し、はっきりと自分の意思を相手に伝えましょうということ。

えひめ人材ブリッジが始動

2016-07-06 | 雑談
昨年末に立ち上げたNPO法人えひめ人材ブリッジの登記手続きも終わり、始動開始となりました。動く人・つくる人・考える人の各種プロが60名参加頂き、ビジネスとボランティアに向けて愛媛のために貢献させて頂く予定です。とりあえずは二つのボランティア事業に貢献することになりました。

決意したはずなのに

2016-07-02 | 人生の気づき
今まで、決意して実行し始めたことが、途中で頓挫することがあります。これは人間の常かもしれませんが、ふと反省した私は、新たな方法を試すことにしました。一つは、最終目標に到達するまでの途中経過の目標をマイルストーンとして具体化すること。二つ目は、目標を紙に書いて毎日眺めること。三つ目が、習慣化するまでは、コンサル支援において用いているツール、PDCAシートを記載し続けること。果たして、これで変身することが出来るでしょうか。