私は、会社やビジネスマンが行動を起こすにためは、具体化することをお奨めしている。例えば、新規事業を興したいと考えておられる経営者がおられれば、「希望を語るだけでなく、具体的プランを作成してください」とお願いしている。具体化しなければ物事は前進しない。しかし、場面を変えた場合には、抽象化する方が良いこともある。
例えば、毎日多くのメール処理に追われているときは、「くだらないメールでも全部見なければならない」と考えるのではなく、「お客様満足度を上げるために、丁寧にフォローさせてもらっている」と抽象化させた方がストレスにならない。抽象化させると不思議とストレスが減る。
現実を直視しないで、物事を大きく捉え直すことが必要なのだろう。
(写真のダイアリーには仕事の予定がたくさん記載されている。「納期が記載されたスケジュールを見るのはつらい」と考えるか。あるいは抽象化して「お客様との約束事が分からないと困る」と捉え直して、気楽に付き合うか。考え方次第だ)