東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

やる気にさせる

2016-06-30 | 経営の気づき
やる気のない社員をやる気にさせる手法として分かりやすい方法が賃金アップです。しかし、この方法は一時的には効くものの徐々に効果がなくなります。労働条件の改善よりも効果的な手法は、社員自身のやる気が高まる働き甲斐のある会社に変えることです。要するに、外からの刺激の外発的動機づけは長続きしないのに対して、永続的に有効なのが内発的動機づけです。

車の品格

2016-06-28 | 人生の気づき
車の品格は、高級車かそうでないかといった価格のクラスで決まるのではなく、走行している姿によって決まる気がします。例えば、蛇行しながら次々と前の車両を抜く車は、価格的には高級車であっても品格の漂いは感じられません。一方、横断歩道を体力を振り絞って歩いている高齢者がおられるのを見て、ゆったりと待っている車は、何か品格を感じます。要するに、運転者の品格がそのまま、車に乗りうつるのでしょうね。

人間としての品格は、自分の所有物にも表れるというこの現象、気をつけなければいけません。

発酵と腐敗

2016-06-26 | 雑談
発酵と腐敗は一見似たような化学反応ですが、人間にとって都合の良いものは発酵で、都合の悪いものは腐敗と別れます。漢字の使い方からしてもその意図が感じられますが、人間って本当に勝手な動物ですね。自然界全体から俯瞰するのではなく、人間の都合で区分するのですから、本当にわがままです。

ベクトル合わせ

2016-06-24 | 経営の気づき
有名なレジャーランドで、ある家族が乗り物の列に並んでいると、子どもが熱中症にかかってしまいました。

2時間以上並んで、あと少しで乗れるというころで泣く泣く列から離脱。社員用の通用口から外に出ることができましたが、案内をしたスタッフはその家族にこう伝えました。「もしお子様の具合が良くなったら、またお越しください。お名前を教えていただければ並ばずにお乗りいただけるようにしておきます」と。来場者に「夢を与え、魔法をかける」という企業の強力なコンセプトが、組織力として社員全体に浸透していることがわかるエピソードです。

会社の考え方が全社員に行き渡っていると、大きなパワーになります。ですから、経営理念を作成することと、その浸透化が大切なんですよね。

スポンサーを探しています

2016-06-22 | 雑談
9月の21日から24日までの4日間で6講演する演劇のスポンサーを探しています。題名は「道後松ヶ枝ほっちょ坂」。昭和初期、道後の遊郭を舞台に繰り広げられる恋愛コメディーです。3万円の協賛広告料をお支払いいただきますと、チケットや広告チラシなどに社名などを印刷させて頂きます。ご奇特な方のお申し出、お待ち申し上げます。

(写真は演出家・キャスト・スタッフたちの懇親会)

変化する性格

2016-06-20 | 人生の気づき
私たちは、過去に自分に起きた変化を認識することができるにもかかわらず、このことが未来にも起こる可能性は認めないようです。ある本で、人間は、現在が固定点であり、自分が今後もずっとそのままであり続けると考えているようだと述べていました。

確かに、性格と価値観は年齢とともに変化しますが、将来においては変化しないものと思い込んでいます。しかし、実際には死ぬまで変化し続けるようです。

妬みの抑え方

2016-06-18 | 人生の気づき
恋愛の場だけでなく、ビジネスにおいても妬ましい時があります。嫉妬した後、その時の嫌な自分を恥じるのですが、妬みを抑制するのはなかなか難しいものです。その抑え方を工夫するために、色々と考えてみました。

妬みは、自分とその方との比較で生じます。嫉妬というのは自分にできないこと・自分よりすぐれていること・巡って訪れた幸福に対して抱くものでしょうか。さらに言うならば、その比較対象に対して、勝ち負けで争っていることも挙げられます。他人と自分の能力は全く違います。考え方や感じ方、得意不得意も違うのです。

したがって、嫉妬の感情が起こったときは、人は人、自分は自分という気持ちを忘れている時です。ということで、自分の感情や価値観を整理して、自分にしかできないことで力を発揮することにしました。・・・と、今は納得しているのですが。

気づきの原動力

2016-06-16 | 人生の気づき
最近歳を重ねてきて感じるのは、私自身の気づき力の低下です。物事の興味が若い時に比べて衰え、成長意欲も小さくなった今、気づき力が萎えてきたのでしょうか。とういうことから、気づき力を上げるためにも、成長意欲と物事への関心度をもっと高めることを意識付けします。気づきは無意識の世界で生じるのですが、先ずは、意識の世界で出来ていない部分をコントロールしなおします。

感情移入

2016-06-14 | 経営の気づき
最近、演劇の稽古をしていて気づいたことがあります。それは、仕事のできる人は感情移入できる人が多いということ。もちろん、感情移入できない人の中にも的確に仕事をする人がいますが、その割合としては、感情移入できる人が多いと感じるのです。相手様の気持ちを思い図る度量が大きいと、両者のコミュニケーションもうまくいくし、努力する力も倍増するのだと思います。

習慣の作り方

2016-06-12 | 人生の気づき
習慣には、悪い習慣と良い習慣の両方があります。人間そのものの評価につながる習慣において、良い習慣を如何に創り出すか、悪い習慣を如何に消すかは、意識を働かせることが必要です。何となく出来上がった意識のない世界での習慣においては、良い習慣と悪い習慣の双方が混じることでしょう。したがって、決意して意識して、良い習慣を生み出し、悪い習慣を消してしまう行動が必要なのでしょう。

私の場合、痛風を経験したことから、毎日酒を飲むという悪い習慣を断ち切り、飲酒は出来る限り週に一回までと改めました。強い決意が新しい習慣を生み出したのです。

先見の明

2016-06-10 | 雑談
チャーチル曰く「成功する人間の不可欠な条件は、明日・来週・来月・来年に何が起きるかを予言する能力であり、さらに、後日、なぜ起こらなかったかを説明できる能力である」

髭が気なって・・・

2016-06-08 | 雑談
一万円札の福沢諭吉は別にしても、五千円札の新瀬戸稲造、千円札の夏目漱石や野口英世は、いずれの方も髭をを伸ばしています。そう言えば、世界中の名だたる方たちは多くの方が髭を伸ばしています。現代人は、髭は剃るものという固定観念を持っていますが、偉人は個性を表したいためなのか、何故か髭を好んでおられます。

私が髭を好まないのは、偉人となるほどの強烈な個性を持ち合わせていないためでしょうか。

衰える力と伸びる力

2016-06-06 | 人生の気づき
最近、これまでの講演内容やセミナーの内容をまとめたものを見ていて、気づきました。自分の衰えている力です。アイディア発想力は、流石に若い時の方が勝っています。まだ経験不足でありながら、着想力のすばらしさに、自分自身に見とれてしまいました。しかし、アイディアなどの柔軟性は衰えていますが、経験を積んだ分、何事に対して物おじしなくなりました。

全く知らない事業所のトップに面談する勇気は以前はありませんでしたが、いまは気楽にできる状態です。落ちていく力がある一方、伸びてくる力もあるのです。出来れば、後者の方に重点を置いて、もっと自分を高めていきます。

人に関する心理の真理

2016-06-04 | 経営の気づき
人間の心理状態を学ぶ時、ビジネスにおいては特に次の五つが重要です。

①人は自分のことに最大の関心を持ちます。建前では部下のためとか同僚のためとか言っていますが、最大の関心事は自分です。
②人は、職場において自分が重要な存在だと自負しています。したがって、その反対方向の言葉を発したり、制度を作ろうとすると大きな抵抗にあいます。
③人は問題に直面した時、自分を正当化しようとします。したがって、問題の経緯の説明を聞くときには、本人の裏事情を十分に推察しなければなりません。
④人は、他人から認められることを切望しています。認めてあげると、こちら側の要求を飲んでくれる確率も上がります。
⑤人は、理屈よりも感情によって動くことが多いものです。しかし、説明の言葉には理屈の言葉がかなり入り込みます。

ニーズ変化

2016-06-02 | 経営の気づき
平成3年の私の講演要旨を見てましたら、こんなのがありました。今アメリカで売れてて日本で売れていない家電製品は何かと言えば、それは食器洗い機器。その理由として私が述べた言葉が、物理的理由よりも精神的理由が大きいと説明した後で、食器洗いは主婦の本業の一つであり、主婦という意識からすれば、購入する気にはなれないと記載してました。しかし、それが変わったのですね。時代の流れは大きいです。