ドラッカーは、経営者として必要な習慣要件を8項目挙げています。
① やるべきことを考えること
② 組織のことを考えること(株主、従業員、取引先、経営者はいずれも大事であるが、彼らのことを考える前に、社会の公器としての組織のことを考えなければならない)
③ 緻密なアクションプランをつくること(経営者とは行動すべき者である。そのためには、計画しなければならない。しかし、状況が変化すれば、ただちに変更していく。こうして、常日頃、事業の展開について、シミュレーションを行なっておく必要がある)
④ 意思決定を行なうこと(もちろん、意思決定は定期的に見直していく必要がある)
⑤ コミュニケーションを行なうこと(特に、アクションプランについて、コミュニケーションを行なわなければならない)
⑥ 機会に焦点を合わせること(問題の処理が成果をもたらすわけではない。成果は機会がもたらす)
⑦ 会議の生産性を上げること
⑧ 「私は」ではなく「我々は」を考えること
そう言えば、多くの経営者は考えることを苦手にしており、上に列挙されているものの多くが手抜かりの状態なのです。もっと考えましょう。