東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

Good & New

2008-05-31 | 経営の気づき
当事務所において、先月の朝礼から取り入れている新しい挑戦事項があります。
それは、表題に記載しましたGood & New。
アメリカの教育学者の方が開発した手法で、荒廃した学校において、生徒たちの心を和ませるのに効果的だったとのことです。
具体的には、次のようにして進めます。5~6名でチームを作って行なうのですが、24時間以内に起こった出来事の中で、良い出来事・新しい出来事を順に発表するというものです。でも、毎日の朝礼で、目新しいGood & Newを探し出すのは大変です。
実際に行なってみて分かったのですが、次のような効用がありました。
スタッフのこれまでは見えにくかった「ものの考え方」「価値観」が非常に良く分かるようになりました。思い違いというほどのものではありませんが、その人の良さがなお一層克明に分かってきました。そして、身近に起こった出来事を教えてもらうことによって、より親近感がわいてくるということです。
そして、良い点を見つめようという姿勢、即ち、我々がプラス発想に変わっていくだろうということは、今後の期待感としてあります。
なにしろ、Good & Newを探さなければならないのですから、必然的にものの見方がプラス発想に変わってくるのです。

仕事は楽しく、遊びは真面目に

2008-05-30 | 経営の気づき
私の人生訓は、「仕事は楽しく、遊びは真面目に」です。
年間4000時間近く働いていますと、仕事が辛いと、人生が真っ暗闇となります。したがって、仕事が楽しくなるように仕掛けを施します。これは、コンサルタント業という特殊な世界だからこそ出来るのかも知れないですが、どのような仕事であろうと多少は変わるでしょう。
例えば、私が講演する場合は、「終了時刻は予定通りきっちりと終わるように、話の流れを作る」とか「出来る限り多くの人が私の話にうなづいていただけるように、来場者の反応を見ながら、話の内容を変えていく」など、自分自身が楽しめるように進め方に工夫を施しています。
一方、飲みに行くときなど遊ぶ場合は、真面目さを持ち込みます。例えば、何故この店は流行っているのかと真面目にチェックしたり、初めての酒や料理の場合は、名前の謂れや調理法などあれこれと聞き出します。
遊ぶときにこそ、雑学のネタが山のように待ち受けているわけですから、それを放っておく手はないですね。

事務所の自慢は「バー」

2008-05-29 | 経営の気づき
私の事務所には、自慢のバーがあります。
欧米の映画を見ていると、昼間から酒を飲み商談をしていることがありますが、まさに私の憧れの世界です。そして、事務所を建てた14年前、スペースの中央部分にバーカウンターを構えたのです。
依頼した設計士は、執務スペースの奥に配置し、事務所からは全く見えない世界にしていたのですが、私は、敢えて中央部分に持ってきました。その理由は、本来、水道や湯沸しのある水周りは、事務所からすればマイナス要因にて、邪魔にならない隅の方に配置するのですが、私は、プラス要因に変えようと、真ん中に持ってきたのです。
バーの雰囲気を持つ異空間を中央に配することによって、コンサルタント事務所らしい雰囲気を醸し出そうとしました。
予想は的中です。さらに、予想外の効用もありました。それは、アフターファイブには、接客コーナーではなく、バーに座って頂くことによって、想定以上の親近感が湧くのです。向かい合って座ると対立の世界ですが、横に座っていただくと、同じ仲間、同胞感が感じられるのです。
皆様方のご来訪をお待ちしています。

ネーミング

2008-05-28 | 経営の気づき
昨日、支援させていただいている会社にて、新規事業のネーミングを検討しました。
事前に全社員から募集をかけたのですが、優秀作品は何れも女性社員です。やはり、感性においては、男性は女性に負けるようです。
因みに、ネーミングの手法を幾つかご紹介しましょう。
①プラス造語法(A+B=AB)・・・シー(海)+ガイア(大地の女神)→シーガイア
②減量造語法(A+B=a+b)・・・リンス+シャンプー→リンプー
③変形造語法(A=a)・・・BLEND(混ぜる/混合)→ブレンディ(語尾の変形)
④頭文字造語法・・・POETS(詩人)PLAYWRIGHTS(劇作家)EDITORS(編集者)ESSAYISTS(随筆家)NOVELISTS(作家)→PEN【国際ペンクラブ】
⑤並び替え造語法・・・ポパイ→禁煙パイポ
⑥語呂合わせ造語法・・・優等生→優凍生【冷蔵庫】

夜の楽しみ

2008-05-27 | 雑談
一日の中で、貴方はどの時間帯が楽しいでしょうか。
朝ですか、それとも昼、それとも夜ですか。
仕事人間と思われている私ですが、私は夜が好きですね。一日の仕事を終えてほっと癒されるとき、晩酌の時間は最高の時間です。そして、一昨夜は、我が家での晩酌ではなく、ネオン街での飲食を楽しみました。ほぼ週1回のペースですが、夜の街の経済の活性化のために、孤軍奮闘しています。
いつもは居酒屋でのスタートが多いのですが、今夜は、イタリアンです。したがって、飲み物もワイン。
二次会は、ライブを楽しみます。でも、松山の夜の街も徐々にライブが減少しており、寂しい限りです。生の音楽を聞いて楽しむ人が減っているのは、感動を求める人が減っているということでしょうか。CDよりもライブ、大きい舞台よりも触れ合える小さな舞台、感動の大きさは随分違うのですが・・・
「良い仕事をするためにも、感動を味わえる人間になることが必要」というのは、私の勝手な論理でしょうか。

勝ちに不思議あり、負けに不思議なし

2008-05-26 | 経営の気づき
名参謀、名監督といわれた野村氏。彼の名言の中で、私の大好きな言葉が「勝ちに不思議あり、負けに不思議なし」です。野球やサッカーの試合観戦のたびに、この言葉を想いだします。
勝つときは実力以外の何か、例えば「運」が伴わないと勝てません。そこには、何らかの不思議な力が働いています。このように考える方が、傲慢さが生じないし、人間も謙虚になれます。
反対に、負けるときは、どんなに強いチームであったとしても、負けるだけの理由があると考えなければなりません。そして、反省が必要です。
これって、経営にも通じますよね。事業の調子が良いのは、実力以外の何らかの不思議な力が働いていると謙虚に捉え、調子が悪いときは、景気や他人のせいにするのでなく、自社に何らかの原因があると考えるべきです。
「勝ちに不思議あり、負けに不思議なし」は本当に含蓄のある言葉です。

推薦図書

2008-05-26 | 人生の気づき
私の仕事は納期に追われる業務が多いため、休日は少ないのですが、中でも4月と5月は比較的ゆっくりしています。
したがって、専門書や雑学の本を買い込んで、読みだめするのはこの時期です。昨日も、「人生生涯小僧のこころ」という本を読み上げました。専門書の場合は感動することが殆どなく、ただ機械的に読むのですが、昨日の本は、涙々でした。
人生どのように生きるべきかという話題は、講演の時にも興味深く聞いて頂けます。したがって、この種の本の購入は私自身を磨くことを目的としていると共に、実は仕事にも役立つのです。

因みに、「最近読んだ本とお勧め度」&「購入済みでこれから読む本」を次にご紹介します。

「成功者の告白」☆☆☆
5年間の起業ノウハウを3時間で学べる本と銘打っていますが、人間学的にも非常に参考になります。

「営業マネージャーのためのプロセスマネジメント」☆
進捗管理でもって「売れる仕掛け」と「やらざるを得ない仕組み」作り上げます。

「7つの要素で整理する業務プロセス」☆☆
仕事の流れを示す業務フローの作成方法が演習によって学べます。

「思考の整理学」(これからトライします)
「経済は感情で動く」(これからトライします)


雑学に学べ/女性に学べ

2008-05-25 | 経営の気づき
昨日は、影絵の「藤城誠治」作品展を観て来ました。
毎日激務の続く私にとっては、久々の感動の時間・癒しのひと時でしたが、仕事上に関しても学ぶべき事をたくさん得ました。そして、感じたのが、作品の感動とは別物ですが、「文化的なイベントの来場者は、いつも男性が少ない」ということです。昨日も、大人の男性は5%に満たない状況でした。
しかし、「新商品開発者」「広告代理店業界」「ショップ経営者」等々われわれビジネスマンもこのような作品に触れて、現代人としての感性を吸収しなければならないのですが、仕事に疲れた男性は、充電意欲に欠け、放電しっぱなしの感があります。
何故か、グルメ店や話題のイベントにいつも張り切って列を成しているのは、元気な女性ばかりです。時間待ちをするのを苦にせず、仲間たちと忙しく口を動かして、待つ時間さえも精一杯楽しんでいます。このパワーが、最近の男性に不足していると思いませんか。
最近10年来、行政において創業支援を行うため創業塾を開催しており、私も講師を長年務めてきましたが、徐々に増えているのが女性の創業希望者です。成功体験者を多く排出しているのも女性であり、我々男性は、もっと女性を見習って、好奇心をもって街の中を探索すべきでしょう。
ビジネスのネタは、机上にではなく、街の中に落ちているのですから・・・

世渡りの道

2008-05-24 | 雑談
我が家では、月に1回、お寺さんに来ていただいて、先祖供養を行なっています。今月は、次に記載した紙を一枚手渡されました。簡単明瞭ですが、なかなか含蓄があります。

家内仲良く 揃うて信仰
先祖をまつれ 親おがめ
天地に感謝 社会に奉仕
人を敬い わが身慎め
よく働いて 施しをせよ
不平不満(いやいや)暮らすな 愚痴言うな
人をうらむな 羨むな
口をひかえて はら立てず
貪欲起こせば 大怪我のもと
親切正直 成功のもと


素敵な人生②

2008-05-23 | 人生の気づき
素敵な人生って、どんな人生なんだろう?
私の考えは次のとおりです。
「人生は必ず良いことか続かないし、悪いことも続きません。必ず、山あり谷ありの、幸福の凸凹、幸せと不幸せが交錯した、笑いと涙のミックス、これが人生なんですね。」
「多分、幸せばかりが続くと、自分の幸せ加減が分からなくなるはずです。苦しいことがあるから、その次に訪れる幸せが待ち遠しく、限り無く嬉しくなるのです。だから、不幸な出来事は、人生にとっての必需品なんです」
「そう考えると、苦しいときも、その苦しさが和らぎます。笑って、どん底の人生を楽しめるのでしょうね」
(今の言葉は、理想です。このように考えられれば・・・・でも出来ません。だから、苦しいときは、思いっきり苦しんでもがくのです。コレデ、イインタ)

素敵な人生

2008-05-22 | 人生の気づき
昨日は、支援先の会社の社員教育の講師を務めました。テーマは「素敵な人生」。参加者の全員に訊ねてみると、人生について語りあったことは初めてとのことです。したがって、私を見るまなざしは真剣そのもの。
「人生は、宿命と立命に分けて考えましょう。宿命とは、誰の家に生まれるか、男として生まれるか女として生まれるか、自分の意志では決められないもの。動かしようのないものです。一方、立命は、原因を積み重ねることによって、結果をコントロールしようとする因果律の世界です。自分の努力によって、原因を積み重ねれば、結果は自ずと変わってきます」
「でも、因果律の世界だけで物事は成就しません。誰と出会うか、いつ出会うかといった縁の世界が大きく影響します」
1時間語った後は、若い人たちと人生論を交わしました。一般的に、自分の考えを述べない、意見を出さないといわれる今の若い方たちですが、今回は、かなり喋ってもらったかな・・・楽しいひと時でした。