東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

テンシキを一発

2011-01-31 | 雑談
人間は、知らないことが恥ずかしく、つい知ったかぶりをするものだ。その知ったかぶりをする人を皮肉った話が、落語の「転失気(てんしき)」である。因みにテンシキとは、「おなら」のこと。

ビジネスの世界では、この知ったかぶり者が多く、特に最近の若い人たちは、仕事の指示を出した上司や先輩に尋ねるでもなく、自分の創り出した回答の中で、勝手に仕事を進めることが多い。したがって、とんでもないミスを犯してしまう。

知らないことは知らないこととして訊ねるだけで、そこで、一つ学べる。しかし、知ったかぶりしていると、何も学べないだけでなく、多くの人に迷惑をかける。その差は大きいと気づいて欲しい。格好をつけるよりも、実を取るべきだ。

夜の一番町

2011-01-30 | 雑談
時には仕事場にもなる夜の隠れ家は、松山市内の一番町・二番町・三番町に散在している。喫茶店代わりに使うのが、「蔵元屋」。私はコーヒーを飲まないため、時には昼間、仕事を持ち込んで、色々なアイディア探しをすることがある。この店は、県下の酒造メーカーがアンテナショップとして開いている、スタンド形式の居酒屋だ。

「イル・ベビトーレ」は、ノンベェーのご夫婦が開いているイタリアン。ハーフボトルでなくても、とりおきでハーフの量出していただける、ワイン好きにとっては、涙が出るほど嬉しい店だ。日本酒のときは、魚が美味しい「鯛や」が行きつけの店だ。日本酒の美味しい酒も色々と銘柄が揃っている。

ショットバーは、ジャズライブの「ブルームーン」。カクテルの美味しい「g」と言った具合に、夜の街は、私の隠れ家がたくさんある。

心理テスト一問一答

2011-01-29 | 雑談
問「あなたは、のび太君です。だとすれば、ドラえもんは あなたの家の何処に寝て欲しいですか?」

これは、「恋人と、いつもくっついていたいか?」ということを暗に訊ねてる。寝る時は、本来リラックスしたい時だが、その時、大好きなドラえもんを何処に寝かせるかで、あなたと恋人の「最高の距離」が分かる。


A.一緒に寝る・・・・・・・・・いつもいつもピッタリくっついていたい。

B.同じ部屋・押し入れ・・・ベタベタするのもいいけど、一人も好き。

C.違う部屋・・・・・・・・・・・自分が求める時だけ恋人とくっついていたい。

快適対人距離が大きい人は、どんな親しい人と居ても多少は緊張し、部屋で一人になっら時に初めて本当にリラックス出来る。さてあなたは、どのタイプだろうか。


一人ひとり

2011-01-28 | 私の師匠
街には色々な人が歩いている。豊かな人もいれば、毎日の生活に汲々としている人もいる。しかし、顔の表情からはそれらの背景を窺い知れることはない。みんな、それぞれが楽しそうである。一人ひとりが、自分の範囲内で生活を楽しんでいる。

私の知人に、非常に尊敬している人がいる。彼女は、幼少の頃大病し、難聴になった。それ以降耳が聞こえにくいため苦労する。学校でも、授業内容が聞こえにくいし、走っても体力がなくビリである。したがって、かけっこで上位に食い込むことは考えなかった。ビリでもいいから、少しでもその差を縮めたい。これが大きな夢だったという。

「ビリでもいいから、少しでもその差を縮めたい」というこの考え方が、その後の彼女の生き様になる。知識はさほどないにしても、日々接する人から色々なことを学びたい。こちらが真剣に聞くから、相手様も喜んで、知っていることを全て話してくださる。そのようなことが続くものだから、大学は出ていないが、日々知識量を増やしたという。そのように努力したから、今の知識量においても、自信があるそうだ。

要するに、一人ひとり、自分の持てる範囲内で頑張ればよいと彼女は言う。頑張るのではなく、彼女曰く「精進している」と言う。本当に素晴らしい人だ。

一流の仕入技術

2011-01-27 | 経営の気づき
昨日掲載したデイサービスセンターの「ひがし野」。この施設が、近所の子供たちとの触れ合いの場として設置した駄菓子屋。

経営者の方から聞いた話では、菓子の仕入れにかなり拘りがある。即ち、商品数量はさほど多くないものの、仕入先は4カ所に分散している。それは、これが欲しいと思った商品を探し歩いた結果、仕入先が分散したのである。

仕入価格を抑えるためにはまずい方法だが、しかし、バラエティーのある個性的な商品を集めるためには、自分の足で探さなければならない。問屋が持ってくる物をそのまま置いたのでは、魅力的な品揃えができない。これは、小売業の仕入れの鉄則である。しかし、売れない売れないとぼやくだけの経営者は、自分の足で商品を探すことをしない。汗をかかない品ぞろえでは、人を集めることもできない。

当施設では、専門店ではないものの、小売業の鉄則仕入を貫いている。さすがである。

一つ屋根の下

2011-01-26 | 私の師匠
私の友人が、グループホームやデイサービスセンターにおいて、見事な経営を展開している。特に、スタッフ教育は徹底しており、相手の気持ちになって相手の立場になって、考えなさい動きなさいと指示している。したがって、優しいスタッフと接する利用者の方の、認知症の回復力も大きい。そのような施設に勤めていることを、スタッフたちも誇りに思い、毎日の仕事が楽しいそうだ。

この施設は「ひがし野」というが、デイサービスセンターの建物内に、駄菓子屋を構えている。それは、近所の子供たちと、施設利用者の方たちとの触れ合いの場として位置づけているためだ。認知症の方たちに、20円とか50円の値札を張ってもらう作業を手伝ってもらったり、店番をお願いしたりする。すると、近所の子供たちがお菓子を買いに来ると、自然と、施設利用者と子供たちの間に会話が生まれ、ふれあいが生じるのだ。

核家族化によって、最近減ってきたお年寄りと子供たちとの会話が、日常生活の中で毎日展開されている。ほのぼのした温かい風景である。これらのことは、全国ニュースにおいても報じられた。さすが、経営者の人となりが表れた、素晴らしい経営である。

1%で経営は変わる

2011-01-25 | 経営の気づき
1%という数字は微々たるものだ。しかし、経営においては、従来に比較して1%変えるだけで、会社は大きく変わってくる。1%程度では何も変わらないと軽く考える人は、何も行動しない。要するに、行動力がゼロである。

小さいことから変えようと動く人は、その積み重ねで、大きな成果を得る。1%の実績が自信となり、次の目標は2%3%と徐々に大きくなる。だから、スタートは、小さく踏み出したので十分だ。

いつもホームランを狙う人は、三振ばかり重ねる。しかし、小さなヒットを狙う人は大振りしないから、確実に実績を残す。実は、後世に名を残す偉人は、こういう着実な人が多い。自分の能力に過信する人は努力しないが、能力のなさを自覚する人は、とにかく努力して励む。したがって、能力のない自分であることに、感謝すべきかもしれない。

この一曲

2011-01-24 | 私流
音楽の好きな私は、好きな曲が多い。しかし、1曲だけ選びなさいと言われたら、何を選ぶだろうか。頭をよぎる曲は2曲あるが、果たしてそのどちらを選ぶかは、尋ねられたときの環境によるだろう。

一つは、ヘレンメリルのジャズ「ユービーソー」。もう一つは、映画音楽の「誇り高き男」。共通点はどちらも物悲しさを秘めている点だ。前者は、私がジャズにのめっていったそのきっかけの曲。ライブをしているショットバーで、私一人のために、伴奏3名を従えた歌手が切々と歌ってくれた。

後者は、後ろから銃で撃ったと疑われる保安官の話。男は言い訳してはいけない。ただひたすら励めば、自ずと周囲の人も理解してくれるという物語。まさに、私の生き様にぴったりだ。

人間の幅を広げる一芸

2011-01-23 | 私流
私の若い頃は、10人集まって宴会を開くと、誰かが一芸を持っていた。日本舞踊・小唄・二人羽織など多彩な芸が見られた。しかし、最近は、20人集まっても30人集まっても、芸を持った人に出会うことは少ない。

私はサックスを楽しんでおり、ときに講演のあと、懇親会のはじめに吹かせてもらうことがある。数年前、愛媛県の商店街婦人部会の集まりが八幡浜で開催された折、私のサックスがスタートになって、参加者の多彩な芸が披露された。当然のこととして、芸をネタに、知らない人同士のコミュニケーションが深まる。

やはり、人との交流を深めるためにも、何か一芸養うべきだ。私の場合は、サックスともう一つ、秘密の芸がある。これは道具なしで出来るので、どこででも披露が可能だ。

千代の亀101の会

2011-01-22 | 私流
私が、この指とまれで集めた会、千代の亀101の会は、会員数109名になった。二カ月に一回の定例会は一昨日開催され、ゼロ次会の日本酒の試飲から始まる。

そして、議題は、「蔵見学ツアーの企画」「蔵開きの企画」の二題である。2月6日、我々会員の有志が集まって、内子町の亀岡酒造を見学する。もちろん、日ごろ同社を支援させてもらっている我々の集まりであるため、普通なら体験できないことが体験できる。

例えば、新酒を搾ったあとに酒粕が出来るが、その粕はがしの作業を見せて頂いたり、本来ならあり得ない体験コーナーを用意して頂いているとか。酒飲みは、必見の見学ツアーだ。
(写真は、昨年の蔵開きの様子)

経費削減の一方通行は駄目

2011-01-21 | 経営の気づき
会社の業績が落ちて経費削減に取り組むとき、先ずやり玉に挙がるのが、広告宣伝費だ。しかし、単純にざっくり費用をカットしてしまうことは避けた方が良い。というのは、売上貢献度をチェックしながら削減しないと、売り上げ自体も下げる可能性を持っているからだ。

試しに数ヶ月間、広告宣伝費を大幅にカットして、実際に売上がどの位変化するのかを検証してもよい。但し、これまでの広告宣伝の支出を見直すことは大切だし、惰性で毎回同じ内容で出稿しているいるのであれば、見直さなければならない。

見直すというのは、検証を行うということである。例えば、織り込みチラシの紙の大きさを半分にしてみて、集客率がどう変化するかとか、場合によっては、現在よりも少しお金をかけてみて、今までの倍以上の宣伝効果を発揮しないかなども検証してみる。このあたりが、他の経費削減の検討法と異なるところだ。要するに、一方通行的な検討ではなく、試行錯誤の寄り道的な検討手法が必要になる。

広告宣伝費の削減をする場合は、テストマーケティングと言うか、先に小規模にやってみて結果を見てから大々的に行う手法がお勧めである。例えば、ダイレクトメールを1万通送るにしても、先ずは、300通程度、数種類違うパターンでダイレクトメールを作成して、反応を試してみる。

どの種類のDMも効果が出なければDMの発送を止めるべきだし、実行するにしても、何種類か送付した中の一番反響率が高かった内容で、大量に送付するのが最良の方法だ。


一本の赤い糸

2011-01-20 | 人生の気づき
この前の日曜日、本来なら出会わぬ人と出会った。このブログを通じた出会いで、私と同じ道のコンサルタントを目指す方だ。このブログを毎日見て頂いており、時々、コメントも頂いている。したがって、初めて出会ったにしては、親近感がある。初対面とは思えないのも頷ける。

運命が変わるとき、人生が動くとき、あるいは、新しい生活が始まるときは、何かしら、新しい出会いがスタートになることが多い。新しい出会いが、まだ見ぬ自分に巡り合うきっかけになるかもしれない。これまでの仕事や生活を鮮やかに染め直す奇跡に結びつくかもしれない。したがって、出会いは大いなる宝物だ。

さて、明日の新しい出会いは如何なるものか。



一魚一会

2011-01-19 | 雑談
コンサルタントの役得は、深く関わった会社との深いお付き合いが得られることだ。例えば、先日は、エステの会社「ヴァンサンカン」の休日に、打ち合わせを行ったため、全館の施設を見せてもらった。本来ならば男子禁制の場所。その施設を一つひとつ説明してもらった。

特に感激したのは、フィッシュ・セラピー。人間の足の角質を食べてくれる魚と出会えた。一期一会ではなく、一魚一会とも言える。手を入れると小さな魚が群がってくる。そして、小さなくちばしで、私の手をつつく。何とも言えない不思議な感触だ。この設備は、全国のエステの中で、一番最初に当社が導入したとのこと。

貴重な体験をさせていただけるコンサルタントの仕事は、本当に楽しい。
(写真は、ご案内いただいた社長さんが手を入れ、その手に魚が群がっている様子だ。魚が小さく見えづらいのが残念)

一番

2011-01-18 | 雑談
一昨日のブログ「経費削減策その1 家賃の値下げ」において、またまた、瞬間風速を記録した。過去最高の記録である。gooブログ1,521,939の中で、2,994位。293IP、2,994PV。

これで、また、ブログ継続の張り合いが出来た。そして、今月のテーマ「表題に1を入れる」も継続できている。

出来る人の一致点

2011-01-17 | 経営の気づき
何事においても、出来る人は、次の共通点がある。

①とりあえずやってみるの積極姿勢の持ち主。
②完全主義者(自分でやらないと気のすまない人)ではなく、部下や後輩を信じて目下の者に任せるタイプ。
③「聞くは一時の恥。聞かぬは一生の恥」と考えて、質問しまくるタイプ。
④相手のために叱れる「叱り上手」。自分のストレス発散のために、怒ることはしないタイプ。
⑤一段下の格付けに甘んじるタイプ。謙虚さが、周囲の人から尊敬を得る。

私の場合、①から④は自信があるが、⑤が出来ていない。したがって、これからの修行目標だ。