東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

心の伝染

2009-06-30 | 私の師匠
今年の3月、三重県の合歓の里に旅した時の出来事が一つ、心地よい体験として思い返されます。それは、バスの中での出来事。これまで様々なバスの運転手さんに出会いましたが、この方は最高でした。

合歓の里は広大な施設のため、施設の中を行き来するのに、たくさんのリムジンバスが走っています。しかし、この方の運転するバスの車中は、他のバスと違って乗客の笑いが絶えません。何故ならば、運転手さんが面白おかしく、里の施設を紹介するからです。

運転手さんは乗客を楽しませようと、色々と説明されるのですが、施設の紹介が無いときは左右の風景やテレビ番組まで取り上げて、延々としゃべり続けます。その楽しさが、乗客の間に徐々に広まります。バスを降りるころには、誰もが運転手さんのファンになっていました。

お客が目的地に到着して降りるときには、「素敵な一日を」という運転手さんの挨拶に、誰もが「ありがとうございました」と言って降りて行きます。バスに乗るとき、「こんにちわ」という運転手さんの挨拶に、殆どの人が反応しなかったときとは逆に、誰もが気持ちよくバスを去って行きました。あのときの感動は、いまだに忘れられません。

運転手さんの素晴らしい心が、10分か20分の短い間に、乗客に伝染したのでしょうね。私は、あのときの感動を仕事の場にも持ち込みたいと願ってるのですが、なかなか出来ません。私の心の磨き方がまだ浅いようです。運転手さんのようにもっと磨かないと・・・EQ(心の知能指数)をもっとあげないと・・・

失敗の勧め

2009-06-29 | 経営の気づき
失敗しても良い。
落伍しても良い。
問題は、それから立ち上がる力が沸き起こるかどうかです。

超優良企業の代名詞にもなっているマイクロソフト社では、過去に何も問題を犯していない、何も失敗を犯していない人間は昇進できないそうです。それは、失敗を犯していないということは、大きなチャレンジに挑戦していないことを意味するからです。

先ずは、チャレンジする「積極性」と「行動力」、そして、失敗しても再度工夫して挑戦する「努力」、失敗の経験から生ずる「弱者に対する思いやり」、これらの要素が人づくりに重要なのです。


空腹をさまよう

2009-06-28 | 雑談
5日前から腹の調子が悪く、食事は全て粥のみです。腹が減ってくると、好きな食べ物、好きな酒が目の前をよぎっていきます。漫画や映画の世界では、よく見ましたが、まさか私が体験するとは・・・

一昨日、相談者と話し合っているとき、ふと、日本酒の画像が左から右に通過するのです。日本酒の前に、肴の料理が通り、その後を追っかけるように、日本酒が通過しました。こんなことが本当にあるのですね。後で、そのときの体験を振り返って、ビックリ。いま思えば、大爆笑です。

でもね、「いつも粥だと、嫌になるでしょう」と言われますけど、そうではないですよ。いつも待ち遠しく、そして、食べてるときは、本当に美味しいと感じてます。食事の有り難さをつくつく感じています。

追伸
私のテーブルには、いつもお酒があるはずだけど、最近は見かけません。もうしばらく我慢してくださいな。

TABLE FOR TWO

2009-06-27 | 人生の気づき
ラジオで聞いたTABLE FOR TWOの運動をご紹介します。

世界では、開発途上国が栄養不足と飢餓に苦しむ一方で、先進国では過食による肥満や生活習慣病が問題になってます。美味しいものを食べ過ぎて、エステに通うなど、もってのほか。


いわば「食の不均衡」が生じているわけです。こうしたインバランスを解消し、健全な食のあり方を実現しようとする「TABLE FOR TWO(テーブル・フォー・トゥー)」の活動が、企業の間で広がっています。

この取り組みは、毎年スイスで開催されているダボス会議(世界経済フォーラム)で選ばれた日本人のヤンググローバルリーダー(YGL)が立ち上がり、世界に呼びかけてスタートしました。

TABLE FOR TWOは、先進国の私たちが健康的な食事を1食食べると、自動的に、開発途上国の子供に学校給食を送ることができる運動を推進するものです。

TABLE FOR TWOを実施している企業の社員食堂やレストランで、カロリーを抑制した健康的なメニューを食べます。すると、一食あたり約20円が、国連世界食糧計画(WFP)あるいは米国の非営利団体ミレニアム プロミスを通じて、開発途上国の学校給食に寄付する仕組みになっています。

実は、20円という金額は、開発途上国の学校給食1食分にほぼ相当するようです。


顔訓13ヵ条

2009-06-26 | 人生の気づき
日経新聞の8年前のコラムに、顔訓13ヵ条として、以下の項目が書かれていました。非常に印象深く記憶に残っていますので、ノートにメモっていたものを書き写しました。

1、自分の顔を好きになろう
2、顔は見られることによって美しくなる
3、顔はほめられることによって美しくなる
4、人と違う顔の特徴は、自分の個性(チャームポイント)と思おう
5、コンプレックスは自分が気にしなければ、他人も気がつかない
6、眉間(みけん)にシワを寄せると、胃にもシワができる
7、目と目の間を広げよう。そうすれば人生の視野も広がる
8、口と歯をきれいにして、心おきなく笑おう
9、左右対称の表情作りを心がけよう
10、美しいシワと美しいハゲを人生の誇りにしよう
11、人生の3分の1は眠り。寝る前にいい顔をしよう
12、楽しい顔をしていると、心も楽しくなる.人生も楽しくなる。
13、いい顔、悪い顔は人から人へ伝わる

なお、次の2か条は、私が考えた付け足しです。
14、鏡を見て、心のゆがみをチェック
15、男前よりも、目指すは、男に評価される顔

自己紹介のテクニック②

2009-06-25 | 私流
今回のテクニック紹介は、主催者側の立場の人たちへの提言です。

先日、NPO法人Eyes主催のインターンシップ・フェアにて体験したことですが、この方法を拝見して、私も使わせてもらうおうと思った優れものです。どちらかと言うと、若い人向け、女性向けかも知れませんが、応用すれば色々アレンジして使えそうです。

先ず、円を描くように並んでもらうのですが、その順番は、生年月日順です。先ず、並ぶ作業のときに、近隣の人たちと生年月日を確認する会話と意思交流が生じます。この段階で、無意識のうちに、意思交流が行われます。自己紹介のワンステップにすでに踏み込んだわけです。

そして、順番に自己紹介していくのですが、生年月日の近い人は同志的な連帯感が生まれて、他の人以上に真剣に聞くという副産物も現れます。

自己紹介のテクニック①

2009-06-24 | 私流
自己紹介は何のためにするのでしょう。お互い知らない者同志が集まったときに、自分という人間をよく理解してもらうために自分を紹介する、これが自己紹介の目的ですよね。

であれば、年齢と趣味、名前だけでは、誰からも覚えていただけません。せっかく自己紹介するのであれば、集まったメンバーの中で、最も記憶に残った人でありたいものです。

では、その秘法を一つお教えしましょう。

一般的に、多くの人が興味を持つのがクイズです。したがって、クイズ形式を用いるのも一つの手です。

例えば、「わたしのことを皆さんによく知ってもらいたいので、私の秘密を紹介します。しかし、これから言うことの四つのうち、三つは合っているのですが、一つは嘘です。その嘘を当ててください」と話します。ここで、他の人が真剣に耳を傾けることは間違いありません。

試してみませんか。

酒を酌み交わす文化

2009-06-23 | 経営の気づき
外国の方が日本に来られてびっくりするのが、酒宴の席での「酒の酌み交わし」です。外国では、マイペースが心地よいために、酒を酌み交わすことはありません。相手の杯が空になっていても、それを見て、酒を注ぐことはしません。

酒を酌み交わすというのは、日本文化なのですね。酒を飲みながら会話をしていても、相手の杯を気にし、もし量が減っていれば、注がしてもらう。でも、相手の酔い加減や酒量の程度を見極めて、注ぐのを加減しないのであれば、酒道精神に反します。

酒を飲まない人に無理強いするなどもってのほかです。自分が心地よくなりたいのであれば、誰に対しても心地悪くなるような振る舞いは避けるべきでしょう。職場においても同様です。職場の仲間が心地よく業務に専念できるように、気配りを行うことは、まさに酒道精神に則ったものです。



メンタル・ブロック

2009-06-22 | 経営の気づき
マイナス思考の元凶は、メンタル・ブロックです。

私たちの心の中に、生まれたときにはないけれども、色々な体験をすることによってある部分が育ってきます。こんなことをしても無駄だという考え「メンタル・ブロック」は、実は、様々な体験が重ねられることによって、蓄えられます。

例えば、インドにこのようなことがあります。捕獲した象を調教するとき、最初は頑丈な竹にきつく縛って、逃げられないようにします。しかし、象がいったん慣れれば、あとは簡単。そのあとは、小さなくいに細い紐で縛ったので十分です。もう逃げられないという諦め、即ち、メンタル・ブロックが出来ているので、その後はいとも簡単に操られます。

お分かりになったでしょうか。人間も動物も、メンタル・ブロックがあると、潜在意識は驚くべき力で私たちの願望実現にストップをかけます。現在、多くの経営者が、不況下では何をしてもだめという諦めを抱いていますが、果たして本当でしょうか。いいえ、そうではありません、解決策はいくらでもあります。


新潟の思い出

2009-06-21 | 雑談
10数年前に新潟県長岡市に出張した際の出来事です。出張5日間の最終日、当日は仲間と同行せず、一人で最後の夜を楽しむべく、ホテルのレストランで食事をしていました。もちろん、新潟のおいしい地酒を楽しんでいましたが、1時間も経つと一人で黙って飲むのが寂しく・・

そのとき丁度、一人の女性が、少し離れたテーブルに座られました。チャンス。ボーイさんに、「このお酒をあの方に利いてもらって下さい」と頼んでみました。

その一言で二人の距離が縮まり、一緒に酒を飲むことになりました。レストランが閉店しても、ホテルのクラブで二次会をしましたから、長い時間をともにしたことになります。新潟の夜は良かったなあ。






寿命は皆同じ

2009-06-20 | 人生の気づき
象は心臓の鼓動が3秒に1回なのに対して、ネズミは1秒間に数回です。したがって、象の場合70年と言われる長寿命ですが、その間の心臓の鼓動回数と、ネズミの短い一生の鼓動回数はほぼ同じ回数です。

動物はそれぞれ寿命が異なるのですが、心臓の鼓動回数で比較すると、ほぼ全て同じです。ということは、それぞれの動物ごとに、感じている時間感覚が異なるのでしょうね。人間から見て、短い儚い命と思われていても、自ら感じる命の重みはなんら変わることがないのです。

命って不思議ですね。

洗顔の効用

2009-06-19 | 私流
洗顔は、表面的な汚れだけでなく、内面の汚れも落とします。陰陽では、朝を「楊」、夜を「陰」と考えますが、朝の洗顔で陰の気を落とし、昼向きの陽の気に切り替えます。

一方、夜の洗顔は、陽の気を落として、落ち着いて眠るために陰の気を取り込む働きがあるそうです。これって、交感神経と副交感神経の切り替えとも通じるかも。

余談ですが、何となく「ツイてないないぁ」なんてときは、洗顔しちゃうのも手です。それが無理なときでも、「手」や「ひじから下」だけでもザブザブ洗うと良いですよ。嫌な感じが洗い流されます。

ですから、わたしが仕事でイラついたときは、文字通り手洗いによく通います。

こんな助成金もあったのか・・・

2009-06-18 | 経営の気づき
先日の相談者は、「○○○産省のこの助成金を活用したいのですが、どのようにすればよいのでしょうか」という相談でした。しかし、持参されたチラシの説明を読んでもピンときません。

結局、電話して質問したのですが、説明を聞いてびっくり。その助成金を受け付ける団体(事業所からの応募を受け付けて整理する団体)を国が公募したのですが、全国から応募したのは一箇所のみであったとか。○○○○○○○○財団法人がその一箇所の団体というのですが、果たして公募したのかどうか疑わしいものです。

これって、族議員さんたちの権益を守るためのものなの?それとも、財団の職域を守るためのもの?
世の中、疑わしいものが多すぎます。


様々な助成金を探している方々にご案内です。次の資金調達ナビは、絶対に役立ちますよ。
http://j-net21.smrj.go.jp/srch/navi/index.jsp

繁盛店の条件

2009-06-17 | 経営の気づき
繁盛店とそうでない店とは何が違うでしょうか。

私の関与しているある繁盛店では、「品物を買って頂く方々だけでなく、地域の方全てがお客様です」と考えておられます。ですから、私と話しているときでも、常時通行人の様子を窺い、「○○さん、どう、お母さんの具合はいいの」とか「○○さん、この前にお借りした本面白かったわよ」と、その気配りの様子には驚かされます。

この方にとって、お客様の定義は、「実際に購入していただいている方だけではなく、近隣に居住される方全てであって、未来の潜在的なお客様も現在のお客様と捉えている」わけです。要するに、ものの考え方が根本的に異なるわけです。

繁盛店とそうでない店とを比較すると、物事一つひとつの考えが異なるという興味深い事実があります。でも、よく考えれば当たり前の話かもしれません。出発点としての哲学が全てを決める、だから、その哲学に繋がるアクションが自然に沸き起こる、当たり前のことと考えて平然とものすごいことをやり遂げる、これが繁盛店の条件なのでしょうか。

人相を変えましょう

2009-06-16 | 人生の気づき
人相は、時・場所・人間、この3つの要素の影響によって形作られるそうです。

「時」:一日中同じ顔をしていることはないですよね。生涯という長い目で見ても、年齢を重ねるごとに、相はどんどん変わります。

「場所」:家に居るとき、職場に居るとき、居酒屋にいるとき、自然に囲まれているとき。自分のいる場所によって、表情は様々に変化します。

「人間」:周りにいる人たちによっても、相が変わります。天使のような人たちに囲まれていれば、優しい顔に、悪人に囲まれて騙しあい化かしあいの世界にいると、どぎつい顔に。