東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

日本酒の明るい未来

2010-01-31 | 私流
日本酒の消費量が限りなく減少している。しかし、私は、悲観していない。日本酒には明るい未来があると信じている。ただし、明るい未来を信じてよいのは、美味い酒を造る蔵に限定される。

何故ならば、潜在顧客の8割が、日本酒の本来の味に接していない人たちで構成されているからである。工業用アルコールをふんだんに使ったまずい日本酒を、日本酒と思い込んでいる人が、如何に多いことか。したがって、良い酒を作っている蔵は、眠っている消費者を目覚めさせなければならない。

私は、10数年前。新潟に出張する前に、新潟の酒を買い込んで我が家で試し、少し目覚めた。しかも、新潟滞在の間、5日間、毎晩飲んだ〆張鶴によって、完全に日本酒ファンになった。

潜在客を如何に目覚めさせるか、この単純で難しい作業が、業界のミッションである。

先義後利

2010-01-30 | 経営の気づき
モノ作りは、コスト抑制や儲けという「利」から入ると、内容重視から外れることになる。しかし、良いモノを作ってお客様を喜ばせようと言う「義」から入ると、その商品は必ずお客様の支持を得られ、「利」は後からついてくる。

酒造り、酒の販売も一緒である。「この酒は、高くてもいくらまでなら許せるか。安ければ、いくらまで下げても安心か」このように、事前に愛飲者に尋ねて設定した価格は、絶対に大量販売の可能な価格になる。・・・と、理論的には簡単なのだが、実行する企業はまれである。

駄目管理者をつまみ出せ

2010-01-29 | 経営の気づき
管理は、辞書で調べると「取り締まること」になっているが、経営の場合の意味は明らかに間違いだ。計画・実行・評価・見直しの「評価」の部分だけを行うのは、管理者として不適格である。

不適格者の管理者は、巷に多く見受けられる。中には、高給取りの管理者が部下の仕事を取り上げて、下位代行をしていることもある。しかし、会社に経済的な損害を与えていることは明らかだが、駄目管理者は、そのことに気付かない。

「評価」業務のみに専念する駄目管理者は、その評価自体もまともに出来ない。そのことを誰が気付かせるべきか。勿論、経営者である。しかし、駄目管理者を黙って泳がせている経営者は、経営者自体が、管理機能を遂行していない。

届けられた祈り

2010-01-28 | 私の師匠
松山の私の家族と東京の妹の家族が、最近、ある願いを持って祈り続けていた。一昨日の義弟の手術の成功を願っての祈りである。この前の日曜日、火曜日の手術を迎えるに当たり、妹の家では、家族4人揃って写経をしたそうである。落ち着いた一日になったとか。

一方、松山の我が家では、家族3人で、いつもお参りしているお寺で、お百度参りすることにしていた。しかし、前日の土曜日、私と家内は、嘔吐下痢症にてダウン。したがって、お百度参りは我々夫婦は行けず、母一人の実行となった。でも、私は、かろうじて写経は果たせられた。父の遺品の書道道具を引っ張り出しての、久々の写経であった。

この東京と松山の願いが通じてか、手術は成功。6時間の予定がかなり時間をオーバーしたが、成功したとの報告が入った。

義弟は、勤めている会社の広島支店長時代に、こんな出来事があった。例年だと、決算期末の時期は、支店長の指示のもと、取引先に一時的な押し込み販売を行う。見掛けの数字作りである。しかし、彼は、歴代の支店長とは異なり、意味のない無駄な行為と考え、押し込み販売を指示しなかった。その時、妹には、「もしかすると首になるかもしれないから、覚悟をしておけ」と言ったそうである。何しろ、売上高が一気に落ちるのであるから、本店から目玉を食らうことは間違いない。

しかし、そのあとが見事である。叱られたことを言い訳もせず、1年後に、実績として数字を作った。押し込み販売をしていないのであるから、翌期には数字が増えるのは確実。さらに加えて、彼の営業力で数字を伸ばした。

物事の本筋を見て行動する彼には、脱帽である。その彼の手術の成功に、心から感謝している。

感謝と笑いがパワーの源

2010-01-27 | 経営の気づき
非常に業績を高めているお店を紹介しよう。当店のパワーの源は、感謝の気持ちと笑いにある。店員さんは、みな、入店時には「今日もお世話になります」と建物にあいさつし、帰る時には「ありがとうございました」とあいさつしている。店舗は、物理的には呼吸をしていないが、同じ生き物だと考えている。

あるいは、新規オープンの前には、「トトロの踊り」ともいうべき変わった踊りを全員が踊る。そして、笑い転げている。何も知らない者が見れば、異様な世界である。

要するに、パワーの源は、感謝と笑いにありと考えているのである。この考えは経営者の考えであるが、逐次、全スタッフに伝わっている。面白い会社だ。

ジョルノ

2010-01-26 | 雑談
愛媛県内子町の亀岡酒造が、超有名なブランド「ブルガリ」の直営レストランへの納品が決定した。そして、その日本酒「ジョルノ」も開発され、デザイン等も全て決まった。バンザーイ。

これで、日本酒が、さらに世界に広まることになる弾みになるかも。我々「千代の亀101」の会は、微々たる働きしかしていないけれども、応援している励みになっている。何しろ、確実に成果が出ているから・・・

右脳活用の顧客カルテ

2010-01-25 | 経営の気づき
お客様の状況を把握するために、顧客台帳を作成している企業は多い。しかし、お客様の似顔絵まで記載している会社は、まずないであろう。某社においては、お客様の特徴を似顔絵にあらわし、さらに、若干のコメントを付して、カルテをまとめている。ただし、お客様のにとってマイナスになるものは、絶対に表現しない。次の担当者が、マイナスイメージを描くからである。

この手法、なぜ素晴らしいかと言えば、左脳のみでなく右脳を活用しているからである。図を描くことによって、右脳が活動し、記憶が確実に行われるのである。

豊かさを考える

2010-01-24 | 人生の気づき
「あなたは豊かですか」と問われた時、心の豊かさと金銭的豊かさと、どちらかが先に頭をよぎるだろうか。多分、自分に欠けている方の言葉が、引っ掛かるのではなかろうか。

因みにここでは、どちらが基本的な存在になりうるか、考えてみよう。「心の豊かさ」が満たされていると、金銭がある程度欠乏していても、心が金銭をカバーしてくれる。一方、「金銭的な豊かさ」があっても、心の空虚感は満たしてくれない。この対比で考えると、「心の豊かさ」の方が重要な位置づけになる。

満足感そのものが、心の問題なのであるから、先ずは心が満たさなければならない。しかし、飢える寸前の状態だと、心は二の次になる。先ずは、食料を手にしなければならない。この場合は、第一義的に金銭的豊かさが求められる。

生存欲求が満たされると、次は、心の所在を考えなければならない。金銭的欲求は、いくら求めても限度のない世界であるから、最低限の生活を確保できれば、心の豊かさを求めるべきであろう。

しかし、現在の日本は、限りなく金銭的豊かさを求めているのではなかろうか。金銭はほどほどでいい。生活が出来れば、と思いたいものである。昔の何もなかった時代を思い起こしてみれば、不況の今も、貧しくはないと思うのだが…

幼児語は止めよう

2010-01-23 | 私流
おどけない幼児は、見るだけで、こちらも笑顔がこぼれる。可愛くて仕方がない。とは言っても、大人が幼児語を使うのは良くない。相手の子供に対して良くない。

要するに、子供の成長を願うのであれば、はっきりとした言葉遣いが必要だ。大人への成長を期待する親であれば、同じ目線で語り合うべきだ。願いは通じるはず。幼児であっても、一人の立派な人間として尊敬し、対等にお付き合いしよう。

未来日記

2010-01-22 | 私の師匠
私の尊敬している経営者が、「未来日記」を綴っておられる。彼女は、自分の夢を叶える為に、願いと想いを、毎日文章化している。したがって、潜在意識への落とし込みは確実に行われ、その夢が実現化される確率は高いとみている。

私は、その「未来日記」なるものを見たこともないし触ったこともないが、多分、熱く熱を発しているのではなかろうか。

夢の実現化を祈ってます。

姿勢を正す

2010-01-21 | 人生の気づき
医学的にも、良い姿勢は、自律神経を整えると言われているらしい。確かに、座相の良い人は、脳の働きというか、心の働きのバランスがとれている。凛とした姿勢からは、話をしなくてもその人の人間性が窺われる。

私も、凛とした姿勢を目指したい。周りにさわやかな風を送るために・・・

連続5食のおでん料理

2010-01-20 | 私流
家内が旅行に出かけ、女手がいなくなった我が家。したがって、出かける前に作った「おでん」が、私の食卓に毎回登場している。朝・昼・晩・朝・昼の5食連続である。飽きれば、自分で作るか外食すればいいが、多忙な今、時間がもったいない。本音は「めんどい」だ。笑

1日目の夕食に、娘の家族が、大量に作ったおでんを食べに来た。大勢で囲むと、美味しくそして楽しくなる。酒の肴にも合う。

煮詰めるほどに味が上がるおでんは、こういうときにピッタンコ。

任せ上手

2010-01-19 | 経営の気づき
仕事の出来る人は、「任せ上手」である。要するに、部下や同僚、場合によっては、上司も上手に使って、自分の仕事を他の人に任せている。別に、楽をしようというわけではない。本来自分がやるべき仕事の中でも、大切な部分を確実に遂行するための便法である。

例えば、中央集権から地方分権に移行しようとしているのも、一つの「仕事の上手な任せ方」である。

ビジネスマンにおいても、他の人に仕事を上手に任せられれば、自分の仕事の幅が広がることは間違いない。反対に、全てを自分が抱え込む人では、大きな業績を残すことは出来ない。

大志を抱き実現化するためには、「任せ上手」にならなければならない。

瞬間風速6,439位

2010-01-18 | 雑談
1月16日、突風がふいた。私のブログが、1,351,955のgooブログの中で、6,439位を記録した。私にとって初めての経験だ。一昨年の5月22日にブログをスタートしたときは、一日40人くらいのアクセスであったが、徐々に上昇している。

安心なのは、株の様に大暴落がないことだ。確実に上昇しているから、楽しい。

80対20の法則

2010-01-17 | 私流
話し上手は聞き上手といわれるが、そのことを示す法則として「80対20の法則」がある。それは、自分が言いたいことを話すのは2割にとどめ、相手方に8割語ってもらうというもの。すると、相手方は心地良くなる。

営業であればお客様との関係が円滑になり、夫婦や親子の関係でも、聞くことに徹することによって、コミュニケーションが円滑になる。

私の場合だと、「80対20の法則」が少し違った形で用いられる。即ち、休肝日の割合が2割だし、「飲みに行こう」と誘われたときに断る確率が2割で、日本酒が8割でワインが2割といった具合に、「飲みニケーション」時に使われている。

今夜、晩酌する確率も8割かな?笑