東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

父親の仕事

2011-09-30 | 人生の気づき
昔の両親は、子供の教育において、父は「厳しく」母は「優しく」接することを良しとしていた。この場合、父は「厳しさにより苦を取り除き」、母は「優しさにより楽を与える」という役割分担があった。即ち、両親による「抜苦与楽」の役割分担である。

しかし、現代において、忙しすぎる父親は家庭を顧みることが少なく、子供の苦しみを取り除く配慮が足りない。もう少し、家庭に目を向ける必要があるというのが、私の意見だ。本来は、仕事の出来るビジネスマンほど、「見極めの出来る視野」「愛情豊かな包容力」「冷徹な厳しさ」を持ち合わせているため、「抜苦」の役目は果たせられるはずである。

    

ITの魔力

2011-09-29 | 経営の気づき
ユーストリームとツイッターとfacebookで集客した先日の講演会。この出版記念講演の様子を、つぶさにリアルタイムで情報発信をしていたのが、ピースストリートTVのKさんである。

講演終了の打ち上げ会で、後ろで何をしていたのかの説明を受けてやっと理解したのだから、私もお粗末なものだ。しかし、ツィッターとfacebookの威力を実感したものだから、早速に、翌日の仕事先でその威力を紹介させてもらった。おかけで、その自動車教習所では、集客ツールとして、ツイッターとfacebookを活用することが決まった。

何事も体験ですね。

花束贈呈さる

2011-09-28 | 経営の気づき
facebookで、「20名以上の人が集まれば、無料で講演会の講師をさせて頂きます」と案内させて頂いたところ、早速に申し出があった。その後、段取りを整えてユーストリームの番組に出演し、本の出版と記念講演の案内を行った。集客手段は、facebookとツイッター、それにユーストリームだ。したがって費用は殆どかかっていない。

結果は29名の参加である。そのうち16名の人から本を購入頂き、初期目的は達せられた。通常、行政や商工団体がセミナーを開催しても、最も苦しむのが集客である。結局、目的の数に達しないため、関係機関を動員して見せ掛けの数字をつくる。これでは、セミナー開催の意味がない。

しかし、ITの威力はたいしたものだ。殆ど費用をかけないで集客したこの成果は、非常に勉強になった。

なお、私にとってのサプライズはあと二つある。一つは、ブログ愛読者の方からの花束贈呈だ。まさかそのような場面に出会うとは思っていなかったが、綺麗なバラとの対面は、人生の思い出として確実に記憶に残るだろう。そしてもう一つ。実は、ある方が記念講演のときに本を買い求めなかったのは、後日、書店にて購入するためだとか。書店売上ベストテンにランクインするための協力を考えて頂いていた。皆様、本当にありがとうございます。

私は短距離ランナー

2011-09-27 | 私流
学生時代、短距離には強くても、長距離は大の苦手であった。いつも、ビリから何番というところだ。一方、短距離は、いつもクラスで三番以内に入っていた。

実は、文章でも、私は短距離が向いていると最近分かった。長い文章を書くときに要求される能力と、短い文章を書くときに要求される能力は大きく異なり、私は、どちらかと言えば短文が向いている。仕事のレポートを書く場合は、A4で100ページほど書くこともあるが、どうも楽しくない。一方、ブログは楽しい。

文章を書く場合でも、長文と短文とでは、要求されるものが異なるのだから、何事においても、十把一絡げに見るべきではない。例えば、読書が嫌いな人もマンガを読むのは好きな人もいる。要するに、その人の個性を大切にしてあげることの重要性を認識すべきだ。

死と同居

2011-09-26 | 人生の気づき
歳を重ねるにしたがって、周囲の知人で亡くなる人が増え、「死」が無関係ではなくなってきた。若い頃は別世界として捉えていたが、最近では、死と同居しながらの暮らしになってきた。何しろ、身体の部品は、日ごとにくたびれ機能しにくくなっているから、まさに毎日が死に向かっての行進である。

しかし、死の存在が、確実なものになるにしたがって、一日いちにちの重みが増し、生きている充実度は高まっている。したがって、酒が喉を通るときの幸福度も日増しに高まっている。困ったものだ。笑

無駄の意味

2011-09-25 | 人生の気づき
最近、無駄な一日になった失敗体験が二つある。一つは、予定日の変更を私が記載ミスをして、会議のない日に高松まで出向いたこと。もう一つは、高速道路が小松・西条間でストップして、予定時刻に間に合わず、出向いても意味がないため、途中で引返したこと。高速道路の一部区間のストップは知っていたが、その間は下の国道を走れば、30分も余分を見ておけば十分だと思った。しかし、破格の見込み違いだった。

そこで、一日が全く無駄の時間になってしまったことに落ち込み、「無駄」の意味を考えてみた。世の中に、あるいは人生において、果たして無駄な時間はあるのだろうか。無駄な時間は作るべきではないのか、という自問自答である。

無駄でないものを追い求めるということは、仕事はもちろん生活においても、何か得することという意味も含めての「利益」、時間投資効率が高いという意味での「生産性」を追い求めることになる。しかし、それでは、本当に味気のない仕事と生活になってしまう。

音楽とか絵画の美を楽しむ時間は、まさに無駄な時間といえるであろうし、目的としたことが果たせなかった一日は無駄な時間である。しかし、無駄な無為な時間を過ごしてこそ、計算された世界に住むロボットにはない、心を持った人間の意味がある。したがって、この20年間、全く意味のない時間を過ごしてこなかったことの反省と、そのことに目覚めた出来事に感謝しなければならない。仕事一途な世界にのめりこんでいると、見えるべきものが見えなくなる。

今回も非常にお粗末な低次元の気づきであった。まだまだ修行が足りない。

(写真は、富士山に行ったときの車窓だが、旅・音楽・宴会のように、利益と生産性のない世界にこそ安らぎがある。意味のない一日も、同じ次元で捉えた方が良いのだろう)

facebookのせいかな?

2011-09-24 | 雑談
最近、私のブログで異変が起きている。即ち、gooプログの1万位以内に、前よりもかなり低い数字でも、上位にランクインし始めた。これって、gooプログが全体的にアクセス数が落ちてきた証なのか? gooプログだけの世界か、それともブログ全体の事象か。

原因は、facebookやツイッターなどが活発化してきて、ブログのアクセスが減ってきたのか等、色々考えている。皆様方の感想とご意見をお待ちしています。

余分なことをしては駄目だよ

2011-09-23 | 経営の気づき
我々ビジネスマンは、適切に仕事をしているだろうか。本来行うべき仕事を正四角形で表したとき、その正四角形ピッタンコの仕事をしている人は、判定基準を緩くしても1割もいない。

しかし、過剰業務(必要とされていない程の丁寧な仕事)や逸脱業務(本人に要求されていない仕事)を正四角形の両横に書き足すと、自分の行っている仕事範囲は、正四角形ではなく、横に長い長方形になってしまう。

要するに、やるべき仕事の一部が行われていないどころか、やってはいけないことにまで手を付けている。これが通常のビジネスマンの仕事領域だ。したがって、両横の不要な部分を削って、正四角形にもっていく必要がある。

社会人基礎力

2011-09-22 | 経営の気づき
社会人基礎力とは、経済産業省によって「職場や地域社会の中で多様な人々とともに仕事を行っていく上で必要な基礎的な能力」と定義されたもので、「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」の3つの能力が掲げられた。その三つの力を簡単に説明してみよう。

「前に踏み出す力」(アクション)」
~一歩前に踏み出し、失敗しても粘り強く取り組む力~

「考え抜く力」(シンキング)」
~疑問を持ち、考え抜く力~

「チームで働く力」(チームワーク)
~多様な人とともに、目標に向けて協力する力~

私は、これら三つの能力で最も重要なものは、「考え抜く力」だと思っている。ただ単に考えるだけでなく、壁にぶち当たっても諦めず、継続して考え抜かなければならない。この「考える」「耐える」「続ける」の三つが確保された時、考え抜くことが出来る。そして、私流に説明するならば、「感じる力」のプラスアルファが必要だ。

経営のエキスの話

2011-09-21 | 私流
私の出版記念講演はあす開催するが、まだ席に若干ゆとりがある。私は、絶対に「時間泥棒」をしないので、ぜひ多くの方に参加頂きたい。因みに、話の展開は次のとおりだ。

出版に至った経緯/私の生き方・考え方/ビジネスのヒント/経営の極意/説得力/人材育成法/気づきがあれば人生は楽しい

日時:平成23年9月22日(木)
   午後7時15分~8時45分
場所:テクノプラザ愛媛 2階 一般会議室
参加費:無料
申し込み先:seminar@peace-st.tv

涙もろい方は「ハンカチ」を、事業経営を成功に導きたい方は「ノート」を、心の冷え症改善ご希望の方は「素直な心」を、それぞれご持参下さい。

酒量と酔い加減

2011-09-20 | 失敗の気づき
私の好きな酒はワインと日本酒だが、日本酒の飲酒量はほぼ次のとおりだ。

爽快期(1合)気分がさわやかになって陽気になる。
ほろ酔い期(2合)顔が赤くなって判断力が鈍ってくる。
酩酊初期(3合)気が大きくなって、安請負してしまう。
酩酊期(5号)その時に約束したことが記憶に残る確率は5割。

酒を飲み過ぎて、就職試験の集団討論会で一言もしゃべらなかったり、中小企業診断士の資格試験の二日目に欠席したり、失敗は数多くある。しかし、酒に限っては、反省の気づきはいまだかつてない。笑


好感度アップ

2011-09-19 | 雑談
返事の言葉一つで、相手が受ける印象は随分変わる。例えば、上司や友人から「今夜、飲みに行こうか」と誘われたとき、どのように返事すべきか、二つの言葉を比較してみよう。

「いいですよ。行きましょう」
「いいですね。行きましょう」

前者の「いいですよ」の「よ」は、判断・主張・感情などを強めて相手に知らせたり、言い聞かせたりする場合の用い方だ。要するに、相手の提案について「オッケーである」という判断を伝えることが中心になっている。

一方、「いいですね」の「ね」は、軽い感動・詠嘆の意を表している。したがって、相手からのお誘いを好ましいものとして受け止めたことになる。

せっかくお誘い頂いたのだから、「行きませんか」「いいですよ」より、「行きませんか」「いいですね」の方がお互い楽しくなる。日本語って微妙に難しいね。特に、相手方の感情を気遣う場合は、日本語を知り尽くしていないと伝わらない。日本って、本当に楽しいところだね。

散歩の達人

2011-09-18 | 私流
私は、散歩の達人から教えてもらったことを実践している。一つは、「この先にはどんな光景が広がっているんだろう」といつも期待感を持つこと。そうすると、散歩の距離がどんどん伸びる。歩く距離を伸ばすというのは「より遠くの景色を見ることができる」ことに繋がる。

二つ目は、楽しみ方。義務として歩くのではなく、楽しんで歩くために、時々コースを変えるほうが良い。何かを感じたとき、その直感どおりにコースを変更する。すると、いつもと違った景色に出会い、楽しくなる。

三つ目は、歩き方そのもの。私の場合は、弟が整体と気功のプロであるため、彼の忠告にしたがって、股関節を伸ばすように、大またで歩いている。そして、健康のツボが集中している足の指を刺激するため、足の指を伸ばすように蹴り込んで歩く。後者は、私の発案だ。

とにかく、私の散歩は、「心の開放」と「健康維持」の両者を狙っているため、欲張りの散歩になってしまった。笑

ベストテンに入るぞー

2011-09-17 | 雑談
本の発売内容が正式に決まりました。タイトルは「気づきの智慧/生活視点に学ぶ経営学」、発行はアトラス出版、価格は税込みの1300円、発売日は10月1日(9月末には書店に並んでいるでしょう)。

皆様方には、本のご購入に協力いただけないでしょうか。しかも条件付です。購入いただきたい書店は、松山市のジュンク堂か、高島屋の紀伊国屋書店。何故かと言えば、売れ筋ベストテンとして2週間連続で掲載されるための集中化作戦です。2週間連続でランクインしますと、愛媛新聞の書評欄に私の本が掲載されます。

当ブログの愛読者のバイカジまっちゃんは、社員の方にも配っていただくということで、10冊まとめて購入いただけるそうです。さらに、私がお世話になっている会社では、社員教育用に50冊お買い上げ頂きます。皆様方の応援、ありがたく思っています。

なお、アマゾンからの購入は、手続きに時間がかかりますので、しばらくお待ち下さい。

打ち合わせ無しはキツイ

2011-09-16 | 失敗の気づき
私が、今まで対談番組に出演した経験は3回ある。TV東京では志垣太郎さんと対談した。そのとき驚いたのは、役者さんは、平常時とスイッチオンの状態では、エネルギッシュな度合いが180度変わるということ。さすがプロである。あと2回は、南海放送のラジオ番組での対談。

いずれも、対談前に「絡み方の打ち合わせ」があった。結構、時間を費やした覚えがある。しかし、先日出演させてもらったピース・ストリートTVでは、打ち合わせは2~3分程度だ。スタッフの皆さんは、それぞれが別の仕事を持っているため、あまり時間がとれない。

したがって、私も、本来ならお金をもらって喋る講演のプロだが、今回はすれ違いのトークになってしまった。笑

しかし、インターネットの回線を利用してのこの番組は、なかなか面白い。回線事情によって、時々途切れるものの、安価に番組をつくれる魅力は大きい。是非、この事業を成功発展させていただきたいものだ。

(写真は、頭にアドレスのシールを張り付けて、おどけているスタッフ。私のシャッターチャンスがまずいため、ノリの雰囲気が出ていない。ゴメンナサイ)