東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

職場の整え方

2021-11-24 | 経営の気づき
人間の基本的な願いは、欲を除くと、「愛されたい」「褒められたい」「認められたい」「役に立ちたい」の四つではないでしょうか。したがって、職場の上司としては、社員を褒めることに注力すべきです。

仕事をして当たり前と考えている多くの上司は、きちんと仕事が出来てもそのことを褒めません。しかし、その仕事の仕方を丁寧に観察することによって、普通ならば気づかないことにも気づき、喉をほって褒めてあげれば、その社員は喜びますよ。

すると、今度は社員側に「役に立ちたい」という願いが大きくなり、その上司の望んでいた方向に動くわけです。これでwin winの関係も整います。

「細腕繁盛期」と「下り坂収縮期」

2021-08-30 | 人生の気づき
私の40代は、細腕繁盛期です。経営コンサルタントとして休む間もないほど大量の仕事を戴いていましたが、コンサル能力はまだまだ未熟でした。今と比較して未熟でしたが、でも、多くの会社からの信用を得て、多くのリピートの仕事を戴いていました。

そして、70代の今は「下り坂収縮期」です。体力の問題もあり昔ほどの仕事量を抱えていません。とはいえ、話力・説明力・説得力・論理構成力などは、今の方が数倍の能力アップになっています。能力はアップしていますが、がむしゃらに頑張ることはせず、ほどほどの仕事量をこなして満足しています。

体力的に下降期に入っていますから、がんばらずに、下り坂をゆっくり進む「ゆとりの境地」に入っています。

オンライン会議の弊害

2021-05-19 | 私流
最近の会議は、圧倒的にオンライン会議の開催数が増えました。しかし、オンラインだと、何故か、かたぐるしく笑顔も少なく、生の情報交換も減ります。そこである工夫を試みたところ、大成功したのです。

それは、初対面の面々との会議でしたが、司会進行役の私が、「オンラインだとなぜか堅苦しくなり、周辺情報も伝わらない傾向があります。なので、今回はその弊害を除去するために、敢えて、本筋の話から脱線することをいとわないようにしましょう。話題の展開を拡げる工夫を試みましょう」と。

すると、初対面のメンバー同士ながら、冗談が飛び出すことによって、本筋から離れながらも、有効で貴重な意見が多数だされることになったのです。大成功です。

与えるほどに増えるもの

2021-04-14 | 人生の気づき
物欲の深い人は、何かを与えることは損だと考え、与えることをしません。以前の私も、周囲の方たちに積極的に提供することはありませんでした。しかし、ある時、モノの世界と異なり、仏教の世界では、与えれば与えるほど、即ち、お布施をすればするほど、増えるものがあるのですよと、教えられました。お布施によって、自分自身の徳が増えるのだと。

使いたくなる力

2021-02-10 | 経営の気づき
腕力がない時は、力比べをしようとは思わないものです。しかし、力がついてくると試したくなります。権力も同様でして、権力が出来ると、つい誇示したくなるのが人情。
しかし、力づくで物事を進めると、たいがいは失敗します。ビジネスにしても人間社会にしても、同じです。力づくで成し遂げようとすると、つい反発されます。
ということは、力を持つほどに鞘にしまい込んで、その力を封じる必要があります。係長から課長、課長から部長、部長から取締役、昇進する方たちは、力に頼ることなく技を磨きましょう。

脳をょろこぱす

2020-12-03 | 雑談
能力を伸ばすために必要なことの一つは、自分の脳を喜ばせること。例えば、今、自分のしている仕事の意義を理解している場合とそうでない場合を比較した場合、前者の方が脳は喜ぶはず。意義を理解していないことに長時間費やしたとしても、脳は喜ばない。あるいは、自分の仕事の出来栄えを感謝してくれた人が「有難う」と言ってくれても、脳は喜ぶ。

脳が喜ぶということは、得られた知識やテクニックがさらに冴えわたることになり、新たな課題を与えられて対処しなくてはいけない場合も、励む力が湧いてくることにつながる。とにかく、能力アップを目指すならば、脳を喜ばせなければならない。

サイドビジネス

2020-08-11 | 私流
四国ビジネスコンサルタントのサイドビジネス。
経済環境の厳しい昨今、子供からお金を巻き上げる方法を思いつきました。
今日一日の悪行、どうか見逃してください。(笑)

オンラインの限界

2020-06-11 | 経営の気づき
現在進めている厚労省の事業ですが、コロナの影響で3タイプに分けて進めています。一つは実面談によるコンサル支援、二つ目はzoomを使った支援、三つめは電話による支援です。想定したとおり、実面談が最も大きな成果を上げそうです。何しろ、雑談に広がることによって、周辺情報が大量に入手出来るからです。

顔と顔を見合わせて、表情を読み取ることで、次の質問の展開を確実に行えるとともに、お互いの安心感から、雑談展開も可能になるわけです。雑談に広がることによって、お互いの信頼関係も増してきます。この部分の力がかなり大きいですね。

知識と知恵

2020-05-10 | 人生の気づき
仏教の本から、次の教えを頂きました。「知識は道具であり、知恵は技術である」と。

現在の学校教育は知識を詰め込むのみで、蓄えた知識の使い方(技術)を放置しているのですね。知恵を鍛えることは個人個人に任せているわけですが、それでよいのでしょうか。ということから、私の経営者教育では、知恵を磨くことに力を入れています。

幸せとは

2020-04-30 | 人生の気づき
幸せとはどのような状態でしょうか。ご自分で幸福を定義づけできない方は、大きな不幸せを経験することですね。簡単なことなのですが、自ら不幸せの道を歩むことはしないでしょうね。しかし、人間は必ず嫌なこと・困ること・逃げ出したいことと出逢うものです。その不幸せな出来事とどのように向き合うかで、真の幸福の意味が分かるのだと思います。

直感を磨く

2020-04-28 | 私流
毎朝の日課のウォーキングでは、すれ違う人や車を注意深く眺めています。すると、その人の品格や運転している人の品格が、なんとなく推察できます。その時は全神経を集中し、推測する以外の雑念は全て消え去ります。

力なく歩いてぼうっとしている人には魂が宿っていません。焦っている運転から漂う、人間としての落ち着きのなさ。色々なことを考え推察しますが、これは何を目指しているかと言えば、直観力を磨いているのです。予感や推察から得られたことを大切に用いていると、徐々に直観力が磨かれるという私の考えがあるからです。

実は、経営コンサルタントには、直観力が必要なのです。相談を持ち掛ける経営者が真実を話しているのかどうか、話していることの裏には何が潜んでいるのか、これらが分かっていないと、正しい助言ができないのです。

忙しいのは駄目

2020-04-21 | 人生の気づき
「忙」は、心が亡くなると書きます。要するに、忙しい人生を送るのは、望ましい姿ではないことを意味します。

私もやっと、今年になって、忙しさから遠ざかりそうです。マイペースで仕事ができる状態が整い、安堵しています。やっと人間らしく生きられます。

改善テーマ

2020-03-08 | 経営の気づき
ビジネスにおいて問題が生じた場合、多くの場合は、その問題にかかわった人の問題というよりも、仕事の進め方としてのシステムが問題なのです。例えば、営業部の売上が上がらない時、仲間同士の不必要な競争意識が働き、情報交換などの協力意識が欠如しているといったシステム上の欠陥が浮かび上がります。

経営者や管理者は、先ず、社員のあら捜しよりも、システム上の問題を探りましょう。

私のミッション・ステートメント

2020-03-04 | 人生の気づき
長い人生経験を経た今、これまでの反省も踏まえながら、これからの私のミッションを整理してみました。何しろ、まだまだ自己成長を目指していますので、ゆっくりと胡坐をかいているわけにはいきません。

【環境との関わり方】環境は与えられるもの、すでに決まっている固定的なものと捉えないで、自分自身の努力で変えられるもの、創りだせるものとして関わっていきます。
【優先順位】自分の事よりも他の人のために、易しいことよりも難しいことを、得ることよりも与えることを、損得よりも正しきことを、近きことよりも遠きことを優先させます。
【常に笑いを】笑いは、パワーの根源になるとともに、人を和ませる癒しの大いなる力が宿っています。したがって、難事を解決するに際しては、歯を食いしばる深刻さではなく、力みを取る笑いをパワーの根源と位置づけます。

取り越し苦労

2020-01-12 | 人生の気づき
待ち遠しい日は、その日よりも、むしろその日が来るまでのワクワク感を楽しめます。
一方、嫌な日は、その日よりも、むしろその日が来るまでのイヤイヤ感に苦しみます。