東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

ファッションのこだわり

2009-10-31 | 経営の気づき
「あなた。つまらないものを着ていると、つまらない一生になるわよ」
「中身が見た目ににじみ出るのよ。だから、人間は、見た目で分かるの」
これは、某ドラマの中で交わされる会話である。わずか数秒の会話だが、中身は非常に濃い。即ち、ファッションとは自分の表現法であるということを指摘している。

自分はどのよう考え、どのよう生きていくべきか、どのよう見られたいのか、どう見せたいのか。したがって、”自分”を知らないと、そのスタートラインにすら立てない。

自分の示し方が分かれば、自ずとファッションも一体化してくるはず。実は、これが、私のファッション論でもある。かなりの極論なので、ファッションについて語る場合のみ当てはまると思っている。人間は、絶対に見た目だけでは分からないので、以上の説明は、ファッション論を語る場合のみ適用できると解釈頂きたい。


特に、ビジネスマンで、ファッションに無頓着な方には、気付いて欲しいな。

うすっぺらい知識

2009-10-30 | 私流
友人から借りた本、「白州次郎/占領を背負った男」(講談社)をいま読んでいる。テレビで見たが、やはり本のほうが数段上である。特に感じ入ったのは、次郎がイギリスに留学した折のエピソードだ。

次郎が大学で学んだことを完全にマスターして、答案用紙に完璧に書き込んだと思ったところが、以外に低い点数。その理由は、答案に、自分の考えを全く表していないとのこと。普通なら激怒するであろうが、彼は歓喜する。幼いころから思っていた学問に対しての考え、同様の考えをもつ教授に出会った喜びである。

私も、詰め込み主義の教育には大反対である。創造性の高い人間育成と、暗記力に長けた人間育成のどちらが重要かといえば、やはり前者であろう。特に社会に出て後は、前者の方が格段に役立つことは間違いない。

仕事も恋も全て楽しい

2009-10-29 | 私の師匠
人生の半分以上は、自分の意志とは関係ない”やらなければいけない仕事”をしなくちゃいけない。でも、その”やらなくちゃいけないこと”を”やるのが楽しい”に変えることができると、人生は劇的に変わってくる。

したがって、人生を楽しんでいる人は、何事においても楽しむことが出来るように工夫している。あるいは、思考回路がそのようになってしまっている人なのであろう。

私にとって、そのような方たちは全て、人生のお師匠様です。


無事是貴人

2009-10-28 | 経営の気づき
私の友人が、「経営品質」の勉強のために西日本合同調査団に参加して訪米した。彼は、アメリカの素晴らしい企業の集まりの会議を体感して、様々なことを感じたようだが、帰国後の彼の言葉で、特に印象に残った言葉は次の言葉である。

"経営品質の高い企業は、ある共通項がある。それは、経営者なり幹部社員が「高い志を持つ」「お役立ちの心を持つ」「感謝の気持ちを持つ」「明日のための今日をしっかり楽しむ」「いつも心に余裕を持つ」「生涯学習で自らを高め続ける」「健康に心がける」を常に心がけているということ。"

なるほど、経営品質の高い企業の経営者は、考え方や取り組み姿勢が素晴らしい。

私の好きな言葉に「無事是貴人」という言葉があるが、人格者と言うか貴人には、不思議と事故とか健康阻害とかのマイナス状況が少なく、あるいは皆無の状態である。さらに、その人の周辺には「善」とか「福」が満ち溢れている。これは偶然がもたらした産物ではなく、あるべくしての結果なのだ。

例えば、健康を保つためには、寝食等の生活面に配慮するだけでなく、心を治めるると言う難題も乗り越えなければならない。心と肉体を治めて初めて健康が叶えられる。したがって、健康を保つ人は即ち貴人であり、そのような方は仕事をしても尋常の仕事の有り様とは異なる。心を治めている人は健康を保つと共に、仕事の取り組み姿勢も異なり、様々な成果と福を呼び寄せている。

勿論、私にとっては遠い世界であるが、目指したい道である。



生命力の神秘

2009-10-27 | 雑談
知人が海の近くに赴任して後、釣り三昧に明け暮れている。その彼が、釣った魚をさばき損ねて、手を切った。左の人差し指の皮がはげて、ブラブラになったそうだ。でも、痛みはさほどなかったと言う。

実は、傷による痛みは、ある一定限度を超えると、痛みを感じなくなる。例えば、バイクで通行中に転倒して足を切断しても、瞬間的には痛みを感じない。足が切断されていることが、しばらくは分からない。耐えられない痛みは、自分が感じないように、体自体が微妙に調整しているのであろう。

人間の体は、自然界の神秘以上に神秘力を持っている。だから、体をいたわって、大切にしましょうね。

復元力の診断

2009-10-26 | 経営の気づき
企業がどこまでになれば復元力がなくなるか。船であれば、少々の揺れだと元に戻る。企業も同様に、程度が大きくなければ、一時的に揺らいでも元に戻る復元力を持っている。その復元力の計算方法を示そうというのが、今回の試みである。ただ、アバウトの表現なので、その点留意せられたい。

復元力は、借入金の限界値を持って示すことが出来る。即ち、経常利益が0になるくらいは大したことではないという考え方もあるが、しかし、支払利息の多さによって0になっている場合は重症なのである。

借入金の限界は「営業利益+受取利息」と「支払利息」が一致する借入金額であり、これを計算することによって、復元力の限界値と見ればよい。

一つの事例で計算してみよう。売上高1億円、営業利益450万円、受取利息50万円、借入金利息2%の場合。借入金の限界は500万円÷0.02=2億5千万円である。 

借入金が膨らむほどに、経営の復元力が小さくなっていることを意識し、ご油断召されるな。
   

007の気分

2009-10-25 | 私流
私の好きなカクテルは、ブルーマルガリータ・ニューヨーク・マンハッタン・サイドカーなどだが、今夜は久しぶりにマティーニ。気分はジェームスボンド。鏡を見なければ、酔いも手伝って、ジェームスボンドになりきれるものだ。(笑)

私がカクテルにはまったのは、バーgのマスターの指導のおかげだ。この店では、私が、3分から5分くらい話をして後、そのテーマでオリジナル・カクテルをつくってもらうお遊びをしている。そして、ネーミングも私がする。そのようにして、私のオリジナル・カクテルが、gには、五つくらいあるかな。

例えば、家内と娘の3人で行ったとき、この3人をイメージして作ってもらったのが、ラブレイアーズ。比重の異なるものを3種類入れて、三層になったカクテルだが、味は抜群です。なにしろ、私たち家族をイメージ化したものですから・・・(笑)

酒とバラの日々

2009-10-24 | 雑談
私にとって大切なものは、家族と仕事を別格にすると、酒と音楽。別格にしないと、話がやばくなる?いえいえ、そんなことはありません。

酒を飲みながら音楽を聴けば最高。先日も、ワインを楽しんだ後、バーで音楽を楽しんだ。ライブもいいが、今回は、好きなCDを何でもかけてくれる店を訪れた。音響設備がいいので、心底楽しめる。そして、店を去るときは、「哀愁のヨーロッパ」をリクエストした。今は閉店してなくなったジェリーズでは、いつもさよならの挨拶代わりに、マスターに、ギターで「哀愁のヨーロッパ」を弾いてもらった。なつかしい・・・

私の人生は、「酒とバラの日々」というよりも「酒とバラバラの日々」かも。(笑)

歳を頂く

2009-10-23 | 人生の気づき
1年経つごとに、歳をとる。これが普通の言い方だ。でも、不思議な方に巡り合った。彼は、「取るのではなくて、頂くんだ」と言っている。

当たり前のように過ぎ去る月日だが、この時間の経過を、当たり前と考えるか、大きな計らいに守って頂いたおかげと捉えるか。両者には大きな違いがある。「歳を頂いている」という言い方、納得です。

全て責任は我にあり

2009-10-22 | 経営の気づき
松下幸之助は「強く人を求める」と題して、次のように語っておられる。

「事をなすに当たり、人を得るかどうかで成否が決まるといってもよい。どうしたら”人”が得られるのだろうか。運と縁もあるだろうが、強く人を求める心があってこそ、人材も集まってくるのだと思う。すべてのものは要求のあるところに生まれてくる。人材の不足を嘆く前に、自らどれほど強く人を求めているかを自問自答してみる必要があるのではなかろうか」と。

「我が社の社員は能力が低い」と嘆く経営者の方がおられるが、本当に不満に思っているのであれば徹底して社員教育を行うべきである。しかし、不満の言葉だけで実際に社員教育を行わないのは、実は、その経営者は心のそこでは「この程度ならいいか、仕方がない」という諦めの心があるとみてよい。

「すべてがあなたにちょうどいい」というお釈迦さまの言葉があるが、要するに、いま自分の周辺にある環境は、自分の怠慢あるいは努力によって、あるべきして
整った状態なのだ。自分以外の他のものに責任転嫁をするのはやめよう。

昨日の仕事

2009-10-21 | 経営の気づき
毎日忙しく走り回っていても、楽しい仕事とそうでない仕事がある。楽しい仕事は、クライアントが、私の成果を心待ちにしていただける仕事である。一方、楽しくない仕事は、義務的にこなしてしまってワクワク感が全くない。その点、昨日の仕事は楽しかったなあ。前に書いた賃金倍増計画の仕事だ。

今回は、「茶房あい」の向こうにある晩翠荘を写したので、ご紹介する。是非是非、この癒し空間を楽しんで頂きたい。

リーダーの要件

2009-10-20 | 経営の気づき
経営学の第一人者である P.F. ドラッカー博士が定義した「リーダーの要件 」は次の通り。(下記「4つの要件」を満たせば、誰でもが優秀なリーダーになれると言っている)

●リーダーたることの第一の要件は、リーダーシップを発揮することが自分の「仕事」であると見ることである。すなわち、リーダーは、目標を定め、優先順位を決め、基準を定め、それを維持する者でなければならない。

●リーダーたることの第二の要件は、リーダーシップを地位や特権ではなく「責任」と見ることである。
・優れたリーダーは常に自分に厳しく、失敗を人のせいにしない
・真のリーダーは、自らが最終責任を負うべきことを知っているが故に、部下を恐れない
・優れたリーダーは強力な部下を求める
・部下を励まし、誉め、昇進させることを誇りとする
・ところが、真のリーダーでない者は部下を恐れ、部下の追放に走る

●リーダーたることの第三の要件は、信頼が得られることである。
・信頼が得られない限り従う者はいない。信頼が得られるということは、周囲から好かれるということではない。常に同意できるということでもない。すなわち、リーダーの言うことが真意であると確信を持てることである。このため、リーダーが公言する信念とその行動は一致しなければならない。
・リーダーシップは賢さに支えられるものではない、一貫性に支えられるものである

●リーダーたることの第四の要件は、「カリスマ性はいらない」ということである。
・カリスマ性はリーダーを破壊させる
・柔軟性を奪い、不滅性を妄想させ、変化不能とする
・スターリンにも、ヒトラーにも、毛沢東にも同じことが起こった

有機の島

2009-10-19 | 経営の気づき
先日出かけた、瀬戸内海のある島。実は、この小さな島を、まるごと有機農法で覆いつくそうという計画である。今、密かに動いているが、全人口が110名程度なので、全農家を説得することもさほど難しくはない。とりあえず、リーダー格の人を口説いており、反応は上々だ。

最初は1軒2軒でもよい。3年後には全農家に広げたい。これが成功すれば、全国初の有機農法の島誕生です。


私のロマンは、まだまだ羽ばたく。聞くところによると、東矢憲二を支援する会が結成されるとか・・・(笑)

外さん

2009-10-18 | 雑談
先日、友人と飲みに出た。アルゼンチン料理でワインを堪能。外は、台風のため雨風が騒いでいたが、店内は関係ない。二人が久しぶりに出会って、色々な情報交換をした。

彼の話によると、昨年は10ヶ月間、自宅単身赴任をしたとか。奥さんが中国に留学したのである。その間、彼は自炊生活。聞くところによると、彼は、奥さんのことを「外さん」と呼んでいたようだ。奥さんが家におらず、外に出っぱなしだったためだ。


写真は、1年前に開店したアルゼンチン料理の壁である。店内を写したかったが、アベックが多かったため遠慮した。私も、「遠慮」と言う言葉を知っているようだ。(写真は私の酔いがカメラに伝わったのか、ピンボケになっている)

MOON GLOW 秋のジャズ祭

2009-10-17 | 雑談
先日、恒例のジャズ祭に参加した。大人の時間を楽しむっていうこの感じは、最高だなぁ。黒人歌手のリンダ・スミス、そして、バックは木村龍彦トリオ。

とにかく、即興でアレンジしたり、絶妙な掛け合いは、ジャズならでの世界。目で合図して別のプレイヤーを巻き込んだり、後はあなたに任せるよとか、口では語ってないのに伝わっている。空気のバイブレーターが、その呼吸を伝えてる。唸りたくなるほどすごかったですよ。

曲目は、枯葉・MISTY・BLOO MOON・ルート66・サマータイム等、3時間はあっという間でした。プロ以外に、MOON GLOWの常連客9人も飛び入り参加です。ボーカルと楽器、皆さん、プロと堂々と渡り合ってました。


演奏の様子は写真に撮れないので、前にムーングロウで飲んだ、ブルーマルガリータを載せました。私の好きなカクテルです。このカクテルには、秘密の思い出が・・・