東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

酒は怖い

2015-06-30 | 失敗の気づき
先日のある集まりにて名刺交換させていただいたところ、なんとその方は、今回で5回目ですよと言われます。私は初対面だと思ったのですが、なんとすでに何回もお会いしているとのこと。私の行きつけのバーで、何回も横で飲んで話したそうです。そう言えば、私の終着駅「ムーングロウ」は最後に行く店ですから、相当に酔っているわけです。覚えていないはず。でも大失敗ですね。

心理的報酬

2015-06-28 | 経営の気づき
給料はいいけど職場の雰囲気が悪く、いつも上司から叱責を受ける会社と、給料はそれほど良くないけれど、職場の雰囲気が良く、上司が自分を認めてくれる会社、どちらの会社が、仕事への「やる気」が高まると思いますか。

社員がやる気をもって仕事に取り組むのは、給料という「物理的報酬」以上に、上司から認めてもらえる、誉めてもらえるといった「心理的報酬」が充分に与えられた会社なのです。したがって、やる気を高めるためには心理的報酬を充分与えることに注意しましょう。

リズミカルな仕事

2015-06-26 | 経営の気づき
日々仕事をしていると、時間に追われているだけで効率よく業務に取り掛かることができないという悩みの人も多いのではないでしょうか。ある程度の余裕をもって働くためには、仕事のリズムを作ることが必要です。それは、独自の工夫によって楽しい仕事に変化させるということ、仕事が終わったときの楽しみを作り演出しておくこと等々。リズミカルに弾むと、時間の経過も忘れてしまいます。

仕事の報酬

2015-06-24 | 経営の気づき
私に仕事を依頼して頂く方は、様々な方がおられます。多くは中小企業ですが、時には大企業や零細企業もあり、創業前の個人の方もおられます。その仕事を受けるときには、事前に業務内容をお尋ねしたうえで、その報酬額の交渉になります。思い返せば、資金に行き詰まっている方に対しては、その経営者の心意気を感じたとき、酒1本で請け負ったこともあります。

まさに、その方の喜ぶ顔を見ることが私にとっての報酬になったのでしょう。クライアントに喜んでいただくことほど、最高の報酬はありませんから。

必然的に創り出す感動

2015-06-22 | 経営の気づき
たまたま訪れた店のスタッフから受けたサービスに感動したり、クレーム対応のすばらしさに感度したり、ビジネスの世界で得られる感動経営は、偶然に得られるものではありません。そこには計算された必然のものが仕込まれています。したがって、経営者としては、自社の経営システムを見直し、感動を提供できる仕組みになっているかどうか、スタッフの気遣いレベルなど、工夫と努力が必要です。

そして、気をつけなければならないことは、感動経験者でなければ、感動提供を志さないということ。

朗読に感銘

2015-06-20 | 雑談
演劇を体験すると、その周辺分野も気になってきました。先日は、プロの劇団員の方5人が、演劇風の朗読「怪人二十面相」を演じるのを聞きましたが、なかなかいいですね。朗読を聴くことによって、日本語の素晴らしさも実感できます。読み手によってガラリと変わる印象は、まるで、音楽が指揮者やオーケストラによってそれぞれ独特の輝きを放つのと同じです。

私が二カ月に一回開催する「気づき塾」は、私の著書「気づきの智慧」を題材に人間学を学ぶ塾ですが、先日、朗読の専門家に本の一説を読んでもらったところ、まったく格調が変わるわけです。声一つで、読み方一つで変化するこの格調に気づいて、声を発することの大切さ、言葉の大切さに気づいた次第です。

仕事のできる人はイメージ力が高い

2015-06-18 | 経営の気づき
イメージ力があると、仕事が楽しくなるとともに、成果も出しやすくなります。ということで、イメージするとしないとではどれほどの違いがあるか、実験してみましょう。

➀手を上げて下ろす②身体をゆする③しゃがんで立ち上がる。お年寄りでもできる簡単な3つの動きですが、次のインストラクションを与えてイメージを喚起すると、同じ動きでももっと楽しくできるようになります。

①手を上げて下ろす: 「手を上げて力を抜く。するとどうなるか。自然と落ちる。重力を感じてください。
②身体をゆする: 「人間の身体はほとんどが水分からなっている。自分の身体 を水の入った皮の袋だと想像してみる。ゆっくり身体をゆすってみてください。皮袋の中の水がチャポ、チャポと動く音が聞こえますか。
③しゃがんで立ち上がる: 「もしその皮袋に穴が開いたらどうなるか。足の裏 に穴が開き重力により地球の中心に向かって水が流れ出す。どうなるか想像して動いてみる。徐々に皮袋はしぼんでいく。すっかりしぼんでしまったら、今度は穴から水が逆流して皮袋が元通りに水で一杯になる様を想像して動いてみる。

このように、作業を楽しくできるするイメージは、アイディアを出したり構想を練る場合にも有効です。

良好な関係を保つコツ

2015-06-16 | 人生の気づき
人間は、してあげたことは覚えているに、してもらったことは覚えていません。したがって、いさかいの多くは、してあげたことと、してもらったことの不均衡から起こることが多いのです。

したがって、いさかいにならないコツは、してもらったことをしっかり覚えておき、してあげたことはすぐに忘れること。人間の性分からして、このように意識することで、夫婦仲も友達関係も、商売の関係もうまく保たれます。


余命一か月

2015-06-14 | 人生の気づき
本当の自分は、分かっているようで分かっていません。むしろ、周囲の人の方が自分を分かっていて、一番分かっていないのは自分自身ではないでしょうか。と反省して、本当の自分を探すとき、一つの方法は、余命一か月なら何をするかを考えてみればいいかも。そこで、自分に見えていなかった自分に気づくかもしれません。

極楽往生

2015-06-12 | 人生の気づき
人生を生きるのは難しいですが、もっと難しいのは死の迎え方。先日の演劇にて死者を演じたわけですが、そのとき、ずっと白布を顔に当てたまま時間を過ごすと、本当にあの世に行く気分になったものです。

そして思ったのは、どうせ死ぬのなら、納得して死にたいということ。病から逃れようとあえぐのでもなく、不慮の事故に出会って訳も分からぬままあの世に行くのでもなく、頂いた命を全うできたことを感謝しながら、納得して死にたいものです。これが極楽往生というものでしょう。


守ると壊れる

2015-06-10 | 失敗の気づき
繊細なガラスのコップは美しいですが、壊れやすいです。繊細で美しいガラスほど、ささいな衝撃で壊れます。美しさと壊れやすさは、表裏一体のものなのでしょうか。

一方、壊さないようにかばうと、かばいようがきついほどに壊れることもあります。例えば、腰が悪いと言って動かさないと、ますます悪化します。農業をかばった日本政府のおかげで、農業者の経営体力は弱り切りました。何事においても、壊さないように守るのは難しいですね。

通勤時間を延ばされちゃった

2015-06-08 | 人生の気づき
私の事務所は一階にて、住まいの二階・三階とは至近距離です。そこで、FBにて、「私の通勤時間は5秒です」という記事とともに階段の写真を流したところ、しゃれっ気のある友人が、写真を加工処理して「いやいや、ゆうに5時間はかかるはず」とコメントをしてきました。この柔軟思考の持ち主、彼のビジネスの多大な成果が気になります。

診るということ

2015-06-06 | 経営の気づき
「みる」には、幾通りかの漢字があります。見る・観る・診る・視る・看るなどてすが、私の仕事において用いられるのは、「診る」です。「診る」は、判断を下すために、物事の状態などを調べることであり、経営者からのご相談にお応えするには、必ず必要な作業ステップです。今までと同じようなタイプだと即座に判断して、アドバイスすると大きな間違いを犯すことになります。

上辺の症状は同じでも、根底にあるものが違っていれば、解決法も大きく異なりますから、早とちりの見立ては大失敗のもと。名医は、ヤブ医者と違って、結論を急がず根気強く原因を探しますが、我々コンサルも同様だと言えるでしょう。

自分は見えない しかし

2015-06-04 | 経営の気づき
毎日の生活で、見えていないのは自分。鏡を見れば自分が見えますが、でなければ、自分の目に写る人は、自分以外の他人ばかりです。したがって、見えていない自分のことは全く分かっていない。

経営も同様です。自社のまずい点は見えないのですが、他社の問題点はよく見えます。したがって、自分以外の人からこそ、自社の問題点を指摘してもらって、改善個所を探すべきなのでしょう。と考えれば、誰もが経営コンサルタントであるわけです。

願い 祈り 希望

2015-06-02 | 人生の気づき
願いは、自分の心の中にとどめるだけでは大きな力になりません。したがって、祈りとして、例えば神仏など自分の信じる世界に語りかけ、願いの成就に力添えを頼みます。自分の信じる大いなる力を頼ることによって、独力とは比較しようのない力添えが発生します。これが「祈り」でしょうか。

「願い」を「祈り」にまで高め、自分自身が納得すると「希望」の力が湧いてきます。祈りが実現化することの確信は、大いなる力を持ちます。これが「希望」でしょうか。