東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

ビールを飲めない若者

2008-08-31 | 雑談
ビール系飲料市場は1994年のピークを境にして減少に転じています。
酷暑の7月のビールの美味しさからは想像出来ませんが、いま、ビールの愛好者は確実に減っています。
しかも、若者が飲まなくなりました。


あの「苦さ」が駄目だと言われると、「苦くないビールはビールではありません」と言いたくなります。
そう言えば、最近の若者が嫌う「苦さ」は、人生や仕事の甘い環境慣れが原因ではと疑ってしまいます。

苦いって大切ですよ。
人生の挫折を感じた苦さ、仕事の行き詰まりを感じた苦さ、でも、その苦さが次の成長を形作ってくれるのですから・・・



いつも真剣、Fさん

2008-08-30 | 私の師匠
大学時代には全く交流のなかったFさん。
しかし、社会人になってから出会ったときは、師弟関係が出発点でした。

私が、中小企業診断士講座の講師、彼は受講生です。
出会ったとたん、思い出しました。

いつも大学の講義では、どの講義も、彼は、一番前の真ん中に座っていました。
その彼です。
私は、もちろん、居眠りが出来るうしろの席です。

この差は、人生に対する取り組み姿勢の差だともいえます。
彼は何事も、100%真正面に向かって取り組みます。

したがって、診断士講座では私が師でしたが、人生については、彼が師匠です。
酒の弱い人ですが、尊敬しています。

一人ひとりの重み

2008-08-29 | 経営の気づき
江戸時代、サルを描かせれば当代一といわれた画家がいました。
名前は森狙仙(そせん)。
あるとき、狙仙が自信をもって書いた三匹のサルを、円山応挙が「このサルは、一匹のサルをモデルにして三匹のサルを書き分けている。しかも、野生ではなく、飼い慣らされたサルだ」と、批判しました。


狙仙は、見事に言い当てられ、真っ青になってその場を逃げ帰りました。
そして、山に引きこもって修行を重ね、再度、名前を伏せて出品しました。
ところが、応挙は「これは実に見事な絵だ。サルが生きている。この絵は狙仙だ」と言い当てました。

実は、この話は、講談の一節です。
興味深いのは、応挙が、サルが一匹ずつ違う生き物であるということを見抜くところにあります。
生命体はたとえ種は同じであっても、一つひとつが個性を持っており、一つとして同じではありません。

外見ではなく、それぞれに個性があり、これが味になります。
これが生命体の特徴です。


一方、企業は、スタッフ一人ひとりを、個性差としての生命体として捉えているでしょうか。
一人として同じ人が存在しない人間としての生命を、規則・規律で一律にコントロールするには、慎重な配慮が必要です。



我が故郷 オールディーズ

2008-08-28 | 私流
私の夜のコースは、最初に居酒屋(ワインを飲みたいときはイタリアン)、そしてバーと続きます。
二日酔いを知らない私ですから、梯子酒もへっちゃらですが、最後は、ジャズかオールディーズのライブで締めくくります。

でも、ライブを行なっている店は、次々と閉店になり、松山市でも昨年、オールディーズの店がなくなりました。
涙涙涙


先日、新発見をしました。
オールディーズ専用のジュークボックス。
しかも、3曲で100円。
ばんざーい。



食べ過ぎの経営

2008-08-27 | 経営の気づき
東洋には、1日2食主義という健康法があります。
実は、江戸時代の終わりごろまでは、日本人も2食であったとか。
3食になったのは、明治維新によって、西洋の食生活が輸入されてからのことです。

日本の場合の2食は朝を抜いていますが、それは、胃を少しの間でも空っぽにしておくためです。
胃を活性化し、排泄機能にも役立つと考えた結果です。


最近は、朝食を摂らないと、栄養学的にまずいと考えていますが、どちらが正しいかは別として、健康を保つ法として、断食法があることを見ても、先ほどの説明も一理あるのではないでしょうか。

経営上、「食べ過ぎ」という内容は、「売上高のあげすぎ」ではなく、「顧客対象の広げすぎ」ということになります。
誰も彼も顧客層にしてしまうというターゲットの緩みは、是非いましめたいものです。

狙った層をとことん追及することは、経営のぶれを防ぎますが、安易に間口を広げようとすると手痛いしっぺ返しを食らいます。
食べる量は、ほどほどということです。


ロールプレイング

2008-08-26 | 経営の気づき
先日のロールプレイングは、「お客様のお名前を会話の中で出来る限り多く用いる」というテーマでした。
ご参考のため、一部をご紹介します。

なにしろ、人の会話の中で最も関心のある単語は「自分の名前」ですから、お客様のお名前を積極的に会話の中に用いることが、お客様とフレンドリーになる秘訣です。
その訓練として、次のような役割を、ショップのスタッフに演じてもらいました。

役割シート①(スタッフ役用)
あなたは、ペット・ショップのベテランスタッフです。
来店されたお客様とは3回目の接客ですが、出来る限り親しくなれるように、お客様の好きな世界を探し出して、密度のある会話をしてみましょう。

役割シート②(お客様役用)
予約していたトリミングのために、犬を連れて入店しました。今日は、休日なので気分的にもゆっくりしています。

状況設定:
先日記載して頂いた連絡先のおかげで、スタッフは、きょう来店されたお客様の名前を知っています。

フィードバック
演じ終わったあとは、演じた人、更に観察していた人たちの感想を求めた上で、議論を行ないます。この議論において、様々な気づきが得られるのですが、成功の秘訣は熟達した指導者の存在です。

出前講座のロープレ

2008-08-25 | 私流
私のコンサル事務所の事業メニューに、新規メニューを追加しました。
それは、ロールプレイング(役割演技法)。

ご希望の場所にまで出向かせて頂いて、現場スタッフの能力向上に貢献させて頂きます。
折衝力・営業力・接客力など、ご希望のニーズに対応できます。

今までの方法でよいかどうか、スタッフ自身が気づくように、気づかせるように、「問題意識の育成と解決力の誘導」を実体験してみませんか ?


「あっそうか」
「こうすればいいのだ」
自らが気づけば、あとは簡単です。



自分に課する宿題

2008-08-24 | 経営の気づき
自分に課する宿題を、独自に作っていますか。

人は、弱いものです。
時間に追われていると、急がなければならない緊急性の高い仕事から順にこなしてしまいます。
結果として、本来進めるべき「重要な仕事」が何も手をつけられない状態で残ります。

利害関係の強い人から要求される仕事は、どうしても高い優先順位になってしまいますが、それでいいだろうか。
このままでよいのでしょうか。
・・・と、自問自答していました。


仕事を進めていくに際して、損得の基準ではなく、別の基準が必要なのではないか。


「自分の3年後を見据えた戦略的仕事」「第三者から見ても妥当な仕事」、この二つの基準でチェックして、利害関係者から求められていない仕事、自分自身の視点の仕事を、いま独自に探しています。

自分を厳しく追い詰める、このような観点から見つけた仕事は、本来貴重な仕事のはずです。
そして、このようなことをしている人としていない人では、徐々に力の差がついてくると考えました。

他人に優しく、自分に厳しい人間は、きっとたくましくなっていくはずです。
宿題は与えられるものではなくて、自分で探していくものです。

今回、発信しているブログも、言わば、私が自分に与えた宿題。
でも、私の気づきを皆様方にお伝えして、小さな波紋が広がっていくことが分かったとき、これは痛快です。
幸せです。


実証済み 私のダイエット

2008-08-23 | 私流
以前に私が試みて成功したダイエット法をご紹介しましょう。
もちろん、効果は大です。
仕事先の人たちが、「先生は癌なのかなあ」「いま頼んでる仕事は間に合うかなあ」「年内は大丈夫だと思うよ」などと、話し合ってたそうです。
人間なんて、そういうものなんでしょうね。


では本論です。
私のダイエット法は、食べる量はそのままです。
ただ、糖分を出来る限り抑制し、ジュース類は飲みません。
そして、肉類と天ぷら類もひかえました。


いつも満腹になるほど食べましたが、糖分・肉類・油類を控えるだけで、4kg減りました。
そして、もう一つ実行したことは、毎日、体重計に乗ることです。
健全経営を行なうためには、経営診断が必要であるとともに、体重減量を行なう場合に体重測定は必須です。


数値測定を継続化することは、経営も生活も同じと言うことです。

上野くん バンザーイ

2008-08-22 | 雑談
女子ソフトボール、悲願の金メダル獲得です。
上野くん、バンザーイ。

この試合を見て思い出すのが、「勝ちに不思議あり、負けに不思議なし」(5月26日掲載)の言葉です。
まさにピッタンコ。

ビジネスも同様です。
業績が上がる場合、下がる場合、それぞれの至る道を、その経緯をしっかり見つめることが必要です。

経営は「心」で動く

2008-08-21 | 経営の気づき
現代では、病気という現象を、身体の部分的異常と考えるのは、医者と患者双方の常識になっています。
人間は、心と身体の両方から成り立っていることを知っていながら、いざ病気になると心を切り離し、身体という物質の異常だけしか考えません。

しかし、整体と気功を健康管理に活用している私は、「心」の問題を非常に重要視しています。
経営管理においても、「心」は切り離せない問題です。


例えば、労務管理にしても、その目的は「生産性を高めるような人の用い方」「法律の遵守」「職場の秩序維持」などが主体ですが、必ず「従業員の満足度」「心の問題」を二人三脚的に捉えなければなりません。

経営においては、従業員の満足度・顧客の満足度・利害関係者の満足度をいつも視野に入れておく必要があり、「心」と「経営管理」は密着したテーマであると認識しなければなりません。
因みに、「経済は感情で動く」という本が出ていますが、まさに経済も経営も「気持ち」「心」次第ですね。


ユーモアが地球を救う

2008-08-20 | 人生の気づき
あるビルで、写真の看板を発見しました。
「一生懸命 営業中」

この表示を見て、ホッ。
仕事に取り組んでいる緊張感が、一瞬ほぐれました。

世の中の会社や店の看板、そして、ネオンサイン、どれもユーモアがイマイチ足りないと感じませんか。
もう少し、我々がリラックスしてビジネスに取り組めば、過労死も少しは減るのでは・・・

生産性・効率・利益、これらの言葉から遠ざかる生活をおくれば、ユーモアのある生活をおくれば、過労死寸前の地球も救われるかもしれませんよ。

金メダルの挨拶

2008-08-19 | 人生の気づき
挨拶とはどういう意味かというと、「挨」も「拶」も、直接の意味は、ぴったりとぶつかる、すれ合うということです。
したがって、喋るときに、相手の痛いところ、痒いところへぴったりと当たる、これが挨拶の意味するところです。
              
話が突然変わりますが、剣道には、一足(いっそく)一刀(いっとう)の間(ま)というものがあります。
振りかぶって、打ち込むと相手に届く距離のことです。

逆に、相手にも打ち込まれる距離でもある訳です。
そこに、色々な攻防、探り合い、気のせめぎ合いが生まれます。


隙を見つけて、飛び込んでゆく訳ですが、隙はどこに生ずるでしょう?
いろいろあるのですが、一つに「攻撃しようとした瞬間」に隙が生まれます。
このことは、オリンピックの柔道を観戦していて、よく分かりました。

攻める瞬間に、「守り」は消えます。
相手が、「攻撃しようとした瞬間」を察知してその「先(せん)」を取って打ち込みます。
そこに、勝機があるというのが、剣の極意です。


挨拶も、相手と正対して相手を見て取り、最適なひと言を掛けなければなりません。
ということは、挨拶の極意を得るには、それ相応の修養が必要ということです。


経営診断は必需品

2008-08-18 | 経営の気づき
「玉液を口に満たし、三度これを飲用すれば、長世延命」。
これは、古くから中国において伝えられている健康法で、玉液とは唾液のことをさしています。
食事のときには、親から「よく噛みなさい」と言われましたが、実は的を得た指摘だったのです。


試験管内の発癌物質に唾液を混ぜると、大体30秒経つと、その毒性は80~100%消えるという実験結果もあります。
加えて言うならば、唾液は単なる消化液ではなく、発ガン抑制作用や血管の老化防止、肌を若返らせる作用などを持ってるということです。
人間の体内には、このような医療装置が無数に存在しています。


したがって、免疫力などが効果的に機能して、先ほどのような医療装置が完全に有効であれば、本来は、病院に通って治療する必要はないはず。
しかし、人体と違って、経営組織体の場合は、自然発生的に働く「免疫機能」「医療装置」はありませんので、意図的に力を及ばしていかなければなりません。

先ずは、健康診断に匹敵する経営診断は、企業にとって最低限必要な防御ツールであることを認識しましょう。


この指、とーまれっ

2008-08-17 | 雑談
松山市にて親父バンドを結成したいのですが、希望者はおられませんか。

私はヤマハでサックスを習っていますが、先生とのマンツーマンなので、物足りない感じです。
出来れば、ギターやドラムなど他の楽器と競演したいですね・・・

ジャンルは、ジャズやオールディーズが最高ですが、なんでも結構です。
音楽であれば、なんでも・・・


ただし、私の技術は未熟ですから、リーダーは他の人にお任せします。