東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

私流の迷言②

2008-06-30 | 私流
殆どの人は、剣ではなくて、「飲みすぎ」「食いすぎ」で殺される
(一昨日も、飲みすぎました)

1杯は、人、酒を飲み
2杯は、酒、酒を飲み
3杯は、酒、人を飲む
(古今東西、3の倍数はやはり変なのだ)


酒は茶の代わりになるも 茶は酒の代わりにならず
(この意味が分かる人は、真のノンベーである)

A子社長のすごい会社

2008-06-29 | 私の師匠
昨年からお付き合いしているA子社長は、「とにかくすごい」の一言につきます。
何がすごいか、いくつかご紹介しましょう。

この会社では、求人広告を一切出しません。お客様が、スタッフにして欲しいと、自ら志願して来られるようです。楽しそうな職場の雰囲気、生き生き働いているスタッフの様子を見て、居心地の良い空間を一緒に共有したいというのが、就職したいという彼女たちの本音のようです。

ただし、約束事が一つあります。仲間の悪口を陰で言わないという決まりごとです。もし、同僚やお客様に悪口を言っていることが分かれば、即、解雇です。

言いたいことがあれば本人に直接言いなさいと指導されています。ただし、ガス抜きの場は用意しています。即ち、会議の場にて、日頃の不満・言いたいことを本人に向かって言わせるそうです。


「でも、なかなか本音を言わないでしょう」と私が言うと、「いいえ、私が言うように仕向けます。そして、徹底的に言い合うことによって、議論することによって、完全にガス抜きします」「その代わり、取っ組み合いになるようなこともありますよ」とA子さんは笑いながらの発言です。

本音を出し合う職場風土作りには、感服です。






私流の迷言

2008-06-28 | 私流
明日酒を飲む為に 今日酒を休む
(つらい心分かってください)


ワインとチーズは古い方が良い 妻はもちろん古い方が良い
(妻が見ているといけないので・・・)

正しい判断を妨げるものは夜と酒である 良いアイディアをもたらすのも酒である
(酒の功罪に悩まされます)


親の意見と冷酒は あとからきく
(でも冷酒はやめられません)

酩酊は一時的な自殺である
(わが国では年間3万人を超す自殺者がいるとか。一時的な自殺者は何人?)


妖しいアナログ

2008-06-27 | 人生の気づき
アナログ人間とは、通常、「コンピュータなどのデジタル機器を使わず、昔ながらの手作業を好む人間」といった意味に用いられます。
実は、私の場合、仕事柄パソコン等は使用するのですが、心情的にはアナログ人間だと思っています。


何故かと言えば、「私には、デジタル化によって失われた人間の温かみや味わいがあります」という意味での、自称「アナログ人間」だからです。ここで、したがってと言う続き方の文章を使うのはおかしいのですが、でも敢えて使います。

したがって、事務所のBGM用の音楽機器にもデジタルとアナログを混用しています。何故かと言えば、レコードの「シャーシャー」というあの雑音に妖しい魅力を感じるからです。

皆様方も、完璧でない音にこそ、人間的なぬくもりを感じませんか ?
人間も、完璧でない欠点のある人間の方がつきあいやすいですよね。

失敗学の薦め

2008-06-26 | 経営の気づき
畑村洋太郎著書の「失敗学の薦め」(講談社)の中に、「ある場所で起こった失敗情報は別の場所にはなかなか伝わらない」と記載されています。

人は、自分の失敗は多くを語らないから、自然と失敗情報は狭い範囲でしか行動できないのです。したがって、この失敗情報を全社員が共有できれば、生きた社員教育が出来ます。


例えば、私の記憶に間違いなければ、マイクロソフト社だったと思うのですが、同社では、大きな失敗を犯さない社員は昇進しない仕組みになっています。失敗をしないと言うことは、大きな挑戦にトライしないということですから、失敗しないことがマイナスとして評価されます。

そう言えば、失敗が評価されるのであれば、失敗情報が全社に伝わりますから、失敗情報は行動範囲が狭いという弊害も除去されますよね。

・・・ということなので、私も、これからは大きな失敗を声を大にして語っていきます。
どうか、お楽しみに・・・笑



教育は忍耐

2008-06-25 | 人生の気づき
私の健康法の一つに朝の体操があります。
テレビで見て覚えたのですが、手を前に突き出し、ゆっくりと屈みゆっくりと立ち上がることを繰り返します。
ゆっくり動作することがポイントで、これで、かなりのエネルギーを費やします。


さて、ここで、教育の話に場面転換します。
私も含めて指導的立場の人間が反省しなければならないのは、教育を急ぎ過ぎるということです。

確かに、伝えたいことがなかなか伝わらない場合はイライラしますが、それを耐えないといけないのですね。
ゆっくりと行動するのは、エネルギーが要りますが、本人のためには、支える側の我々が耐え忍ぶことが必要です。
これが、教育の基本ではないでしょうか。

企業の社員教育も、学校教育も全てが、本人の成長を願って緩やかに歩まなければなりません。
その意味では、指導者こそが「耐える」ことを学ぶ必要があります。


まさに、教育は、両者共に学びあうという意味で、「共育」と書く方が正しいのかも・・・



自然の理

2008-06-24 | 経営の気づき
命を保つ人間の体は、最新科学でも追いつかないすごい仕組みを持っています。


例えば、赤ん坊が生まれて2週間くらい、母親の母乳が出にくいのはそれ相応の理由があるからです。赤ん坊は胎内にいる間、排泄をしていないので、生まれてから1週間は、排泄機能を中心的に働かさないといけないらしい。その間、母乳が出続けると、赤ん坊の体調が狂ってしまいます。だから、そのことを本能的に察知している母体は、母乳を出さないのです。

また、母乳が出にくいから、赤ん坊は乳を強く吸う。これが、あごの骨と筋肉を強め、脳の発達を促すことになります。

「求める」「与える」というこの両者の関係が適度に調和されている、この命の営みは本当に偉大です。しかし、命の営みと異なり、社会の営みの世界では、こうはいきません。

例えば、商売の世界であれば、とにかく自社の儲けを第一に考えるのが常です。しかし、「お客様に提供する利」を第一に考え、「自社の利」を第二義的に考える会社があるとすれば、顧客の評価は高いはずです。それは、自然の理に叶った行いだからです。


カンヌ映画祭の裏話

2008-06-23 | 雑談
第61回カンヌ国際映画祭で、愛媛県に関わるある出来事があったのをご存知でしょうか。

映画そのものには関係ないのですが、レセプションに用いられるお酒として、愛媛県の蔵元の日本酒が公式に用いられたのです。
亀岡酒造の「銀河鉄道」と「梨風」(りふう)です。
言ってみれば、フランス料理にも合うということのお墨付きを頂いたことになるのでしょうか。


日本酒好きのファンとしては、感激ひとしおです。
舌の上を転がして、喉にかすかに合図して通るあの感触は、なんともいえません。
幸せの局地です。

因みに、映像がまだ日本に届いていないため、マスコミにもこの情報は伝わっていません。



建設業の繁盛店を発見

2008-06-22 | 経営の気づき
県内外の企業を訪問させていただいていると、様々なサプライズに出会います。
今回出会ったサプライズは、非常に厳しいと言われている土木建設業界において、今期、増収増益を果たせられるという情報でした。


成功をもたらした原因は複数あると思うのですが、一つは、「プロジェクト管理の徹底推進による合理化」です。
中小企業においても導入活用しやすい㈱ビーイングのソフト「CCPM」(TOCの考えに基づく、全体最適の視点から開発されたプロジェクト管理手法で、工程短縮を実現する)を導入・活用して、成功に至らしめたようです。

高知県では、南海地震が起こったとき、いま疲弊化している建設業者がどの程度生き残っているか、非常に気になるところであり、県庁としても、一企業に対しては支援できないものの、業界が強い体質に変身出来る様な当ソフトは、県としても普及を応援しているようです。


やはり、時代に応じて登場する新しい経営ツールは、積極的に活用しないといけないということですね。

無口なブログ

2008-06-21 | 雑談
私のブログは、非常に無口です。
大体400~600文字の文字量ですから、他のブログに比べてて文字量は少ないと思われます。


その理由は次の二つ。

①現在のところほぼ毎日更新していますが、出来る限り、毎日の更新に努める予定です。となると、仕事が多忙なため、私の負荷が高まりますので、その負荷を極力抑えるためにも、1日のブログ作業は、10分以内に抑えなければなりません。したがって、私のブログの文字数は少ないのです。

②短文にて言いたいことをまとめる文章作成術の訓練が、第二の理由です。このブログは楽しむためというよりも、自分を磨くためのものなので、文章テクニック向上を目指して、励んでいます。


因みに、今回は、356文字でした。

基本は「出る」を制すること

2008-06-20 | 経営の気づき

「怒り」は、精神的毒物です。「怒り」は何の役にも立たないどころか、生体の機能そのものを狂わせるそうです。したがって、生じた「怒り」は、早く消さなければなりません。

感情の出し入れだけでなく、肉体的にも同じことが言えます。即ち、排泄。東洋医学では、「400余病すべて宿便」という諺があるほど、排泄を重要な問題と捉えています。便秘患者の10%の人達から大腸ガンが発見されていることが一つの証しです。

実は、「出す」という問題は、「入る」以上に重要な問題です。呼吸にしても、「吸う」ことよりも「吐く」方が重要です。経営も同様です。「出費」を「収入」の範囲内で如何に抑えるか、そのシステムづくりが、経営を保つ最低条件の課題です。



大輪のパキラ

2008-06-19 | 人生の気づき
先月、私の生年月日で占ってもらったところ、「今年は、今までの苦労が報われる年です」と言われました。
その言葉を聞いたのが先月。
そして、一昨日、14年前に新築祝いで戴いた「パキラ」に初めて花が咲きました。

これは幸先いいぞっ。


運を呼び込む秘訣は、「今のあるがままの全てを受け入れる」「幸せな今を感謝する」ことですから、そのとおりに生きている今、今年の事務所は大きく花開くことを信じます。
皆様ありがとうございます。

香川 対 愛媛

2008-06-18 | 雑談
昨日は、大好きな香川県の出張でした。香川県が好きな理由は、「うどんが美味いから」という単純なものですから、香川に出かけたときは、いつも、昼食はうどんです。

そこで、今回は、大好きな香川のことを思いながら、愛媛との違いを考えてみました。

「思いがけないお金が手に入ったらそれぞれどうするか」というたとえで,四国4県の県民性をみますと、次のような表現が出来ます。無頓着に「そのまま何かに使う」は香川県民、質素倹約を旨とする徳島の人々は「がっちり貯金する」、「これを元手にして何倍かに増やそうとする」のが商売上手の愛媛県民。そして,「それにいくらか足して酒を飲む」高知県民となります。


しかし、海岸の長さが全国で5番目に長い愛媛県は、東予・中予・南予で気性が大きく異なるため、上の表現は当らないかもしれません。

次に香川と愛媛の共通点を探してみます。
実は、幕末、明治新政府に抵抗した藩においては、県の名前と県庁所在地の名前を一致させることが出来ず、伊予も讃岐も共に徳川幕府に組して戦ったために、県庁所在地は高松市と松山市になりました。したがって、両県は、幕末、共に戦った戦友ということになるのでしょうか。

このような経緯を知ると、香川と愛媛、今後とも交流を深めないといけないですね。特に、うどんの美味い店は、どんどん愛媛に出店して欲しいです。

リズムは自分で変えられる

2008-06-17 | 経営の気づき
生活リズムが単調になると、日常生活に飽きてきます。しかし、日常生活も工夫によっては、楽しくもなります。要は、従前の流れに任せるか、敢えて新しい試みを取り入れるか、の違いです。

20年くらい前、愛媛新聞に、南予のある小学校の給食の状況が紹介されていました。校長先生の発案で、食事のありがたみを子供達に知ってもらうため、ときどき、粗末な食事メニューを設定するようです。

当時は、私の子供もまだ幼く、私自身のひらめきで、我が家に新しい食事ルールを設定しました。それ以来当分の間、9のつく日は「くるしむ日」ということで、毎月9日、19日、29日の夕食は、おにぎりと漬物、味噌汁のみになりました。


最初は、物珍しさもあって、皆楽しんでいましたが、だんだん苦しくなってきました。しかし、翌日の夕食のありがたみは、もちろん倍増します。粗食に耐えてこそ、料理の美味しさがよく分かります。

このように、経営も工夫によって、単調なリズムを変化させることが必要です。経営合理化という観点だけでなく、楽しく仕事をするという意味でも、従前にない試みを常時取り込む努力が必要です。

仕事を楽しく出来るのは、自分次第ということです。自分自身の工夫で、リズムに変化をつけられます。要するに、環境は与えられるものではなく、自らの創意工夫によって、構築するものだと言えます。


愉快な仲間20人

2008-06-16 | 経営の気づき
先日アップしました「蕎麦打ち初挑戦」は「灯りの宿」にて行なわれましたが、そのときに集った仲間の顔ぶれを一部ご紹介しましたょう。

Tさん(エッセイ作家)
Wさん(愛媛大学)
Kさん(環境や子供さん向けお話会・かっぱの川太郎)
Tさん(森につなぐ楽しい時間)
Kさん(生活サポーターのプロ)
Kさん(経営再建請負人)
Tさん(明るい貧乏人の会代表)
Nさん(絵本作家)
Nちゃん(魔女のデザイン)
Sさん(ギター作家)
Nさん(行政書士)
Yさん(瓦の土で作る環境タイル製作・七宝作家)
Oさん(ムクティ・自分探しのお手伝いワンズカフェ住人代表)
Hさん(上川自治会で地域創り活動)
Kさんご夫妻(小田で農薬を使わない野菜作り)
Tさん(植物野郎)
Uさん(四国風景つくりの会事務局)
Aさん(空家再生・居場所創りのお手伝い)
Sさん(建築家)


いずれも、個性的な方です。このメンバーが蕎麦を楽しんだあとは、環境をテーマにしてのディスカッションです。ディスカッションの内容はともかく、異なる仕事異なる価値観、異なる経験を持つ人が集うことは本当に楽しいですね。

私は、仕事柄、様々な世界の人と交流していますが、それでもそのたびに、こんな人もいるのだなあと驚かされます。特に、自分にないものをもっている方は、今後ともお付き合いしたい方としてチェックさせて頂き、SOS信号が出たときには、お互いが助け合う関係になりたいと思っています。