分身の育て方

分身の育て方は、後継者の育成にも繋がるものである。したがって、自分の後継者育成を志向している人も参考にして欲しい。

先ず最初は、情報共有である。自分が知っていることは、全て分身にも伝えておかなければならない。「どうも私がいないと、私の部署は動かない」と言う人に限って、情報共有をしていない。これは最低限の是正事項である。

次は、「君ならどうする」の連発である。分身に、いつも考えさせて、自分の考え方との違いをチェックしておかなければならない。弱点を見つければ、その補正が必要だ。さらに、分身が出した答えに対して、「それでいいのか」と、再検討させることも必要だ。回答が出れば終わりではなく、最善の答えか否かを考えさせなければならない。

そして最後が「期待」である。分身に対して期待を寄せると、その成長力は必ず向上する。期待しなければ分身が育たないことを、自覚しよう。