東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

最初は脇役の力が必要

2012-08-31 | 経営の気づき
良い商品であれば、必ず売れるとは限らない。品質が良くても、認知度の低い商品であれば、パッケージやPOP広告など脇役陣がしっかりと固めなければならない。なにしろ、商品の存在を知らないお客に関心を持ってもらうには、パッケージとPOPでアピールするしかない。

これは、人間の世界でも共通している。本人自身が、自分は良い人間ですよとは、アピールできない。周囲の友人知人がそのことを伝えることによって、自然と巷に伝わってくる。脇役の力は、本当に偉大である。

写真の本が予想以上に販売できたのも、私が声を大にしてアピールしたからではなく、ご支援頂いた皆様方のおかげである。友人の皆様に感謝である。


朝の力

2012-08-30 | 人生の気づき
早朝の散歩は、本当に気持ちが良い。昼と夜の散歩では、この爽快感が味わえない。小鳥のさえずり・朝食の準備の音など、歩きながら聞こえてくる音全てが心地良い。今日の始まりの音であり、その音には一つひとつに力がこもっている。

ということは、大切な考えごとは、朝しなければならないということになる。一日の終わりとなる、消えていくパワーの象徴でもある夜は、前向きの考えが出来ない。夜に考えると、つい消極的悲観的になる。したがって、勢いをつけるためには、朝の時間帯を大切に用いなければならない。

朝の力に気づけば、人生の展開も大きく変わるはず。

酒の飲み方と性格

2012-08-29 | 雑談
私は、酒の飲み方で、ある程度その方の性格を予測している。大体正解率は6割程度だろうか。

■決まった店のカウンターで一人で飲むタイプ
バーでひとり、酒を飲んでいる男性は、孤独なタイプに思ってしまうかもしれないが、実は社交性が十分備わっている人が多い。隣の席になった初対面の人とも親しげに話す方なので、ひとりでカウンターに座ったとしても、バーテンダーと話したり、隣の席になった人と話をしたり、意外と会話をすることも多い。このタイプは、人当りもよく、社交性がある。

■キャバクラでお酒を飲みたがるタイプ
女性がいるお店で飲みたい男性は、下心がある人というよりも、世話好きでサービス旺盛なタイプのようだ。女性からすれば「出会いを求めているから行くんでしょ」と思うかもしれないが、実は違う。キャバクラ嬢は仕事上で、お世辞や社交辞令のサービスをする。「●●さん優しい」「男らしい」なんてお世辞で言われていることをわかっていても、このタイプの男性は楽しんでいる。それは『褒められ好き』な性格とともに、気持ちに余裕がある人だから。

■はしご酒をするタイプ
何軒もはしごをしてお酒を飲む男性は、実はさみしがり屋。単身赴任の男性に、はしご酒をする人が多いのをご存じだろうか。その理由は、家に帰っても誰もいない寂しさを先延ばしにしているから。

■自宅で晩酌をするタイプ
会社の同僚や上司にお酒に誘われても、「今日は遠慮しておきます」と言って、家で晩酌をする男性。このようなタイプの人は、誘いを断る勇気がある人で、公私の区別をきちんとつける人。もちろん、酒を飲まない人の場合は、論外であるが。付き合いが悪いと言われても気にせず、マイペースな男性と言える。

さて、私のタイプはどれだろうか。キャバクラは大きらいで、二次会以降はショットバーに行く。大勢でも良いが、一人の方が楽しい。何となく、私の性格がお分かり頂いただろうか。

良縁成就

2012-08-28 | 人生の気づき
神社仏閣でご祈念をするとき、色々な願い方があるが、その代表例を並べてみた。
仏恩感謝 心願成就 眼病平癒 良縁成就 当病平癒  安産 身体健全  家内安全 社内安全  商売繁盛  学業向上 交通安全 受験合格 開運開眼  厄除 世界平和  水子供養 先祖供養  

私の場合、ご祈念として最も多いのが「良縁成就」。と言うのも、全てはこれに尽きると言う想いがあるからだ。良い人との出会いの縁があれば、商売繁盛など開運にもつながる。あるいは、病気を治すにも、良い病院との出会いが必要だ。とにかく良い出会いがあれば、あるいは、悪い出会いを避けられれば、自ずと良い運が開けてくる。

根本は「良縁成就」である。

聞き上手

2012-08-27 | 経営の気づき
コミュニケーション能力と言えば「上手な話し方」ばかりが注目されがちだが、同じく重要なのが、人の話を「聞く」姿勢。そこで、ビジネスに限らず、家族、友人、異性との会話など、あらゆるシーンで役立つ「聞き上手」のポイントを並べてみた。

相手に顔を向けて話を聞く
適度に相づちを打つ
同意する
細部を褒める
相手の謙遜を否定する
聞かれた質問を相手にも同様に返す
質問をさらに掘り下げ、話題を広げる
相手の言ったことを復唱する
話を遮らず、常に相手を主役にする
相手の話に戻す

私は、特に最後の点に気をつけている。話の流れとして、自分のことが話題になった場合、そこそこで切り上げ、相手方の方に話題を切り替える。あくまでも主役は、先方様であると自覚すべきだ。

デートの誘い方

2012-08-26 | 経営の気づき
初デートの誘い方は女心を理解していないと成功しない。ただ闇雲に押して押して初デートに誘うのも手だが、それで初デートの誘いに成功しても、女性が根負けしただけで、2回目のデートにつながる可能性は低い。女心は、もっとスマートに初デートに誘って欲しいと思っている。実はこれって、営業の仕掛けと共通している。

好きな人をデートに誘うコツで大切なことは「しつこくしない」こと。押しでアタックする方法もあるが、基本的に、女心はしつこい男を嫌う。では、どうすればしつこい誘い方にならないか。好きな女性をデートに誘って断られたら、すぐに引くことが大切。そして、それを繰り返し実行する。

デートに誘っては引く、誘っては引くを繰り返す。すぐ引けば女性心理では、しつこい男と思わない。それでも、何度もデートに誘うことは、しつこい男と思われそうだが、これは、女心では誠意のある人と思ってくれる。「それほど、私に好意をもってくれているのね・・・」こう思ってくれる。

したがって、デートの誘いを断られてもすぐに引いて、時間や日にちをあけて何度か誘えば、女心に好感を与えつつ、誠意の気持ちが伝わり、数回目には成功する。この説明は、営業の場合にも使える。初訪にて断られるのは当たり前。繰り返し誠意をもって訪問していると、いつか誠意が伝わるかも知れない。

成功するかどうかは、どのくらい、その人、その会社に対する想いがあるかではなかろうか。

真剣度のチェック

2012-08-25 | 人生の気づき
真剣に仕事をしているかどうかを見極めるには、何を見ればわかるだろうか。一番確実な方法は、心の底から怒れるかどうかだ。普段穏やかな人が、烈火の如く怒れば、これは満点の真剣度を示している。部屋のガラスが鳴り響くほどの怒りの言葉は、真心の訴えだろう。

私がこれまでの人生を振り返ったとき、残念ながら、まだ真剣に怒る人と出会ったことはない。穏やかな笑顔とは数多く出会っているが、真心の怒りにはまだ遭遇していない。感動的な怒りを体験した人からは、口づてに何人かから聞いたが、とにかくその方は人間的に素晴らしい人だという。

怒りを正しく発せられるほどの人格者は、この平成の時代には貴重な存在だ。願うならば、国政をゆだねる議員さんは、そういう人であって欲しい。

もうすぐ完成

2012-08-24 | 経営の気づき
西予市の特産品開発講座で、もうすぐ新商品が誕生する。しかも、6個くらい出来そうだ。それらのパッケージデザインの支援体制も整いつつある。フェイス・ブックで投げかけたら、3人の応援者が現れた。さすが文明の利器である。

成功に向かいつつある原因は、講座参加者のチームワークの存在だろうか。各チームで仲間のプランをブラッシュアップしている。仲間がいると心強い。近い日に、このプログで完成品を紹介できることが待ち遠しい。

オリンピックのメダリストたちが語っていたように、成果が得られたのは、仲間の応援があったからこそ。多分、今回の講座の参加者にマイクを回すと、そういう声が聞かれるそうだ。

お土産持参が楽しい

2012-08-23 | 私流
お土産をもらうのは嬉しいことだ。お客様を迎えたとき、手に何かを持たれていると、つい期待してしまう。これは誰しも同じであろう。したがって、私が会社を訪ねるときは、出来る限りお土産を持参するように心がけている。とは言っても、モノとしてのお土産ではなく、ビジネスのためになることの提案であったり、情報などだ。

顧問先を訪問するときは当たり前の話だが、単なる表敬訪問でも、何か工夫できないかと考える。そして、お土産が整ったとき、行く事自体が楽しくなる。相手様のほころぶ顔をつい想像してしまうからだ。

人様に幸せを送り届ける訪問は、きっと感謝される。

二世帯住宅

2012-08-22 | 私流
早朝散歩のいつものコースを歩いていて、二世帯住宅の新築の家をみて感じたことがある。玄関のドアが二つ並んで、こちらを向いているのだが、ちょっと寂しい。家の中を想像してみた。私の想像では、家の中は二つの世帯が交わることなく、共有スペースがない。

我が家は、2世帯だが、玄関は一つ。したがって、共有スペースの方が多い。二世帯住宅で全てを仕切ってしまうと、リビングや食堂も別になる。最近は、他人同士が集まって、1軒の家をシェアして使う時代だが、やはり身内であるならば、共有スペースがあるべきだ。

私の考え方は、昔流の考え方と言えなくもないが、シェア・ハウスが登場し始めた昨今、二世帯住宅の新しいタイプが登場してもよい。他人でも1軒の家に集まって、心をシェアする時代だとすれば、もう一工夫必要かも。

哲学があれば 会社も長生き

2012-08-21 | 経営の気づき
長寿の秘訣は、食べ過ぎを控えることかと思うが、人間と同様に、長寿の会社の共通点は、会社を大きくしすぎないところにある。ほどほどでよいと考える方がよい。多くの顧客に頼りすぎないで、自分らしさを保つことが一つの秘訣。

世界で250年以上永続している会社の、実に3社に2社が日本企業である。企業としての強さの秘けつは、食べ過ぎないことと、もう一つは理念経営にある。

理念経営で有名な企業といえば、ザ・リッツ・カールトン・ホテルやジョンソン・エンド・ジョンソン社、ウォルト・ディズニーなどが挙げられる。しかし、世界で250年以上永続している会社の3社に2社が日本企業であることと、日本は創業200年以上の会社数で世界でもトップであることは、あまり知られていない。

しっかりした哲学を持っているからこそ、生き方がぶれない。会社も人間も同じである。

ゆとり度

2012-08-20 | 経営の気づき
「笑いのある生活」「笑いのあるビジネス」は、どちらもその場にいる人たちを和ませてくれる。言ってみれば、笑いは「ゆとり度」のバロメーターかもしれない。とすれば、厳しい状況のときこそ、ジョークが必要になる。ジョークを発して、自分の心を和ませると共に、周囲の人たちを笑いモードに引き込まなければならない。

笑いが連鎖していけば、緊迫感は消滅するだろう。緊迫感が消えて心が落ち着けば、良いアイディアも出やすくなる。各種難病を乗り越えるのにも有効であると言われている「笑い」は、ビジネスにおいても特効薬である。

笑って自分の心を整えのが先ずはスタートだ。

(私に笑みを浮かばせるのは簡単。酒のある場所に連れていけば良い。ただ酒さえあれば、ニコッ)

今を生ききる

2012-08-19 | 人生の気づき
今日一日を楽しく生きようと思うのなら、何をして過ごそうか。今日一日を楽しく過ごすのだったら、自分の問題について考えたりはしない。難しい問題にも触れない方がいい。今を楽しむことに集中したほうがいい。

一生を楽しく過ごすのは難しいかもしれないが、週に1日ぐらい、1日に1時間ぐらいなら、楽しく過ごすことはできる。そう決めて行動すればたやすく出来る。

そうして、小さく積み重ねれば、一生が楽しくなる。でも、楽しい日々だけでは、何か物足りない。でも、難しく考える必要はない。いま正面にぶつかっている問題から逃げず、自分らしく対応すれば、人間としての成長もある。ただひたすら、今を楽しめば良い。


全てがありがたい

2012-08-18 | 人生の気づき
快適とは言えない厳しい暑さがあるからこそ、我々人間は「涼しい風」のありがたさが分かる。

外に出ることが億劫になるような寒さあるからこそ、我々人間は「暖かい場所」のありがたさが分かる。

取引先や上司にこっぴどく叱られる厳しい競争社会があるからこそ、我々人間は「家族愛」のありがたさが分かる。

内臓など身体がときに傷むからこそ、我々人間は「健康」のありがたみが分かる。

社会の全てが自分の敵になるようなときに出会ってこそ、我々人間は「必ず絶対に受け入れる親」のありがたさが分かる。

要するに、自分にとっての厳しい状況との遭遇は、それぞれの価値を分かりやすく教えてくれるための教材なのである。


約束を守ろう

2012-08-17 | 経営の気づき
信頼を得るためには時間がかかる。それは、約束と実行の繰り返しだから。その方と交わした約束が実行できたかどうか、次の約束はどうだったか。全ての約束が守られてこそ、信頼は得られる。したがって、最初の約束が守られない場合は、その人は、口には出されないまでも、レッドカードにて場外に退場させられている。

私の仕事である経営コンサルタントが何故厳しいかと言えば、非常に困難なことを、経営者と約束しなければならないからだ。業績が低迷している場合はその回復を、新しい市場に打って出る場合はその成功を、約束する。この場合は、約束と言うよりも、共に目指しましょうという共通意識の確認になるが、経営者は明らかに期待している。

したがって、約束したも同然であるから、その期待に応えられないと契約は続かない。経営コンサルタント以外も、全ての業種は同様であろう。お客様の期待を裏切らないことを約束するから、お客様であり続けてくれる。したがって、企業は、みな期待を裏切らないように努力している。約束は守らないといけない。

先ずは小さい約束から、挑戦しよう。約束を果たしたときは、より困難な約束に向かおう。すると、徐々に経営体質が頑強になる。