東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

顔を見て 目を視て

2014-07-31 | 雑談
私は人と会話する時は、顔を見て目を視て話します。顔の表情には色々な情報が詰まっていますし、目には心のありようが表現されています。ですから先ず顔を見て、そして、会話が進んでくれば、目に移ります。

目には、心の奥底にしまっているものが表現されていますから、じっくりと観察させて頂きます。そうすると、先方様も私の目をじっくりと視てくれます。これで、心が通い合います。

右脳で聴く セミの鳴き声

2014-07-30 | 雑談
昔から俳句に多く用いられるなど、日本の夏の風物詩の1つであるセミの鳴き声。しかし、その聴き方もいろいろと意見が分かれます。あの鳴き声は、煩く余計に暑さが感じられることから疎ましく思う人も多いようです。しかし一方で、夏らしい情緒として、鳴き声が聞こえない夏は、気の抜けた夏だったという人もいます。

日本人は左脳で虫の鳴き声を聴き、反対に西洋人は雑音と同じで右脳でそれを処理することから、鈴虫の鳴き声に対しても、西洋人は情緒を感じられにくいと言われています。日本人は、多くのセミが一斉に鳴く様子から、「蝉しぐれ」という美しい言葉を生み出しましたが、聞き慣れていない外国人に対して、「蝉しぐれ」を感覚的に説明するのは大変なことです。

考え方で切り替える

2014-07-29 | 人生の気づき
涼しい風は、暑いときには嬉しいものです。でも冬には、不要なものとして嫌がられます。同じ存在であっても、時に重宝せられ、時に嫌がられます。ということは、嫌な方に巡り合ったときは、その方が貢献する場もあるのだろうと、良い場面を想像してあげることがよろしいのでしょうね。するとこちらの心も穏やかに・・・。

命の重さ

2014-07-28 | 雑談
命の重さは21グラムという話があります。死ぬる前と後の体重を量っての指摘ですが、真意のほどは別として、ペットに限っての評価では、日本人の感覚は疎いというのが世界的評価です。犬を殺さない国ドイツに対して、犬を殺す国日本への評価は、厳しいものがあります。捨て犬や野良犬を保護する施設は期限設定があるため、いつか犬たちは人為的に寿命を縮められます。

その数は1年間で猫も合わせると35万匹。1日に約千匹の動物が処分されています。世の中には、解決したいけれどどうしようもないことがまだまだたくさんあるのですね。命の問題に限っても、未解決の問題は山積しています。


会長の退任

2014-07-27 | 雑談
私が「この指とまれ」と言いだっしっべになって設立した『千代の亀101』が、再スタートをきりました。5年経過して、名称も『千代の会』に変更し、私は会長を辞しました。新しい若手の人たちが役員になり、新たな旅たちです。

日本文化を守るためには、厳しい経済環境の真っただ中にある酒造メーカーを先ず守らなければいけないということから、消費者の草の根運動を起こしたわけです。5年間動いてきて一定の成果を残しましたが、これまでのやり方を変える意味では、役員の総入れ替えも順当と言えるでしょう。

スマート家電は不要

2014-07-26 | 私流
最近の家電製品は、ずいぶん賢くなりました。スマートフォンなどから指示すると、遠隔操作もできます。便利な生活を求めての人間のわがまま度がどんどんレベルアップしています。いやこれはレベルアップではなく、人間の心がなくなるきっかけになりますからレベルダウンというべきでしょう。

暑いときに、木陰で休めることの小さな幸せの巡り合いの喜びと違い、自分が段取りしたエアコンの部屋に帰るわけですから、誰にも感謝せず当たり前の心地よさに浸るわけです。時代が進化すると、徐々に「ありがとう」という言葉が行きかう回数も減るのでしょうね。

ちょっと寂しいです。


なんでも人任せ

2014-07-25 | 経営の気づき
最近はアウトソーシングが大流行で、何もかも外注に出す時代になりました。会社がしでかした不始末さえも、クレーム対応を社内で対応しきれず、外注に出すとは何事でしょうか。忙しくスピードに追われる時代だけに、大切な個所は自分自身で対応して欲しいものです。

子供との距離

2014-07-24 | 人生の気づき
子供は自分の分身と考えない方がよろしいでしょう。その理由は次の通りです。

「子どもは生まれたら、他人」と思うと、適当な距離感が生まれる。決して他人行儀というのではなく、一心同体に陥りやすいからこそ、これくらいの思い込みで適当な距離を保つ必要がある。

ある程度距離をおくと、わがままを言っても、ぐずぐずしても冷静でいられる。仮に、あなたの友達の中にもわがままな人やノロマな人はいると思うが、そんなに腹は立たないはず。内心、腹立たしくても口には出さない。子どもに対してもそのスタンスが保てれば、「怒る」ことが少なくなる。
 
因みに、「子どもは社会からの預かりもの。ちゃんと育てて社会にお返ししよう」と思って距離感をおいて子育てをしていると、怒る回数も減ってくる。


分身の育て方

2014-07-23 | 経営の気づき
分身を育てるには時間がかかりますが、方法としては次のように取り組むべきです。

①えこひいき
他者の10倍高いレベルを要望し、10倍厳しく接する。それは役職や給与額を超えた関わり。つまり、役職以上を求め、給与以上を求めるということ。他の社員の10倍濃く関わることで魂を注入する。当然ながら分身に対しては他者の10倍多く時間を使うことになる。単なるスキルの教育ではなく、人間力を鍛えなければならない。
分身に対しては、部下に信頼される存在となるべく求める。それはまさに人間づくりそのもの。だからこそ難しく時間がかかる。ただ、分身も生身の人間なので、厳しい要望だけではつぶれてしまう。したがって、他者と比較して10倍厳しく要望するとともに、10倍の愛情を注がなければならない。
トップは分身に期待するだけでなく、分身に対して思いやりを示さなくてはならない。分身の興味関心を理解し、分身が大切にしていることを一緒になって大切にしてあげる。厳しさと優しさの両方を他者の10倍与えてあげる。それが『えこひいき』である。

②結果よりもプロセスを重視
部下を伸ばすコツは、仕事のプロセスを重視し、部下に自分で答えを見つけさせる、いわゆる「考える人材」へと育てること。部下は「もらった答え」より「自分で見つけた答え」に達成感を覚える。自分の分身を育てた上で、上位の職制に上がっていく。

③ものの見方を伝える
人を育てるとは「モノの見方を伝える」ことである。したがって、部下の考え方を正すことが重要であり、結果を導いたプロセス、そのプロセスに至った考えを確認して正さなければならない。

右腕の選び方

2014-07-22 | 私流
分身となる右腕の選び方を整理してみました。
①哲学が同じ人
 会社であれば経営哲学、「どのような会社にしたいか」というビジョンが同じ人。経営者なり部門長とその右腕が一枚岩でないと、会社や店がガタガタになります。
②相性が合う人
 人間的に肌が合う人でなければ、右腕には育ちません。
③叩き上げの人
 右腕を外部採用すると、社内から反発を招きやすいので、できれば社内登用にこだわりましょう。
④人望がある人
 人間は、論理と数字で説得されるが、最終的に動くのは感情です。したがって、「あの人の言うことなら聞かなければ」と思われる人を選ぶべきです。
⑤イエスマンでない人
 経営哲学は同じでも、異なる意見を経営者に進言できる人が望ましい。経営者なり部門長の言うがままの右腕では店や会社は大きくなりません。

私の通信簿

2014-07-21 | 人生の気づき
学校を卒業して長年経過している今、誰からも私の評価、すなわち通信簿をもらえません。そこで、自己評価してみました。すると、多くの力が萎えているのに対して、一部の力はさらに倍増していることに気づきます。

若いころに比べて落ちている力
瞬発力・持続力・アイディア発想力・論理構成力・倫理力

若いころに比べて上昇している力
折衝力・根回し力・話力・説得力・融通力

話せば分かる

2014-07-20 | 初体験の気づき
人間は、話せば色々なつながりが分かるものです。先日、「松山を考える会」の青年部の勉強会に呼ばれて話をさせてもらったのですが、色々とハプニングがありました。私の資料の中に、アイシン精機の経営理念を書いていたのですが、なんと会の主宰者の渡部さんの伯父さんが、そのアイシン精機の創業メンバーの一人だったのです。

そして、新入会員さんが自己紹介をしたとき、「今日の講師の東矢さんと親戚の・・・」と言われてびっくり。話さなければそのままで終わる話も、話を切り出すことによって、色々なことが分かるものです。人間は話をして、色々と交流しなければならないですね。

吉田松陰の名言に学ぶ

2014-07-19 | 人生の気づき
吉田松陰の名言に次の言葉があります。『夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。故に、夢なき者に成功なし』。実は、私も同じ考え方を持っていまして、20年前に、経営塾ドリーム&パワーを設立しました。私は塾長を辞しましたが、今なおその塾は活発に活動しています。

私の場合の設立趣旨は次の通りです。『夢を持たなければパワーがわかない。パワーのある人は、必ず夢を持っている。その夢を持っている人たちが集まって、それぞれの夢の実現化を応援しよう』。もちろん、吉田松陰先生の言葉の方が格段に上ですが、その近いことを実行したのだなと思うと、感慨深いです。

出逢いが人生を変える

2014-07-18 | 人生の気づき
人を変えるのは、出逢いでしょうか。約束しての出会いではなく、ハプニングの出逢い、この出逢いがその後の自分を大きく変えてくれます。私の場合は、書物との出逢いと、人との出逢いが素晴らしく、つまらない人間の私を、一歩ずつ成長させてくれました。その出逢いに感謝です。

自分の間違いを気づかせてくれる人物や書物は、まさに奇跡的な出逢いです。不思議とその出逢いの順番が巧妙なストーリーになっているのですよね。過去の私の出来事を紐解くだけで、感動的な1冊の本が出来上がりそうです。

出逢いに感謝する今、その恩返しに、出逢いを用意してあげる立場になりたいと思っています。周囲には素晴らしい人たちがいますので、この方たちをつなぐのがこれからの私の務めかも知れません。

事務所の必須必需品

2014-07-17 | 私流
商業施設で使われるBGMには、客のためというよりも、密かに従業員にメッセージを伝えるためのものもあります。雨が降りだすと「雨に濡れても」の曲が流れて、防水用の手提げ袋や傘袋が用意されるという具合。音声による放送を極力少なくして、買物客の雰囲気を壊さないようにするためです。また、視覚障害者のための誘導サイン音も、その音程やテンポなどが工夫されつつあります。

飲食店内のBGMは、回転率を上げて売上を伸ばすためだけではなく食事の邪魔になる雑音をマスキングするという重要な役割を持っています。飲食店内が全く無音であれば、隣の人の話し声、食器の音、食べる音等が気になって落ち着いて食事ができないからです。

さて、写真に写している私の事務所のBGMの目的はなんでしょうか。トワイライトタイムの時間帯ですと、晩酌を待つ喜びの気分を増幅させるために、ジャズが多くなります。ということで、私の場合は仕事とは関係ないようです。