東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

時間意識の変化①

2016-04-29 | 経営の気づき
労務管理上の時間意識が、以前に比較するとかなり変化しました。以前は、会社のために長時間働かせるという考え方でした。しかし最近は、長時間労働によって思考力が鈍りますから、社員の創造性を高めるために出来る限り短縮するという意識が、優良企業の経営者に芽生えています。

労務管理の難しさ

2016-04-27 | 経営の気づき
労務管理の勘所は二点に集約されます。一つは従業員の満足度の向上。そしてもう一つは労働生産性の向上です。しかし、この二つは対立する性格を持っているため、どのようにバランスをとらせるかも重要となります。即ち、「労働・職場秩序の維持」として表面化します。生産性と当事者の気持ち、この両者どちらも欠けると労務管理は不適格なものとなります。ここが難しい所以なのでしょう。

分かったつもり

2016-04-25 | 人生の気づき
われわれ人間は、ちょっと知っただけで分かったつもりになります。しかし、わかった内容というのは、自分のもつ波長に合う部分のみであり、見逃した部分が数多くあります。その見逃した部分をさらにかぎ取ろうとする努力が大きければ、まだまだ吸収できます。と謙虚にとらえて、いつもどん欲に吸収する努力が必要なのでしょう。「分かったつもり」は怖いですね。

遊んで感性を磨く

2016-04-23 | 人生の気づき
人間の脳は同一環境で同じ刺激を長期に受け続けていると、「慣性の神経経路」が出来てしまいます。慣性の神経経路からは、いつも同じような発想しかアウトプットされません。したがって、豊かな発想をするためには、努めて異なる環境に身を置くことが必要です。

私が、お座敷遊びをしたり仮面パーティーを開いたりと変わった遊びをするのは、まさに感性を磨くための環境創造なのです。

社員教育の進め方

2016-04-19 | 私流
社員教育を依頼された時、私がカリキュラムを作成する折、三つのことに気をつけます。一つは具体化の原則。抽象的理念的な教育にならないように、いつも具体化を重視します。二つ目は焦点化の原則。必ず全体テーマを設定して、焦点ボケしないように気をつけます。三つ目は系列化の原則。先ほど述べた全体テーマから外れないように、部分テーマを決めて、全体と部分、そして細部にわたって系列化し、統一化を試みます。

今回は社員教育のカリキュラム編成の留意点について述べましたが、このことは何事においても応用が効きます。

行政発想から民間発想へ

2016-04-17 | 雑談
行政の考えにおいて重要なポイントは、安全・平等・効率です。一方、民間の発想は、楽しさ・美しさ・自由さの方に重きを置きます。安全・平等・効率を無視するわけではないのですが、楽しさ・美しさ・自由さに軸足を置きます。効率は、民間においても重視しますが、先進的な経営者の場合、時には効率を落としても、楽しさ・美しさ・自由さを大切にします。


発想力を磨く

2016-04-15 | 雑談
ひらめきや発想をもたらすには、感性が必要です。しかし、それを組み立てて形にするには論理力です。感性に加えて論理力がないと、感性を持っていることを訴求できませんし、活かせられません。

私は感性を磨くために、問題意識を継続して持ち、問題にかかわる情報をカードに整理して、時折カードを眺めています。

もう一つは、すぐに反対側を思い浮かべることもやっています。例えば、横浜と聞いたら、縦浜って地名はなかったかと頭の中を巡らせます。このように、連想・対比・組み合わせ・逆転などのトレーニングを続けると、感じる心と考える心が養われ、人間としての感度が高まります。

企画型人間のすすめ

2016-04-13 | 人生の気づき
高杉晋作の辞世の句に、「おもしろき こともなき世を おもしろく」というのがあります。要するに、人生を楽しく生き切るかそうでないかは、自分の工夫と努力次第ということです。企画して動くというスタイルは、これからの時代は、経営者に限らず、公務員であっても会社員であっても主婦であっても、全ての方たちに求められる姿ではないでしょうか。

クレームの対処

2016-04-11 | 経営の気づき
クレーム対策を行う場合には、表に現れる問題だけでなく、水面下に潜むレベルにも対処した方がよいでしょう。何しろ、重要なクレーム1個に対して、軽微なクレームは3個、水面下の不満が100個というのが、統計上表れていますので、水面下のレベルにも対処することが求められます。

ということは、苦情窓口のホットラインを開設するほか、店内で苦情のコメントカードをもらう投函箱を用意するなど、広範囲な対策が必要です。

漢字から学ぶ

2016-04-09 | 私の師匠
「教え」は、元来「愛し(おし)」が動詞化したものであることからしても、教えるときは「愛情をもって」飲み込ませなければなりません。「学ぶ」は、「真似ぶ(まねぶ)」が語源でして、学ぶ時は真似をすることがその第一歩になります。漢字から学ぶことは色々多いですね。その点、最近の子供たちの名前は一ひねり二ひねりしていますが、漢字の意味を理解して名前を考えているのか疑問です。 

新入社員教育で重視していること

2016-04-07 | 経営の気づき
新入社員教育の講師を依頼された際に重視していることは、コミュニケーション能力のアップと経営者の視点で物事を考えられるようになることです。通常の教育は、マナー教育を中心に進めることが多いですが、私は、先方様がテーマを確定していない場合は、この二つのテーマを提案させてもらいます。

コミュニケーション能力のアップについては、私自身の独特の手法である「演劇を活用したワークショップ」があり、好評を得ています。

新入社員へのアドバイス

2016-04-05 | 経営の気づき
新入社員の方へのアドバイスは、大きくは次の二点です。

①各分野別に自分の師匠となる人を発見してその姿を学びましょう。話し方はAさん、仕事の根回しはBさんといった具合に、それぞれの道でトップの人を真似ていけば、いずれそれらの力が備わります。
②自分への投資を積極的に行いましょう。能力がなくても、学ぶ・続けるという継続力があれば、大きく育ちます。能力に過信して学びを怠りますと、すぐに追いつき追い越されます。最大重要ポイントは、自分への投資の継続化です。

新入社員との接触のコツ

2016-04-03 | 経営の気づき
不安と期待の入り混じっている新入社員と接触する場合の注意点は、次の三つです。

①いつも関心をもって声掛けを頻繁に。(モチベーション・マネジメントの基本)
②教育という視点からは、ヘルプではなくコーチング。考えさせるということをいつも念頭に置くべきです。
③OJTの場合には、年間あるいは月間目標としてどのレベルまで到達するかを共通認識する必要があります。当然に、到達レベルも共通認識が必要です。。