analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

フォノイコの微調整の必要性

2019-03-01 00:03:45 | PhfD‐3.2

思えば2017年の6月、MCカートリッジが良く鳴りだした。

トランジスタでBTLにした時だった。それまでもBTLにしたときは有ったが、なぜかその時からだった。

それまではMMは良いが、MCがイマイチ。そんなはずはないといろいろやってきた。

真空管パワーアンプのOPTを6Ωで使えるものに交換したら真空管でもMCが鳴りだした。逆にMMがしょぼくなった。MMとMCの鳴り方が逆転した。

 

MMで十分、という人もいる。

しかし私はMCの方が全然良い。

いま、なんとなくMCが鳴らなかった理由が分かった気がする。

LCRフォノイコの段間トランス。こいつを動かすのに前段の12AU7の動作例を合わせてやること。

きっちり合わせると、MMでもMCでも能力を発揮できる。

合わせる前はMMには合うが、MCにはちと外れてたのだと思う。

今は問題ない。両方とも良く鳴っている。

もう前には戻れない。

 

MCはEMINENTの2Ωとする。STAGE202が22dBなので12.6倍。インピーダンスは、巻き線比の二乗がインピーダンス比なので、12.6の二乗は159倍:これがインピーダンス比。よって、2×159=318Ω。合ってんのかな?

MMは47kΩとする。

フォノの入力抵抗が47kΩより少し高めならMMには良いが、MCには高すぎる。ロー出しハイ受けでは問題ない。

47kΩより少し下ならMCにはロー出しハイ受けが当てはまるが、MMには当てはまらない。

 

・・・・あれ?これだとMCの音質が悪くなる理由が無い。

この辺がLCRフォノイコのMM、MCの相性の理由だと思ったんだけどな。

外したわ。

 

パワーに続いてLCRフォノイコは一段落だ。当分弄ることは無いだろう。

ほんとは初段のE80Fや終段のECC99の動作点もやらなきゃいけないのだが今のところ音には満足だ。特に定格とか外れてるとも思えない。

安心して聴ける。

一般的には違うかもしれないが、上杉氏の設計CR型、NF型のフォノイコを製作しての感想だ。割と良いところに行っていると思う。

CR型は正しい音だと思うが元気・躍動感が無い。少し曇っている鳴り方。良く高級プリメインアンプでレコードを鳴らすとこんな感じになる。

NF型は豪華だが何か違う。聴いてるときは心地良いのだが、終わった印象が派手で位相ずれで誤魔化されてる、そんな感じ。

そこへ行くとLCRはまず全体のエネルギー量が違う。音量ではなく一音一音の実在感とでも言おうか。SNはCR型より良いしダイナミックレンジはNFより良い。

全体を二機種より凌駕してしまっている。

SEVENざま見ろだ。・・・言い過ぎた。

セブンを崇拝する人は自作できない人に多いと思う。勝手な思い込みなんだが。

こういう人にLCR型を聴かせてあげたい。それでも{SEVENが・・・」って言うんだろうな。

まあいい。

とにかくフォノイコは良いところまで来た。


コメント    この記事についてブログを書く
« LCRフォノイコ 調整30... | トップ | そろそろサブウーファー »

コメントを投稿