二段目12AU7の調整をした。
前回電圧と電流を変えて内部抵抗を計算したら、カソード抵抗を下げないと無理ということになった。
カソード抵抗を上げると真空管の内部抵抗が上がっていく。
そうなると一般的な12AU7の動作例とは離れていく。
果たしてそれが良いことなのか不安になる。
ネットでしつこく探したら出てきた。
カソード抵抗200Ω。OPTを抱かせる小出力のパワーアンプとして。
これで安心した。
カソード抵抗を470Ωから300Ωに交換する。
電圧測定をし、計算すると内部抵抗はRLそれぞれ10.3kΩ、10.6kΩとなった。パラなので半分になるからそれぞれ5kΩちょっとになり、良いところだ。
電圧も設計に近付いた。
音出し。最初交換前と全く違わないと思ったが、精神衛生的に良いと思ってた。よく聴くと高音域の解像度が上がった感じ。少し物足りないと思ってたので良かった。
インピーダンスのミスマッチのような感じも全くない。
多分これで調整は終わりになると思う。
しかし、真空管の動作点、今回はそれを合わせたことになるが、パワーといい良く鳴っている。
多分合わせなくても音は出る。でもこの調整が自作の醍醐味なんだ。
今まで読んできた雑誌・本には載ってなかった。なんでだろう?
故上杉氏はEL34PPのアンプに6.6kΩのOPTを載せていた。
こいつはこれに合せた真空管にはきつい動作になるが、そうではなく、8Ωの端子に6Ωのスピーカーを繋ぐ前提なのかもしれない。
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