analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

カネコシキ

2020-01-19 00:02:48 | アクセサリ

古いステレオ誌を整理していて、故金子英男氏の記事が出て来た。

そういえばイシノラボの店長がこの人に絡んだことが有ると連載に出してた。

懐かしい。金子氏と言えばブチルゴムだ。私も色々やった。

至る所に張り付けた。タンテシートなんかも作ったりした。ただ、この人は銅板を多用する。地方の私にはそんなもの入手できないので省いた。

音質で効果あったものは何一つない。

それでも何故かこの人のゆうことは信頼してた。

金子氏の試聴記事などは良いものはいつも抽象的な表現で褒めた。そんな音出たらなんも面白くない、オーディオ終了じゃん、てな評価だった。でも究極的にはそうなんだな、などと納得もしてた。ああそんな音が出ないで僻んでたんだ。

たった一つ、固定抵抗選択式のアッテネーター、こいつの音は良かった。

雑誌記事を参考に部品を注文して組立。カーボン抵抗なんてどんなものかわからなかった。氏ならもっと違う抵抗使っても良いと思ってた。なんでカーボンを選んだのだろう?当時はカーボンはノイズを出すともっぱらの噂だった。

抵抗値が特殊だったので、理研電具しか特注に応じてくれなかったのかも?

既に真空管アンプにのめりこんでたので、アッテネーターの後に誌に発表されたプリアンプは手が出なかった。

今でも部品が有れば作ってみたい。

ブチルゴムは使うと色々汚れるので「汚れオーディオ」と呼ばれてたらしい。汚ーディオだ。

 

前置きが長くなった。

なにかブチルで作ってみたくなった。

定評があるスピーカースタンドは重すぎるので、インシュレーターかな。

以前ガラスプレートをブチルでサンドイッチしたものを作った。これをタンテの下に噛まそう。

と思ったのだが高さが足りない。これも以前作ったブチル3重サランラップ巻き二段でも足りない。

ブチルのテフロン巻きも噛まして何とかなった。

桜材キューブから入れ替えたら音色が変わった。キューブは全体にさらっとした音色が乗るが、ブチルはさらっとしたものがとれ、音色に若干、ほんの少し乗るものがある。もしかしたら本来の音色かなとも思う。

全体に落ち着いた感じになったが、変な付帯音が無くなったのかも?

やっとブチルの効果が分かった。これならいける。ある程度の量を使わないと効果が出ないのかな?

 

インシュレーターの作り直し、ってか改造。

上から

ブチル12段重ね

ブチル三重のサランラップ巻き

ブチル2段

ブチルのサランラップ巻き

ブチル3段

銅板0.5mm

ブチル1段

銅板0.3mm

クリアーの耐震用ゲル

金子氏はインシュレーターにオイルゼリーなるものを使ってた。そんなもの手に入らないのでこれが代わりだ。

ガラス板~ブチルの4段重ね

仕上げは超強力ガムテープ

50mm×50mm×100mmの直方体。ずっしり重い。

 

製作中は山本音響工芸の黒檀スパイクとアサダ桜キューブのスパイク受けと真鍮の円柱を置いて使っている。

割と良い。

っていうか、インシュレーターの違いをあまり出さないんだこのシステム。

 

夜遅くなってしまったのであまり音量上げれないが、タイトな音になった。

押さえつけられたような感じか?と、そうでも無い。余計なものが取れた感じ。落ち着いた音だ。

バイオリンがサーっとしてない。きゅ、きゅ、と言う感じが出る。

もうしばらく様子見よう。


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