analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

TA‐F555ESXⅡ修理に挑戦31 分割してみる~残念

2020-10-08 12:08:47 | TA‐F555ESXⅡ

各段を分割してオフセットを測ってみようと思い、まず実験的に壊れても大丈夫なようにEQ基板の電圧入口のヒューズ抵抗を外してみたが、オフセットのふらつきは変わらない。

次に本命のA‐Class段基板をB‐Class段基板と分離してみた。

オフセットは落ち着いている。バイアスは出ない。

念のためRchも測ってみたが、こちらも落ち着いている。

これよりA‐Class段基板のLchが原因と考えた。

B‐Class段基板に問題無くてほっとしている。

ただ、A‐Class段基板との分離で電圧掛けたことが良かったのかどうか、少し自信が無い。それにB‐Class段基板のコンデンサーには電荷が残ってしまい、放電しなくてはならなくなった。ちと怪しい。

 

 

 

これでA‐Class段基板をもう一度剥がし、今度は手を付けてないダイオードを外してみた。三連と二連の普通のダイオード、ツェナーダイオード二か所をRchとLchで入替えてみた。

  

  

これで解決してくれ、と思ったが、これでは無かった。むしろバイアスが不安定になってしまった。

ダイオードが一本頭が少し割れてしまったが、が大丈夫なようだ。

 

 

 

 

気を取り直して、残りの片チャン2本のダイオードを左右入替えたが、また変わらない。

このダイオード、10EN8Cだと思ってテスターでチェックしたが、抵抗値がそれぞれ二種類あった。

やべえ、と思ってみたら、10EN8Cと10EN8Bという二種類だった。

ネットで調べたがなんと出てこない。正体不明のダイオード。

画像を拡大して、トランジスタ側が”B”の方だった。

これでオフセットを見たが、これでも変わらなかった。

 

 

あとは抵抗だが、いくつか見てみたが、全く問題ない。大丈夫だと思う。

あとはメインボリュームの左右入換え、ヘッドフォン基板の修理。この辺か。

 

20201006


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