analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

こ、コンデンサーが・・・

2019-09-25 00:05:08 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

パワーアンプのRchからカチカチ、という音がする件、コンデンサーが破裂・発火した。

焦った。アンプは電源入れっぱなしにして出かけられないな、そう思った。

カチカチ音する時に、真空管に耳を近づけたが違う。トランス類も触れたがこれも違う。電源スイッチ(サーキットブレーカー)の端子に半田ごての熱を当てすぎたから端子が動いた。多分固定するプラスチックが熔けた。この所為かと思ったが、音がしたとき触ってみたが反応なし。

あーなんだろ。アンプをひっくり返したり、横にしたとき音が小さくなる。横で2時間ほど鳴らしたが大丈夫だった。電圧を測り、コンデンサーの極性を確認したが問題無い。

もう一度鳴らそう。

カチカチ音が増えてきた。と、パンッと破裂音がした。入力トランスの下から煙が出てきた。と、トランスか?

段々煙が増えてきたのでひっくり返した。

RIFAのコンデンサーの中身が燃えていた。キャップは外れていた。

写真写真、と思ったが、隣のアンプが燃えてしまう。水掛けて消火。

極性逆で過電流、燃えるってなんだ?ネットで調べたら、電極の短絡、過電圧、というのが有った。コンデンサー潰した(機械的に、外力で潰れて電極タッチ?)かな?と思ったが、耐圧が400Vだったのを思い出した。この位置では420Vほど掛かってしまう。

ここはUNICONの500V47μFに変更する。

このアンプはちょっと電圧が高い。音質が良くても、やはりまずいな。ドロップ抵抗を取り付けよう。整流管を5U4Gにするという手も有るが、これは奥の手。手持ちの5U4GBで何とかしたい。全体に電圧が下がったが、もう少し下げたいところだ。だがこれ以上下げるには120Ω位になると思うのだが、そのような抵抗は今は無い。まあ、このままいく。プレート電圧は423Vから410Vになったのだ。

一緒にコンデンサ破裂・発火により、アンプ内部が汚れてしまったので初段のチョークと入力トランス、入力端子を外して内部を掃除した。

合わせてLchの初段カソード抵抗を2Wから5Wに交換し、ドロップ抵抗を51kΩから68kΩに交換。アンプを横にしてハンダ盛り直し

これでアンプ完成。

 

初段のカソード抵抗を2Wから5Wの物へ。ドロップ抵抗を取り付け電解コンデンサーをRIFAのものからUNICONの物へ。

これで一応パワーアンプは完成。


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