LCRフォノが調子悪かったとき、海神店主の言葉を思い出した。この抵抗が良いと。VISHAY VSR。
以来気になってHPを調べた。どこも絶賛だった。ただ、価格が高い。と言ってもオイルコンデンサがあの値段なら良いじゃない?いやいや、使うか所数が全然違う。でもすべてオイルコンではなく電解とかも使うでしょ?うーん。抵抗とコンデンサは別次元で考えてしまう。
何やらNASAに収めてる抵抗らしい。まあ、誤動作、他の部分への影響(ノイズを発するとか)を考慮してこんな物を作ったのかと想像する。そして今使ってる昇圧トランスSTAGE202には201を使ってるとか。よく解からなかったがVISHAYのもっと高価な抵抗らしい。へえー。このトランスの製作者がオーディオクラフトに居たとき、PE6000signetureとかいうフォノイコを発売した。これはVISHAYの抵抗を「ツルの一声」で採用したとか。当時でも馬鹿高い値付けだったが、買う人が居たのだろうか?確か中古で出てもあっという間にはけた記憶が有る。
それではと一番影響のあるところはどこか?信号が通るところ、で、LCRフォノイコの入力抵抗に使いたかったが、入力抵抗は今まで交換しても音が変わった記憶がない。そこでパワーアンプの入力抵抗にすることにした。ここはDALEのRS-2Bを使っていて、直接信号が通る所に620Ωを指定してる。アース側には10kΩ。いずれも入力トランスの入りと出に接続する。
直接つないだが、足の長さがぎりぎりだった。
音出しした。残念ながら皆が言ってるほど効果は無かった。音量が上がった気がするが、これはもしかして600Ωを680Ωにしたからも知れない。そして全体に明るめになった。良いところは解像度。今までもやもやに鳴ってたのがよく解かった。コーラス、バックの楽器が分離する。浮き上がる訳ではない。浮き上がるのはDALEの方が良いと思う。解像度が上がったためか、低音の音階が少しわかるようになった。そして量感も出てきたと思う。ただ、高音は若干強めで繊細感は後退・パチパチと聴こえるため、全体のバランスは高域寄りになる。その為か、DALEで感じた肉感がほんの少し後退する。
悩ましい抵抗だ。私だったらDALEを取るか。解像度を取るため、適材適所:カソード抵抗に使ってみるとか。思ったのだが、VISHAYの抵抗を評価してたのはトランジスタアンプが多かった気がする。
あとはエージングに期待して、もう少し鳴らしてからまた評価しよう。
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