プリの出力トランスの負荷抵抗を換えたのだったら、パワーも替えないと。
ということで、パワーアンプの入力トランスの抵抗も調整しようと思う。
こちらは直列に600Ωを入れて有る。これは負荷抵抗らしい。
そして、「視聴室のアンプも繋げられるように」10kΩの抵抗がパラってある。「これでVRが利くようになった」とのこと。これはラジ技誌の設計者の弁である。
600Ω伝送なら10kΩ要らなくね?ってことで外してみた。
ここで一つ疑問。CfD-7.1の出力トランスは二次側に360Ωをパラに接続してある。
MfD-3.1は一次側にパラってあった10kΩを外してしまったので無くなった。もっとも600Ω抵抗を挟んでだったが。
こいつの意味が分からない。ターミネート抵抗かとも思うのだが、プリの設計の那須氏は負荷抵抗であまり大きくしない方が良い、とか、51Ωに関しては安全のため、とか言っている。最後にそんなに気にするほどでもないとも言っているが、実際いろいろ測定してもそんなに際立ってデータが変わる物でも無かった。
早速音出し。
まず、音量が、また小さくなった感じ。それでもCfD-8の頃のようなつまみを半周回すほどではない。せいぜい1/4回転。まあ、だ い お ん り ょ う、ではない。なんか音量上げると、プリがパワーに電力喰われ過ぎで気絶しそうで怖い。
そして低音の量感が少なくなった。それでもこれでフラット、って感じだ。バランス的には良い感じかも。
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二時間ほど鳴らしている。
段々慣れてきた感じだ。色々弄ってきてどれが正解か分からなくなってきたが、今の音を無調整で最初に聴かされたら、「相性ばっちり」と判断してたと思う。
コーラスが前に出てきた。後ろで歌ってたのが、メインボーカルの横に来た感じ。ただ、エフェクト掛けたのか、位相ずれっぽいのが有る。横に広がって良いのだが。コーラスだけなので、なんかそこだけ「異質」な感じがするのだ。そして全体に音が厚くなった。そうなると今までは、薄っぺらいと言う感じになるな。悪くは無かったのだけれども。
後は、音場。高音が真正面から聴こえる。これは頭の上から降ってきてほしい。それから中央凝集型。もう少しほぐれてくれないかな。そいつはTAP-2のミューラード型の音場なので、今が正確な音場かもしれないのだが、あちらの方が心地良い。も一個、左からハムが聴こえるように成った。今回はプリもパワーもノイズ対策はほとんどしてないので後でやってみよう。気にするほどではないので。
フォノを何とかしたい。