差動増幅のプリにしてゲインが少し小さくなった。
なのでフォノイコで少しゲインを稼げないか?
段間のトランスの手前の12AU7に、カソードパスコンをつけてみようか。
過去記事を見直したら力のない音になった、っとあった。
そうだっけ?
パスコンを付けるのは簡単だ。
力のない感じになった。
U7の電流が15.6mAで内部抵抗が約5kΩとなるはずだ。
前のMJ誌を見直したら段間トランスの二次側から見たインピーダンスは
パスコン無しで1.45kΩ
パスコン有りで550Ω
とあった。
パスコン有りで550ΩということはU7の内部抵抗は5kΩ程か。
・・・いやいや、
力がないというのはこの真空管のrp5kΩと負荷のトランス一次側5kΩが合ってないのか?と思い、RIAA回路の後ろについてる600Ωの抵抗に300Ωを抱かせて200Ω(1/3)とした。
これでマッチングが取れるはず・・・
早速鳴らしてみた。
前の力が無い音よりは良くなったと思う。
けど、これって電流帰還あり(パスコン無し)の時と同じ音じゃねえか?
そんな感じだ。
ただ、もう一息の気のようなもする
これで音量(ゲイン)が上がれば良いのだが、それも感じられない。
ゲインと周波数特性測らないとだめなのかな?
あとは気になっていることを一つ。
段間トランスの二次側にはRIAA回路と600Ωの抵抗が付いていて、これこの抵抗が二次側の負荷を決めているのだと思う。
ならばRIAA回路のインピーダンスはどのくらい?
600Ωの抵抗に影響を与えないなら高抵抗?いやいやRIAAのインピーダンスは低いはずだ。パラでないならシリーズ?
そうか、数Ωだったら影響ないか。
RIAAが数Ωってあんのか?
電流帰還なしで段間トランスの二次側が1.45kΩということは、一次側12kΩのはず。
電流帰還ありで550Ωなら一次側は4.5kΩだ。
現状では負荷が1.7kΩ程。
どう見ても過負荷だが、音はこちらのほうが良いっぽい。
計算上は二次側抵抗600Ωにパラうのは300Ω(合成抵抗200Ω)ではなく600Ω(合成抵抗545Ω)位でいいのか?なんて思う。
この辺は実際に電圧を測ってインピーダンスを見てからかな、なんて思う。
20230101