3百Bシングルアンプで鳴らすロクハンは、メインスピーカーでは出ない中音の純粋さがある。
ああ、DS‐3000でもこの中音が出たらなぁー。
三日ほど鳴らしたかな。どうしてもロクハンの箱を大きくしたら、とか、アンプの初段を310Aに換えたら、とか考えてしまう。
ようはもっと低域を充実させたいのだ。
妄想してても始まらないんだけど。
② ミューラード型PP・ULパワーとPR‐300プリ
③ ミューラード型PP・ULパワーのみ
④ TA‐FA7ES
と鳴らしてみた。
② パワーをミューラード型PP・ULに換えてみたら、全体に豊かな音になった。
③ プリを外してみたら、良く鳴っているが何かつまらない。
④ トランジスタにしたらさらにつまらない。ただ、分析的に聴くには良いと思う。
結果、三極管アンプは低音が無いが これで無くては という音がする。
余計な音がしない、純粋な音「音楽」のみ鳴っている。ある意味究極?
ここで、TA‐F555ESXⅡを使ってみた。
多分これがロクハンを一番鳴らしている。
バランス的にはミューラード型パワーをプリなしで鳴らした場合に似ている。ただ、あちらはふわっとしてこちらは筋肉質だ。
高音が伸びてないのは変わらないが、あまり気にならない。
こうなるとFA7ESは何かおかしい。
遠くで小ぢんまり鳴っている。インピーダンスが合って無いような感じ。
ベースモデルのFA5ESのダンピングファクターは100らしいが、多分FA7ESも同じだろう。
ただ、スピーカーのマッチングインピーダンスがどこにも出てなく16Ωが使えるかどうかが今のところ不明だ。
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けれどやっぱり三極管アンプで鳴らしてやりたい。
DS‐3000では出ない世界が有る。
やっぱり組み直すか。ゆっくり考えよう。
20201103