今週末は内科の当番になっている。金曜日の当直は外部の病院の先生で、救急要請を何でも受ける方だが、入院はなかった。
土日は大学病院外科の先生が丸2日間、一人で日当直に入っていた(高いパソコンが買えるくらい稼いで帰る)。土曜日の夜間に66歳女性が発熱と倦怠感で受診した。
水曜日から後頚部痛があり、首がまわらなくなったそうだ。症状が続くので、金曜日に高コレステロール血症で通院している内科クリニックを受診した。内容はわかなないが肩に筋注されて、セレコキシブ内服が処方された。
治療の効果か、土曜日には後頚部痛は軽快していた。金曜日から軽度の嘔気と倦怠感があったが、土曜日に倦怠感が強くなり、微熱(37.2~37.8℃)もあった。
当院救急外来に連絡して受診した時には38℃以上の高熱になっていた。悪寒・戦慄は感じなかったようだ。白血球12000・CRP17.1と炎症反応の上昇を認めた。脂肪肝と思われる軽度肝機能障害もあった。肺炎、尿路感染症は否定的だった(胆道感染でもない)。
検査結果が出たところで、連絡がきた。発熱原不明で、トロポニンIを測定したところ460と高値なのが気になる、という。心不全症状はなく、心電図は洞性頻脈だけだが、Ⅱ誘導でSTがわずかに上昇して見える。
心疾患が気になる、と言われても当院には循環器科はない。地域の基幹病院に紹介して診てもらって、現時点で問題なければ当院で入院治療はどうでしょうかと伝えた。入院の時は血液培養2セットと尿培養を提出して、セフトリアキソンで開始を勧めた。
基幹病院では外来で診てくれて、結論としては何らかの感染症に伴う二次的なものとされた。患者さんは当院に戻って入院となった。
今日は病院に来て患者さんを診察したが、やはり感染源は不明だった。頸部~腹部CTで確認しても、肺炎・尿路系の異常・胆道系の異常はなく、頸部に石灰化の所見もなかった(頸椎偽痛風・石灰化頸長筋腱炎)。
首は前後・左右に動かしても疼痛はなかった。当直医は単なる寝違えとしていたが、そうなのか。培養結果を待って経過をみるsかないようだ。