東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

美味しい桃を収穫するため、摘果して袋掛け

2018年05月28日 | 樹木,果樹

 今年も桃の袋掛けの季節がやってきました。本当は2週間ほど前に袋掛けをしたかったのですが、毎日が忙しかったためすっかり遅れてしまいました。去年と比べて害虫が出なかったためか、今年はたくさんの桃が成りました。

           脚立に登って、摘果しながら桃に袋がけ


 6月中旬になると、カブトムシ、カナブン、ハチなどの虫が桃の甘い汁を吸いにやって来ます。虫によっては桃の中に潜り込みます。そうなると桃として価値が無くなります。桃農家にとって袋掛けは欠かせない作業のため、1年で1番忙しい季節ではないかと思います。

     桃を隙間なく袋で覆う        袋がけしたたくさんの桃
 

 桃は一つの枝に一つの桃が成るよう摘果します。たくさん収穫しようとして、摘果しないでいるとどの実も小さいままで終わってしまうのです。摘果後、枝に残した桃を袋で覆い口を縛ります。ビワも摘果すると、大きな実を収穫することができます。なお、梅やスモモなどのような小粒の実は摘果する必要はありません。

多すぎる実、一つを残す  摘果して落とした実の数々  枝に残した一つの実
  

 冬に枝を剪定したためか、今年はやたら多く実が成りました。そのため、ほとんどの実を摘果して落としました。それでも20個位の桃を収穫できると思います。今年も美味しい桃が収穫できる見込みです。

            袋掛けが終わった桃の木、来月収穫見込み

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