東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

伊勢,熊野古道,高野山,明日香の史跡を楽しく散策 (10/18)3日目

2018年05月20日 | 歴史探訪他ウォーキング

 発心門王子を出て30分位でしょうか、舗装道路や村人の生活道路を道なりに歩いていると水呑王子に到着しました。水呑の言葉どおり、水がちょろちょろ出ている井戸のようなものがありました。そして、水が飲めるように大小のひしゃくが伏せて置いてありました。その昔、熊野古道を歩いていた人々は、ここで水を飲んで疲れた体を休めたのでしょう。

            水呑王子、のどを潤す水とお地蔵様


 ところで、この水呑王子で道を間違えてしまいました。と言うのは、この水呑王子からの正しい道は直進しないで左折するのです。直進方向には太い道が続いています。つい太い道の方向に進んでしまいがちです。誰もが間違えるようで、直進していると間違い注意の看板がありました。この看板を見て道を間違えていることに気が付きました。

  水呑王子からの森     開けた菊水集落      遠くに熊野の山々     
  

 水呑王子を過ぎて森の入口に「蘇生の森 熊野古道」の石碑が建っていました。この森の道をしばらく歩いていくと、開けた菊水地区に到着しました。ここからは、村人が使う生活道を進みました。道が開けているため遠くに熊野の山々が見えました。道横に並ぶお堂などを横目で見ながら古道を進みました。

  もうすぐ伏拝王子    伏拝王子でしばし休憩   眼下に見える熊野川
  

 菊水地区の小道を歩いていると伏拝王子に着きました。ここには茶屋があり、飲み物などを購入できます。欧米から来た女子会の方々が、茶屋のテーブルや椅子に座って歓談していました。我々は隅に座って休憩しました。その昔、京都を出発して山々を歩き通して12日目にこの地区にやっと着いたとのこと。「伏拝」の由来は、目的地の熊野本宮大社がこの地で見えて、感激のあまり思わず伏せて拝んでしまうからとのことです。

   古道を外れ展望台に寄り道     小さく見える熊野本宮大社の大鳥居
 

 伏拝王子の向かい側の丘上に、「皇太子殿下行啓の地」の碑が建っていました。ここは熊野の山々を見渡すことができる景勝地です。伏拝王子での休憩が終わると、深い森の山道に入りました。途中、三軒茶屋跡や道を外れた高台にある展望台に寄りました。展望台からは熊野本宮大社の大鳥居が小さく見えました。

      今回歩いた熊野古道(発心門王子~熊野本宮大社)のルート

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