東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

日差しの中、藍の葉を収穫(藍染め用に)

2023年09月16日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 6~7月に苗を植えた藍の葉を収穫しました。毎年の今頃に葉を収穫していますが、猛暑の時期のため汗だくで大変です。収穫直前の作業として、藍の葉を乾燥するためのシートを広げておきます。
 藍の葉を千切り取ると、すぐに日差しにあてて乾燥します。早く乾くように、時々箒ではくようにして葉の裏表を切り替えしします。完成した乾燥葉は黒っぽい色をしています。藍の乾燥葉があると、一年中藍染めすることができるため重宝します。

     日光乾燥中の藍の葉、早く乾くように箒で葉の裏表を返す


 藍の葉を日光で乾燥すると、水分が蒸発してだんだん軽くなります。すると、風で飛んでしまうことがあります。それを防ぐため、中心部を囲むようにシートの周りを壁状に立てます。さらに、シートの四隅にレンガを置きます。
 シートの準備が整うと藍の葉を千切りながらほぼろに集めます。ある程度集まるとシートに移して日光乾燥します。なお、途中sさんに収穫を手伝っていただきました。ありがとうございました。

日射乾燥用ブルーシート   藍の葉をこさぎ取る   藍畑に陣取り葉を収穫
  

 シートに葉を移すと、すべての葉に日光が当たるように広げます。そして、藍の葉の乾燥具合を見ながら時々箒で葉を裏返しします。普通の草の葉は乾燥すると茶色になりますが、藍の葉は黒っぽくなります。藍の染色成分が葉に残るからではないかと思います。すべての葉が乾燥して黒くなると、箱に入れて保管します。
 これで、冬を含む一年中藍染めができるようになりました。ちなみに、この10月に小学校でこの乾燥葉を使った藍染め体験をしてもらおうと思っています。

    ほぼろに集めた藍の生葉        完成した藍の乾燥葉
 

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