東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

麦の中耕、サンショウウオ

2001年03月24日 | 田舎暮らし

 今日も一日、春らしい暖かい天気でした。田畑や野原では、いろいろな花が咲き始めました。午前中は、種を蒔いた苗床の鉢に水をやったり、麦間の除草を兼ねた中耕をしました。麦畑の土は連日の晴れで乾燥していたため、ロータリーを回すと細かい土が煙のように舞い上がります。

                麦間の除草と土寄せも兼ねた中耕作業


 麦畑の半分を中耕除草しました。この中耕除草が有効のようであれば、来週か再来週に残りの畝をしてみようと思っています。

                      中耕作業が完了した麦畑


 午後は、足りなくなった熊手作りをしました。倒れた青竹を山からひらってきて、それを加工しました。ためしに一つ作ってみましたが、素人が作ったため丈夫だけがとりえの無骨な熊手です。明日か来週、もう少し工夫してみようと思います。
 四時頃、最奥部の田んぼに行ってみました。帰り際、田んぼに産卵されたサンショウウオの卵を観察しました。尾、おなか、頭の形がはっきりしています。あと1,2週間ていどで泳ぎ出すではないかと思います。

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野菜の苗作り,サンショウウオ

2001年03月20日 | 田舎暮らし
 今日は、サツマイモの伏せこみや赤ジャガイモの植付けをしました。また、ピーマン,トマト,ナス,キュウリ,メロン,まくわうりなどの野菜の苗作りなどをしました。。
 農作業の合間に、サンショウウオやカエルの産卵状況を見るために田んぼに行ってみました。土砂が迫っている最奥部の田んぼ周辺はまだのようでした。カワニナはいました。休耕田ではスゲやスミレの花が咲いていました。スゲの花は、さわると花粉が風にのってふわっと飛び散ります。そして、サンショウウオの卵を観察してきました。

           水溜りに産卵されたトウキョウサンショウウオの卵


 低い土手が少し崩れて、二個ある卵のうち一つが埋まりそうでしたので、手でつまんで移動させました。

          卵を手に持って太陽に透かすと、卵の粒がよく見えます
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サツマイモの伏せこみ

2001年03月18日 | 田舎暮らし
 朝は肌寒い朝でしたが、午後はぐんぐん気温が上がって半そでがいいくらいの良い天気に恵まれました。その暖かい日差しを浴びて、サツマイモの伏せこみをしました。今日全てのサツマイモは伏せこみできませんでしたが、火曜日までには終わらせる予定です。最初、貯蔵したサツマイモを芋穴から取り出しましたが、半分ほどの芋が腐ってしました。

                江戸時代に作られたらしい古い芋穴


            芋穴から取り出した貯蔵芋の選別


 貯蔵用のサツマイモは収穫方法からして違うのですが、普通の芋掘りのように掘ってしまい貯蔵したのが区腐った主な原因です。芋穴から出したイモを選別して温熱消毒しました。お湯を47度から48度をキープするのは、なかなか難しいです。

             47度から48度のお湯でサツマイモを温熱消毒


 サツマイモの貯蔵、踏込み温床、そして温熱消毒や伏せこみ、文章にはならない微妙な技術があります。しっかり体に覚えようと思います。

             温熱消毒したサツマイモをムシロに並べて乾す


      先日作った踏み込み温床に今回温熱消毒したサツマイモを伏せこむ。芽が出やすいようにやや芋の根側を下にして、芋の背中が少し出るようにして伏せこむ。周りには籾を敷く。

            伏せこんだサツマイモ、中心の赤い棒は温度計
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里山シンポジウムに参加して

2001年03月17日 | 田舎暮らし
 里山シンポジウムをお手伝いしました。私にとって、このようなシンポジウムは8月にあった国際雑穀シンポジウム以来半年ぶりでした。この雑穀シンポジウムのテーマの一つが、ビーフ中心の食生活ではなく、日本の伝統的な雑穀文化や和食文化を見直そうと言う運動でした。その中での指摘に、日本人がビーフを大量に食べるため、牛のえさを大量に作っている他国の耕地が荒廃しているそうです。また、エビの大量消費が他国の海岸線を荒廃させているとのこと。日本のデニムブームによって、中国で山羊を飼う人が増え、それが砂漠化の原因になっているとか。生活の豊かさと自然の荒廃、どれも共通なものがあるように感じます。
 今回のシンポジウムでも提起されていたと思いますが、豊かな生活の結果、そのしわ寄せとして残土などの廃棄物が行くあてもなく捨てられている現状。行政や業者だけが悪いのではなく、一人一人が深く考える必要があると思います。

                里山シンポジウムの受付


 全体として、今回の里山シンポジウムは、地域の今に密着したとても身近な問題提起であり、とても興味深く手伝い聴講させていただきました。やはり、地元の農家・行政・地域方々の連携と粘り強い運動が大切だと感じました。
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春の田んぼ、踏み込み温床

2001年03月13日 | 田舎暮らし
 ボーイスカウトの行事が延期になったため、午前8時頃にクレソン田から沢伝いに上流に向けて歩いて見ました。早春の田んぼはとても美しいです。ため池周辺の田んぼは、時代劇の撮影に使われたことがあるとのこと。納得できるような風景です。

                  昔ながらの美しい里山の田んぼ


 しかし、去年開田した田んぼの上の土砂には唖然としました。驚いたというよりも恐怖心がおきるような光景でした。そして、悲しさと怒りが交互に込みあげてきました。頂上よりも高く積み上げられた土砂の山は、砂防対策も植生対策もされていません。
 直下の田んぼは、この梅雨・台風シーズンは希望が持てません。地すべりが発生すれば人命さえ危険だと思います。モトクロス場の直下は土砂を免れているようです。 そのまま平山小学校の裏や薬科大学付近をやぶこぎしてため池に戻りました。

               片側に笹の群落が生える田んぼ


 午後は、戦前の物でしょうか骨董に近い古いエンジンをもらいに相模原に行き、ついでに当地の田んぼを見学しました。エンジンは、秋までには修理してお披露目しようと思います。このエンジンを使って子供達に脱穀体験をさせようと思います。すさまじい音が出そうです。
 ところで、土曜日は里山シンポジウムの手伝いにでるため、農作業は実質的にできません。サツマイモの伏せこみは日曜日になります。しかしながら・・・・土曜日からの踏込み温床の温度が、20.3度、20.6度、23.6度、25.5度。
 どうしたのでしょう?温度が上がりません・・・・困りました。農作業は、工業製品のようにはスケジュールどおりには進みません。天候を見ながら、状況を見ながら、臨機応変に気長に進めるしかないと思います。
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ジャガイモの植付け

2001年03月10日 | 田舎暮らし
 今日は、サツマイモの伏せこみをする予定でしたが、踏込み温床の温度が上がらなかったため、急遽ジャガイモの植付けに切り替えました。踏込み温床ですが、早朝に落ち葉と厩肥を混ぜて増量して明日からの温度上昇を見守ることになりました。
 今度は、ちゃんとしたデジタル温度計を深さ20cmにセットしました。数字で読めるため一目で温度を読むことができます。今日からまた温度を測定しようと思います。本日16:00に20.3度でした。

 ところで、ジャガイモの植付けですが、午前中に種芋を、芽が2,3個になるように切る一方トラクタで耕運した後に管理機で畝をきりました。

             ジャガイモを等分に包丁でカットして灰をまぶす


 昼食後は、切り口に灰をまぶした種芋を植えました。畝は合計7本で、北側から、メークイン2畝、男爵とメークインの混合2畝、そして残り3畝は男爵です。

             種ジャガイモを置きながら、その間に肥料をまく


 小春日和のすがすがしい風の中でのジャガイモの種芋の植え付け作業でした。収穫が楽しみです。

              ジャガイモの植え付けに参加した方々

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踏み込み温床の温度

2001年03月08日 | 田舎暮らし
 先週の土曜日に落葉と厩肥を混ぜて作った踏込み温床の温度を継続して計っています。日付 温度  計測時 測定場所:表面から5cmの深さ。3/5 17.6  14:30,3/6 17.0 14:00,3/5 19.7 21:00 本来もっと温度上昇するはずだが。3/6 24.0 21:00,3/7 26.7 20:00,3/8 ? 21:00 温度計紛失 ビニール袋に入れてたのでゴミと勘違いか?
 以上で分かるとおり、所定の温度に達していません。最低でも40度は出て欲しいところです。このままでは土曜日のサツマイモの伏せこみが危うい状況です。このため土曜日は、苗作り、ジャガイモの浴光催芽、などの作業に変更になるかも知れません。

              ビニールで覆った踏み込み温床、温度測定中


 ところで、温度が上がらないのは、放線菌などの菌の繁殖が弱いことが原因ですが、その理由は(1)炭素率:落葉に対して窒素(厩肥)の量が適正でない?(2)水分:水分が適正でない?。(3)空気:足で踏んだので空気が押し出されて酸素不足に?が考えられますので、土曜日再度チャレンジしてみようと思います。
 (1)(2)に対しては、尿素か石灰窒素を水に溶かして少し混ぜてみる。(3)に対しては切り崩してみて一度切り返してみる。
 ただし、奥に手を突っ込んでみると発熱は確かなので、もしかしていけるかも知れません。最深部は40度には達しているような気がします。土曜日の状態で決まると思います。自然は一筋縄でいきません。これもいい勉強だと思っています。
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踏み込み温床作り

2001年03月03日 | 田舎暮らし
 朝の10時から踏込み温床を作りました。先週採集した落ち葉と厩肥を混ぜましたが、運動不足の体にはなかなかハードな作業でした。去年はやや水分を多く含んでしまったため、最初温度が思うように上がりませんでした。このため、今年はやや水分を少なめにしてみました。どのくらい温度が上がるか調査するため、デジタル温度計を温床の中に埋め込んでおきました。

              落ち葉,牛糞,水を加えて混ぜる


 来週はサツマイモの伏せこみをします。芋穴に保存したサツマイモが腐っていないか心配です。全てのサツマイモを48度のお湯に40分浸す作業は、48度の温度をキープすることが最大のポイントです。火が強すぎるとすぐに温度が50度に上がりますし、火が弱くなるとすぐに温度が45度に下がります。火と温度計のにらめっこです。でも、今日のようなハードな作業ではないためのんびり世間話をしながら作業します。全部のサツマイモを温熱消毒すると、見事な色になったサツマイモを温床に寝かす予定です。

          温床を落ち葉で埋めつくしましたが、はぁ疲れました。
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